ゴルフは1ラウンドすると結構な距離を歩きます。
フラットなところもありますが、勾配がある丘陵コースだかなり辛いです。
乗用カートを上手く使えれば大分歩く距離は短くなりますね。
しっかりと歩幅を守って歩けると歩測の感覚も養えます。
そこで今回はゴルフ一日で歩く距離からお話しを広げていきたいと思います。
健康に良いと言われる一日に歩く距離は?
健康に良いと言われるには「一日1万歩」と言われています。
それを距離にすると約7.5kmです。
1万歩で300kcal消費すると言われています。
日本人が1日に取るカロリーは平均2,200kcalです。
そして生命維持に必要なカロリーは人によって違いますが、だいたい1,300~1,500kcalといわれています。
歩いたり、動くことによって600~800kcal消費されますが、多くの日本人の場合1日100 ~300kcal余ってしまうそうです。
そこを補うために1日1万歩=300kcal消費というのが健康に良いといわれる1日に歩く距離と言われているのです。
平均的な数字て言うと、30分で100kcalです。
故に100kcalを消費するのに、大人で3,000歩・30分が目安となります。
9,000歩で300kcalということになりますね。
それとプラスアルファする意味での1万歩でしょう。
7.5kmというと丁度1回のラウンドくらいの距離ですね。
ゴルフで一日歩くと距離や歩数はどれくらいになる?
日本のゴルフコースの平均距離は約6,200ヤードです。
しかしこれは真っ直ぐ歩いた場合の距離になります。
ですので、これにあちこちと行ったりきたりするアベレージゴルファーであれば、一日1ラウンドでおよそ10kmくらいは歩くでしょう。
歩数にすると1ラウンドで約30,000歩は歩きます。
もちろんこれはコースや腕前によって前後します。
ゴルフ場に行けば、健康に良いと言われる距離を簡単にクリアします。
また芝がクッションになって膝への負担も軽減します。
なによりも大好きなゴルフをしながら、なおかつ健康にもなれるなんて最高ですよね。
また健康のためにと思わずに、ゴルフのためにと日頃から歩くこともオススメします。
日頃から歩いていれば、ラウンドで歩くことが負担になりません。
せっかくの楽しいゴルフなのに、歩くことが負担になってスイングなどに影響してしまってはとても残念です。
『ゴルフで歩く→健康に良い→日頃から歩く→ゴルフを更に楽しめる』という良い循環ができます!
乗用カートを使うと一日の歩く距離はそんなに変わるの?
乗用カートを使うと、一日の歩く距離は半分くらいになります。
アベレージゴルフファーで約5kmくらいでしょう。
歩数にして14,000歩くらいです。
健康に良いと言われる歩数は軽くクリアはします。
しかしこれもラウンドの仕方によって前後します。
ラウンドのマナー通り、使用クラブ3本くらいを持って移動すれば、5~6kmは確実に歩くでしょう。
でも、カートが迎えに来るのを待つようなラウンドの仕方(スロープレーに繋がります)をしていたら5kmも歩かないかもしれません。
またリモコン式のカートであると、歩く量は増えます。
リモコン式であれば、歩きだけのラウンドとあまり差がないくらい歩くことになるでしょう。
歩いてのラウンドは気持ちも良いですし、健康にも良いのでおすすめですが、前後の組に迷惑の掛からないように気をつけてラウンドするようにしましょう。
あなたにとって良いことでもスロープレーに繋がってしまって、他の人の迷惑になっては何の意味もありません!
ゴルフでは距離の歩測が出来るとメリットがいっぱい!
一日歩いてラウンドすることにはもう1つ良いことがあります。
「歩測」ができることです。
距離の歩測ができるとたくさんのメリットがあります。
実はキャディーさんはいろいろに気を使いながら歩く中で、更に歩測までしているのです。
100ヤード以内の歩測はかなり重要になってきます。
100ヤードのヤード表示から歩測してその分のヤードを引いてピンまでの距離を出す。
そうするだけで、不安なくピンを狙うことができます。
距離に自信がないと。打つ瞬間に緩んだり、インパクトが強くなったりします。
しかし距離に自信があると迷いなく振れるので方向性が合えばきちんとグリーンにのせることができるでしょう。
また、グリーン上での歩測も大事です。
練習の際に1歩~10歩の距離感をしっかりと身につけておけば、グリーン上で歩測してその距離をパッティングすればいいのです。
もちろん傾斜等も関係しますが、ショートやオーバーでも大きく外すことはないでしょう。
日頃から1ヤード幅で歩く練習をして歩測できるようにしておくとラウンド中に歩測の活躍の場はたくさんあります!
疲れにくい歩く姿勢とは
ラウンドで一日歩くのでも、日常のウォーキングで歩くのでも疲れにくい歩き方というのがあります。
頭の上を引っ張られているような感覚で、背中を伸ばして、重心は足の踵の少し前にしておく。
そうすると体重移動がしやすく、疲れにくくなります。
つま先で地面を蹴るように弾みを付けると次の一歩のアシストになります。
踵から着地して、重心が親指の方に移動するように意識しましょう。
腕の動きも大事です。
腕振りは振ることで重心のバランスを保つので意識して振るようにしましょう。
あまり大きく振る必要はありません。
歩幅もまた重要です。
背筋を伸ばして直立し、片足を一歩引きます。
その時に膝を曲げずにつま先が付くように接地したところが、最適な歩幅になります。
しかし、歩測する場合にはどうしても歩幅を大きくしないといけないので、歩測するとき以外はこの歩幅にするようにしましょう。
また上り坂の場合はいつもより少し膝をあげるように、下り坂は歩幅をやや狭めることで安定して疲れずに歩くことができます。
工夫して歩くことで長時間長い距離を歩くことが苦痛にならないので、なんとなく歩くのではなく疲れない歩き方を意識しましょう!
日常生活でも距離を歩測する練習をするのがベター
プロゴルファーの歩測はほぼ完璧です。
幼いころから歩いては打って、打っては歩くを繰り返して完璧な歩測ができるようにしています。
まずは自分の1歩が1ヤードになる練習からしましょう。
1ヤードの1歩を覚えると歩測がかなり楽になります。
普通に歩くときに1ヤード幅で歩いているとちょっと変な歩き方になってしまうので、家で歩くときなどに挑戦してみましょう。
廊下や部屋に1ヤード幅をテープなどで作って、日常的に歩測する癖をつけるようにするといいですね。
キッチンは○ヤード、トイレまでは○ヤードなど日頃使うところを細かくヤードで考えるようにし、歩測しながら歩くようにすると良いでしょう。
日常生活で一日に数回でも距離を歩測する練習をしておくと、ラウンド中なども無意識に歩測するようになります。
また、意識する中での歩測でも日頃から練習しておけば、より正確な距離を出せるようになります。
距離を知るとショットに迷いがなくなるので、安定したショットに繋がってきます!
一歩一歩を大事にすれば1球1球が確実になる!
最近は歩いてラウンドをするゴルフ場もだいぶ減りました。
しかし歩いてラウンドすることで距離測定器を使わずとも、歩測で距離を測ることができます。
健康的なことはもちろんですが、歩いてのラウンドだからこそのメリットはたくさんあります。
もちろん乗用カートを使ってのラウンドが悪いということではありません。
乗用カートを使ってもルールやマナーに沿えば、結構な距離を歩くことになりますし、グリーンに近づくとカートは乗り入れできないので、歩測をすることができます。
歩測の感覚を養うと、自分の距離感というのがしっかりと掴めるようになるので、安定したショットが打てるようになります。
歩くことでたくさんのメリットが生まれるので、たくさん歩きましょう!