ゴルフ予約やスタートの際必ず聞くINやOUTの本当の使い方

ゴルフ予約する際、『IN』とか『OUT』とか、ゴルフを始めたばかりだと聞きなれない言葉がありますよね?

例えば「今度のコンペの最初の組のスタート時間は9時丁度のOUT」だという感じです。

ゴルフに馴染みのない人は「これって、一体どういうこと?」と思う表現でしょう。

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ゴルフ予約で良く聞くINとOUTの本当の意味を調べてみよう

人生初めてのゴルフコンペに参加することになったあなたは「今度のコンペは9時丁度の OUTスタートの予約だから、クラブには30分以上前には着いておくこと」などと言われ、「OUT?どういう意味?」と、不思議に思った方も少なくないことでしょう。

このようにゴルフ予約やスタートで良く聞くINやOUTという言葉は、通常18ホールのゴルフ場でのみ使用しています。

因みに27ホール以上もある大きなゴルフ場では、INとOUTだけでは表現できないため、西、東、中などの他、そのゴルフ場が選んだ特別なコース名をつけているところも少なくありません。

このように9ホール単位でコース名がつけられている訳ですが、18ホールで構成されている多くのゴルフ場はINとOUTが基本です。

ではこのINとかOUTという言葉は一体どこから考えられ、そしてどういう意味なのでしょうか?

その答えは、『Going OUT(出かける)』と、『Coming IN(戻って来る)』という表現からきたものですが、その源はゴルフ発祥の地といわれるスコットランドでかつて使われていた言葉のようです。

歴史をひも解けばゴルフ予約で聞くINとOUTの意味が分かる

イギリスはゴルフだけでなく多くのスポーツの発祥の地とされています。

サッカーやラグビー、クリケット、競馬、ポロ、卓球、カーリング、水球、クレー射撃や近代テニスなどもイギリスが発祥の地と言われています。

発祥という意味ではスコットランドを筆頭にオランダや、中国にその起源があるという伝説もあるようなのですが、どうやら定説はなさそうです。

けれどもゴルフが現在のスポーツという形式に発展していったのは、スコットランドであったことはどうやら間違いなさそうです。

さて話が横道に逸れてしまったので、「ゴルフ予約のINとOUT」の話に戻します。

実は話が逸れたのは、どうしても歴史に触れておきたかったからです。

少し前にGoing OUTと、Coming INというお話をしましたが、日本のゴルフ場を見ても、この意味はなかなか理解できないかもしれません。

というのも日本のゴルフ場はOUTの1番、またはINの10番からスタートすることもあり、そしてどちらも最後はクラブハウスに戻ってくるからです。

ところがゴルフの聖地として有名なスコットランドのセントアンドリュースのコースレイアウトを見てもらえば、INとOUT という言葉の意味をきっと理解されるのではないでしょうか。

日本のゴルフ予約でINとOUTがあるが、世界はスルーが主流?

日本のゴルフ愛好家の皆さんの夢は「一度でいいから、ゴルフの聖地といわれるセントアンドリュースを予約して、ゴルフをしてみたい」かもしれません。

そんな愛好家のニーズに応えて、この地でゴルフをするというツアーの企画がビジネスになっているほどです。

そうまで思わせるセントアンドリュースはクラブハウスを出てからOUT(Going OUT)の1番が始まると、ウナギの寝床のような細長いコースが最後の9番まで、不揃いな縫い目のように配置されています。

そして10番から始まるINでようやくUターンをすると、クラブハウスに向かって戻る(Coming IN)ようになっていて、18番を上がるとようやく目の前にスタート地点のクラブハウスが現れてくることになっています。

このようにかつてのゴルフコースはOUTを出たら、INを終える18番までクラブハウスに戻らないレイアウトになっていたので、このような呼び方になったようです。

つまり当時のゴルフは休みなしのスループレーだったようですね。

因みに18ホールを一気にラウンドするスループレーは、世界では当たり前のことで、日本だけが違っているというのが実情です。

INスタートするというゴルフ予約は海外ではほぼありえないということです。

日本のゴルフ予約ではINとOUTの間で休息・食事が常識

ゴルフは何時にOUTもしくはINでスタートをするという予約から始まりますが、18ホールを一気にラウンドするのが世界の常識とは驚きですね。

そういえば海外に駐在していたゴルフ好きの人たちから「日本は途中で昼飯を食べなければならないから面倒だ」というような話を聞いたことがあります。

またテレビでプロゴルフを観戦していても、確かに彼らはスループレーでやっています。

ですからトーナメントの途中に、石川遼プロはレストランで昼は何を食べるのか気になる方もいるかも知れませんが、食事をすることはありません。

彼らはOUTが終わると、すぐその足でINコースに向かいます。

お腹が空けば途中でおにぎりなどを食べているのです。

とはいえ私たちは、ゴルフ予約はINかOUTのどちらかでスタートすると、9ホールを終えた時点が例え午前10時という昼食にはかなり早い時刻であっても、強制的にレストランで食事をさせられることになります。

プレイヤーとしては、こんな時刻でまだお腹も空いていないと思っても、強制的に休憩時間を取らされて、そして何かを食べなければいけないシステムになっているのです。

つまり日本では多くのゴルフ場がスループレーを採用していないのです。

日本のゴルフ場が予約をINとOUTとして昼食時間を設ける理由

でも、どうして日本のゴルフ場はスループレーを採用していないのでしょうか?

それは多くのゴルフ場がバブル期に建設され、そしてゴルフというスポーツが接待という社交目的で始まったことから、途中の昼食が組み込まれたようです。

また強制的な昼食時間というバッファを設定したことで、入場者の絶対数を増やすこともその狙いのひとつであったようです。

またINとOUTの両方向から予約してもらうことで、入場者の絶対数を増やせることも利点のひとつであるようです。

こうして日本のゴルフ場では予約時にINやOUTスタートなどを設定することになったのです。

そんな状況の日本ですが、中にはスループレーを採用しているゴルフ場もいくつかあるようです。

また通常の時間帯はダメでも早朝か薄暮の時間帯からのスタートに限り、スループレーのゴルフ予約が取っているゴルフ場もあります。

とはいえゴルファーの中には、プレーそのものよりは、むしろ昼にビールを飲むことを楽しみにされている方もいますから、楽しみ方は人それぞれですね。

INとOUTで予約する現在の日本のシステムとゴルフ場の将来

良く日本の常識は世界の非常識と言われることがあります。

この日本のゴルフ場での予約をINとOUTでして、そして昼食の時間を途中に設けているのも、そのひとつと言われています。

日本に旅行または駐在で来ているゴルフ好きの外国人の中には、このシステムに眉をひそめている人も少なくないようです。

特にゴルフ場のレストランのメニューの価格は、街中に比べて1.5倍から2倍はする金額となっていることが普通です。

合理的な考えをする外国人たちにとって、食べたくもない高価な昼食を、ゴルフの途中でわざわざ食べさせられるこのゴルフ予約システムに腹を立てている人もいるようです。

日本人の中でも、そうした方たちが少しずつ増えてきているのかもしれません。

それ以前に、そうでなくとも高価なスポーツであるゴルフは、年々プレーヤーの数が減少しているようで、郊外のゴルフ場は閑古鳥が鳴いているところも少なくありません。

そんな危機感からプレー費用を格安にして集客に努めているようですが、現在主流と言えるシニアのプレーヤーがいなくなる20年後に、ゴルフ場は一体どうなっているのでしょうか?

ゴルフのINやOUTの予約のシステムを魅力的な方向への転換は?

ゴルフのINとOUTのそもそもの意味とともに、INまたはOUTで予約され、途中に休憩を入れる日本のゴルフ場のシステムを、スループレーが一般的な外国と比較して述べてきました。

それぞれに利点や欠点もあるようですが、いずれにしてもゴルフをする人たちにとって魅力的なシステムにしていくことが必要だと言えます。

それが減少するゴルフプレーヤーの数に歯止めをかけ、ゴルフ人気の再興に寄与することではないでしょうか。