ゴルフのレベルを公表するのに公式ハンディキャップがありますよね。
数字が一桁だとシングル、±0だとスクラッチと呼び、アマチュアでもかなりの腕前を持っているのは間違いありませんが、スコアが80台半ばだとハンディキャップ12くらいになるのでしょうか。
このレベルの人はどれほどの技術を持っているのか。
シングルとの差は何なのか。
そこで今回はハンデの差がどれだけのゴルフ技術の差なのかお話ししたいと思います。
ハンデが12なら十分上手いゴルファーです。
ハンデ12とはスコア平均が89ということになります。
普通にゴルフ場で見たら、上手いなーと思われるレベルです。
全てのホールをボギー以下で回れるゴルファーです。
大きなミスをしてしまっても全体でみたらスコアをまとめられる人です。
トリプルボギーを出しても他のホールでパーやバーディを出して結果トータルで40台は確実に出してきます。
ハンデ12の人たちはショットやドライバーでのミスショットはあってもグリーン周りでのミスはほとんどありません。
パットもだいたい2パットで納められます。
そしてリカバリー力もあります。
ミスショットをしたとしてもレイアップで確実なところまではボールを運べます。
シングルゴルファーの方との違いは、ミスショットの数とリカバリーの際の力量です。
ハンデ12の人は確実なところに運べますが、グリーンに乗せることはなかなか難しいです。
またグリーン周りでのミスはないですが確実に寄せることができません。
ハンデが小さくなるほどスコアを伸ばしていくのは難しいものです。
ハンデ12の人がシングルゴルファーになるために必要なこと。
ハンデ12の人がシングルゴルファーになるためには並々ならぬ努力をしなければなりません。
まずは更なるショットの確実性が必要になります。
グリーンを狙う際はダイレクトにピンを狙うだけでなく、グリーンの傾斜なども考えてパットが入れやすい位置にボールを運ばなければシングルへの道は遠いです。
シングルの方ももちろんミスショットをします。
しかしそのあとのリカバリーの技術がハンデ12の方との差が出ます。
シングルの方はリカバリーでもグリーンを狙ってきます。
しかしそれだけではありません。
シングルの人のすごいところは状況を見て無理をしないという判断を冷静にします。
無理をせず確実にパーかボギーを出せるところを狙ってくるのです。
その判断力もハンデ12の人には必要になってきます。
一番肝心なのはアプローチとパットです。
アプローチのミスがないだけでなく、いろいろなパターンのアプローチを使い分け、寄せれるようにすることが必要です。
時にはウッドをアプローチに使えるくらいの技術を持つと確実にシングルになれます。
また、パットの距離感を養わなければなりません。
どんなに長いロングパットであっても入るか入らないかくらいまで寄せれるようにすることが必要です。
ハンデ12より多いならまだまだエンジョイゴルファー
多くのゴルファーは100切りを目標にプレーしています。
そんなハンデ12より多い平均100前後のプレーヤーは充分なレベルといったところです。
ゴルフ場に1人で行って知らないメンバーとラウンドしても迷惑をかけず、恥ずかしくないレベルになります。
もちろんラウンドもそれなりにこなしているのでマナーやルールも問題ないでしょう。
結構ミスも多く見えますが、最終的にはそこそこいい感じには回れるエンジョイゴルファーです。
今後の目標や必要とする練習は五万とあります。
だからこそラウンドだけでなく練習も楽しめます。
伸び幅がまだまだあるほうが楽しみは増えるのです。
もちろんそんな人も絶好調な日はハンデ12くらいの89に近いスコアを出せたりします。
そんなときに喜ぶか、あと少しだったのに!!と悔しがるかでこの先が変わってきます。
もちろんエンジョイゴルファーが悪いということではありません。
ゴルフを楽しむということも大切なことです。
しかしゴルフとは不思議なものでエンドレスに上達を望んでしまうスポーツなのです。
ネットでスコア管理。自分のハンデを取得!
スマホでスコア管理をしている方は結構いると思います。
せっかくスマホでスコア管理をしているのなら、自分のハンデを取得できるものを使ってみるのはどうでしょう?
GDOと楽天GORAではスコア管理をしてスコア提出すればJGA/USGAでの自分のハンデを取得できます。
このハンデを取得できるとハンディキャップ国際証明書としてそのまま海外で使用できます。
いまやメンバー登録していなくてもネットでハンデ取得できる時代なのです。
ゴルフ場予約サイトなので予約しないとダメだと勘違いされている方が多いですが、ゴルフ場予約とは全く関係ないので心配しないでください。
会費等も必要ないです。
またハンデを取得できるだけでなく自分のラウンドの細かい分析もしてくれます。
また楽天GORAはゴルフネットワークと連携できるので今始めたとしてもゴルフネットワークを使っていた方なら、ゴルフネットワークに入力したスコアカードを提出できます。
自分のハンデを知ることは自分の目標を立てる上でとても大切なことです。
月に1度ハンデは更新されるのでモチベーションはかなり上がると思います。
ハンディキャップには有効期限があるの?
ハンディキャップには有効期限はありません。
しかし登録がなくても毎月1日に更新されます。
プレーした月の末日までに登録できなかったスコアは、プレー日の翌月末日までに登録します。
プレー日から数えて更新日を2回過ぎてしまったプレー日のスコアカードは登録できくなるので登録を忘れないようにしましょう。
また登録したスコアは修正や削除をすることはできないのでスコアカードへの記入は正しくするように気を付けてください。
また有効期限はありませんが、故意にスコアカードを提出しないことが判明した場合は失効してしまいます。
ハンデ12から下げたいからとベストスコアばかりを提出するのはダメ!ということですね。
ルールもそうですが、そんなことをしても正確なハンデは出ません。
何のためのハンデなのかよくわからなくなりますよね。
ネットで取得したハンデには有効期限はありませんが、ホームコースでハンデを取得している場合はそのゴルフ場が定める有効期限がある場合があるので、ハンディキャップ委員会等の文書をきちんと確認してください。
ハンデを取得したらやっぱりシングル目指しましょう!
ハンデを取得すると自分のレベルがはっきりと数字で出ます。
そうなると目指すところも明確になってくるでしょう。
ゴルフは結果を急いではいけません。
順を踏んで徐々に上達していくものです。
もちろんぐっとスコアがアップする時期が来るときもあります。
そこから何故かまた停滞したり、少し落ちたりとスランプ時期を迎えたりします。
そんな波を味わった方は大勢いるのではないでしょうか。
それでもへこたれず今まさに練習をがんばっている人もいれば、がんばった結果現在の位置にいるんだ!という方もいるでしょう。
だからゴルフは止められないんですよね。
シングルの方は、72+5+2から3=79から80です。
勘違いしてはいせません。
これがベストスコアなのではなく年間何十回もラウンドして平均79から80ということなのです。
ハンデを取得したらまずはシングルの方のハンデのすごさを実感してください。
それから自分のレベルを受け止めて、長いタイムでの目標設定をしましょう。
ハンデを取得するだけでなくそれをどう活かすかはあなた次第です!
ゴルフは人との戦いでなく自分との戦い!
よくライバルの話をしたりしますが、ゴルフにライバルは必要ありません。
プロはゴルフはコースと戦うことと言います。
もちろんアマチュアにもこれは当てはまります。
しかし、コースだけでなく自分とも戦ってください。
まずはハンデを取得して現在の自分のレベルを知ることです。
そこから自分の目標を数字で決めましょう。
ハンデ20の人がいきなり目標をハンデ5なんて途中で心折れちゃいます。
まずはハンデ15位を目標にしましょう。
ハンデ5縮めることも意外と大変なことです。
自分との戦い=自分のハンデとの戦いですね。
目標達成も未達成もハンデを取得していれば一目瞭然なのでモチベーションも上がります!!