プロでもアマでもゴルファーのレフティ選手はなぜ少ないの?

練習場へ行くとレフティ専用の打席がわずかしかありません。
ゴルフショップへ行ってもレフティ用の試打はわずかしかありません。

こういった点を鑑みても、どこか肩身の狭い思いをしているレフティの人は結構いるのではないでしょうか。

プロゴルファーでもレフティであることがその特徴になってしまうほど少ないです。

ではどうしてレフティゴルファーは少ないのでしょうか。

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本当はレフティのゴルフ選手も多い

ゴルフ選手でも実はレフティ、つまり左利きなのに右打ちをしている選手は結構います。
実はあのゴルフの神と崇められたタイガー・ウッズ選手も左利きの右打ちなのです。
その他にもジョーダン・スピースやヘンリック・ステンソンなど左利きで右打ちのプロ選手は世界ランクでもかなり目立ってます。

もちろんこのような若手ばかりでなくレジェンドクラスのアーノルド・パーマーやジャック・ニクラウスも同じです。
日本選手では、岡本綾子選手が有名です。

彼女の時代はレフティ用の道具が現代ほど豊富ではなかったので、必要に迫られて右打ちにしたと言われています。

韓国では現在でも、レフティであろうが皆一様に右打ちへ変更させるのだそうです。
トーナメントに出場している韓国の選手にレフティを見ないのはそういった理由からでしょう。

ツアートーナメントを細かく見てみると、スコアを記入する際は左手で書いている選手が結構います。
つまりレフティだけれども意識的に右打ちに変更しているプロゴルファーは結構いるのです。

理由は意外と簡単です。
レフティのコーチが少ないことと、ゴルフを始める時に右打ちで伝授されることです。
生まれて初めてクラブを握る時に右打ちで教われば、自然とそれに慣れてしまうものなのでしょう。

右利きなのにレフティになった有名ゴルフ選手

全世界で左利きの割合は人口の約10%くらいと言われています。

先に話したように、ゴルフでは左利きなのに右打ちをしている人が結構いるので、ゴルフのレフティ選手はもっと少ない比率になってしまいます。

そんな中でも珍しく、右利きなのにゴルフだけレフティと言う有名選手がいます。
それはPGA優勝回数51回で「The Big Lefty(ビッグ・レフティ)」と呼ばれているフィル・ミケルソン選手です。
彼は、日常生活の全ては右利きです。
では何故ゴルフだけ左打ちになったのでしょうか。

その理由は面白いと言うべきか、凄いと言うべきか…、本人曰く、
「幼い頃に父親のスイングを正面から見て覚えたから」
だそうです。

そんなレフティの名手フィル・ミケルソン選手が右打ちをしたらどうなるのか気になりますよね。

実は2016年のイベントでスタンドからグラウンドへ打ち込むウェッジ寄せ対決がありました。
そこでまさかのウェッジが右打ち用しか準備されていなかったのです。

しかしレフティの彼は右打ちする他無い状況で、なんと1メートル以内につけるベタピンショットを放ったのです。
もしも彼が右打ちだったら、世界1位になれていたかもしれませんね。

レフティのゴルファーの悩みとは

プロ選手でもレフティなのに右打ちに変えるくらいなので、右打ちの人には分からないレフティの人たちの悩みとはどのようなものがあるのでしょうか。

レフティのゴルファーたちがデメリットだと感じているのは以下の通りです。

①練習場の打席の選択肢が少ない
②練習場の打席で他のゴルファーと向かい合わせで心地悪い
③クラブを人から貰えない
④レフティ用の道具は種類も少なく割高
⑤レフティ用のクラブには中古がほとんどない

もちろん他にもたくさんありますが、これらが代表的な悩みです。

①はレフティ用の打席は大抵が右端に固まっていて、多くても10打席ほどしかありません。
2~4打席もざらです。
運悪くその日にレフティゴルファーが10人以上来ていたら、待つか諦めるしか選択はありません。

②は右打ち打席と隣り合わせになる打席なのですが、知り合いでなかったら居心地は悪いでしょう。

そして③④⑤が最も多い悩みではないでしょうか。
ゴルフ初心者は良く使い古したクラブを貰ったりするのですが、まずレフティの知り合い探しから始めなければなりません。

何よりもレフティの人は、クラブ購入が一番のデメリットと考えているのではないでしょうか。

全国の悩めるレフティ集まれ!

実はそんな悩めるレフティの人たちが集まり、悩みを分かち合ったり、一緒にゴルフを楽しんだりする団体があります。

それは「日本レフティゴルフ協会」です。

日本では数少ないレフティのプロ選手である羽川豊さんを特別顧問としています。

レフティのゴルファーが集まって、コンペや大会も行っている大きな団体です。
2016年には第24回世界レフティゴルフ選手権が日本で開催されました。
日本での開催は19年ぶりだったこともあって、大変盛り上がったようです。

約200名のレフティが世界から集まる大会なので、レフティの方が観戦すれば勉強になるでしょうし、右打ちの人が観戦したら右打ちが1人もいないことで不思議な感覚になるはずです。

約200名のレフティの選手たちがどのようなスイングをするのか、レフティだからこそのコースマネジメントなど注目したい点はたくさんあります。
しかしドラコン競技のようにかなり特別な競技と言う印象を受けますよね。
ここからも、世界的に見てもそれだけレフティのゴルフ選手が少ないことを実感します

世界トップ選手が集まる舞台「マスターズ」はレフティ向け

ここ何年かまことしやかに囁かれていることがあります。

それは世界トップのゴルファーたちの戦いが行われるマスターズトーナメントで、レフティの選手の優勝が目立っていると言うことです。

2003年にマイク・ウィアー選手がレフティ史上初マスターズ優勝を飾ってから15人の選手が優勝していますが、その半分をレフティの選手が占めています。

ではどうしてマスターズではレフティの選手が結果を出せるのでしょうか。
それは「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」の作りに理由があります。

このゴルフ場は左に曲がるホールが多く、フェードボールを持ち球としているレフティ選手が攻めやすいのです。
フェードボールを持ち球としているレフティ選手であれば、10番や13番のパー5、14番パー4のティーショットなど、バックナインの鍵となるショットを思い切り叩いて距離を稼ぐことができます。

このように理由を並べると、レフティの選手が圧倒的に有利ですよね。

右利きだけどゴルフだけレフティのフィル・ミケルソン選手はなんとマスターズで3度も優勝を飾っています。
父親を真似てそうなったのですが、結果良かったと言うことですね。

昔よりはレフティが増えるかも!?

全世界では約1割と言われる左利き人口ですが、レフティのゴルファーとなると全体の3%程度になると言われています。

これは先に散々説明しましたが、道具や練習環境などで不利になってしまうため、左利きの人の多くが右打ちに変更するからです。

しかし気づいている人もいるかもしれませんが、最近ラウンド中にレフティのゴルファーを見かけることが増えていませんか?
それは昔と違って最近はレフティ用の道具も手に入りやすくなったり、レフティのプロゴルファーの活躍が見られるようになったりしているからです。
ツアーモデルにもレフティ用のモデルがラインナップされているくらいです。

今後はプロゴルファーだけでなく、アマチュアの世界でもレフティ人口が増えてくるかもしれません。
それどころかレフティが普通と言う時代が来る可能性もあります。

また利き手に関わらず自分の感覚にフィットする方でプレーする選手やゴルファー、体を使って打つロングショットは左打ち、利き腕の感覚を生かすショートゲームは右打ちといったフリースタイルまで出てくるかもしれません。

心の底から言う!がんばれレフティ!

レフティのゴルファーが肩身の狭い思いをしているのは良く理解できます。

最近はだいぶ良くなったとも言われますが、レフティの人からしたら「少しだけ」ですよね。

しかしこれからまだまだレフティのための道具等は進化していくでしょう。
まだまだ少数派ですが、レフティの皆さん右打ちに気兼ねすること無く、ゴルフを精一杯楽しんでください。