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ライ角はわずか1度違うだけでスイングに重大な影響を与える

2017.11.22

ライ角はゴルフクラブの方向性を左右する大切な角度です。
わずか1度でも角度が違えば、グリップの高さが変わったり、ソールしたときのヘッドの傾きに影響を与えたりします。

そこでスイングに重大な影響を与えるライ角について紹介します。

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シャフトの傾きを表すライ角が1度違うときの影響とは

ゴルフクラブのシャフトの傾きを角度で表すのがライ角です。
クラブヘッドを床に置いたとき、床とシャフトとの間にできた角度を測ってライ角を出します。

ライ角はヘッドから伸びるシャフトの傾きを表すことから、先端となるグリップの高さを決めることになります。
つまり、スイングフォームに重要なグリップの高さを決めるのがライ角ということになるのです。

シャフトの長さは、ロングアイアンのほうがショートアイアンよりも長く、それぞれの番手によってシャフトの長さは変わります。
そのシャフトの長さに合わせてライ角を変えることで、グリップは一定の高さを保つことができます。
つまり、番手が違っても同じ位置でグリップを構えることができるのは、ライ角のお陰なのです。

もしもロングアイアンとショートアイアンのライ角が同じであれば、当然ロングアイアンのグリップの位置は高くなります。
それでは使いにくいので、ライ角はシャフトの長さに合わせて刻まれますが、番手1つで1度も違うと、スイングに影響が出てきてしまうものなのです。

ライ角が1度合っていなければボールの方向性に影響がある

一般的に市販のアイアンセットのライ角は、番手1つに対して0.5度刻みの間隔でセットされています。
またシャフトの長さも、番手1つに対して0.5インチ刻みでセットされています。

標準的な7番アイアンであれば、ライ角が62度でシャフトの長さは37インチです。
市販クラブのシャフトの長さはほぼ同じなので、身長差をフォローするのはライ角を調整することになります。

仮に身長が170~175センチであれば、標準ライ角でも問題ないことが多いです。
ところが身長160センチの場合には、同じ37インチの7番アイアンで適正ライ角はおよそ59度になり、修正は3度も必要になります。

ちなみに7番アイアンのライ角が1度違うと方向は0.5度変わるので、3度も変わるとターゲットラインから1.5度も横にずれることになります。
ちなみに150ヤード先では約4ヤードもブレることになり、普通に考えるとワンピン以上ずれる計算です。
これはあくまで計算上のズレであって、さらにサイドスピンやバックスピンも相まって横ズレだけでなく縦ブレも生じ、10ヤード以上ズレるのが普通と考えてください。

ライ角はわずか1度でも合っていなければ、ボールの方向性に影響を与えてしまうことになります。

ライ角が1度違っても影響があるのに実際にはもっと違う?

ライ角が1度違うだけで、ボールの行方に大きな影響を与えることになります。

市販のゴルフクラブには、ライ角が表示されていますが、その数値が必ずしも自分の体型に合っているとは限りません。
むしろライ角が合っていないほうが多いはずです。

市販の7番アイアンのライ角は61度から63度の間で作られていて、平均すると62度を基準にして販売されています。
この62度は日本人の平均身長である170センチを基準にしているので、もしも身長が180センチあればおよそ63度が適正な角度ですから、その誤差は1度近くになります。

ライ角は0.5度で番手1つ違いますから、その7番アイアンのライ角に合わせてショットすると右方向へボールを打ち出すことになります。

しかも製品は出荷時に誤差が生じています。
多くの場合は店頭で表示されるライ角から、プラス・マイナスで1度前後の誤差あるので、もしもマイナス1度あれば2度の誤差が生まれることになります。

これだけ違うとスクエアにフェースを合わせることはさらに難しくなり、インパクトに重大な影響を与えることになります。

誤差1度の影響がないのはライ角の歪みを吸収しているから?

市販されているクラブのライ角は、身長に合わせた調整が必要です。
しかも出荷時点で誤差があるので、その調整もしなければなりません。

ただ多くのゴルファーはライ角調整をせずにゴルフクラブを使用していて、誤差の影響を最小限にしています。

もちろんライ角の誤差が1度以上あれば、ボールの行方にはかなりの影響があるはずです。
それなのにスイートスポットから外れていても、何とかターゲットに向けてボールを打ち出していることでしょう。

なぜ不適合のライ角でもブレの影響を抑えることができるのでしょうか。

その要因の多くはセカンドショットにあります。
足元が不安定なセカンドショットは、練習場やティーグラウンドのように、真っ平らな場所で打つことはないといっていいでしょう。
つまりライ角の誤差を、足元の傾斜が吸収してくれているのです。

一方で、ショートホールでティーアップしたアイアンショットが真っ直ぐ飛ばないのは、ライ角の不適合によるものです。

足元の状態によっては1度以上ライ角が違っても、かえって打ちやすいと感じることもあるようです。
つま先上がり、またはつま先下がりは得意だという方はライ角がズレている可能性が高いのは言うまでもありません。

ライ角が1度ズレれてもスイングフォームに影響はない?

アイアンセットやフェアウェイウッドなどは、平らなところで打つ機会が少ないために、ライ角の不適合が気にならないのかもしれません。

でも実際にクラブのライ角は、コンマ5刻みで角度をつけているわけですから、本来はそのわずかな角度に意味があるわけです。
しかもライ角が1度ズレると、番手は2つ分も変わることになるので、ライ角のズレを無視してスイングしても良いショットが生まれるはずがありません。

多くのゴルファーは、「右にスライスする」と悩んでいたら、スイングやフェースの向き、もしくは身体の使い方に原因があると考えがちです。
確かに歪んだスイングプレーンはミスショットの原因ではありますが、例え1本足打法でショットしても真っ直ぐ飛ばせるプレイヤーはいますので、あながちスイングばかりが悪いとは限りません。
かえってクラブが合っていないという理由で、ミスショットが生まれることのほうが多いようです。

ではライ角が1度違うと、どれほどの影響が出るのかを確認してみましょう。

ライ角が1度違うときの方向性の影響度を確認

ライ角が標準値よりも少ない場合と大きい場合とがあります。

グリップを適正な位置にしたとき、ライ角が標準値よりも1度少ないとスライスします。
極端なスライスというよりは、少し表現が柔らかいフェード系のボールと言ったほうが良いかもしれません。
アイアンの場合には、落ち際のボールがスライスしてもあまり気にならないことも多いです。

ただし、身長で1度と製品誤差が1度で合計2度もライ角が少ないと、単なるスライスボールになっているはずです。
さらにライ角が3度も違うと、シャンクのような球筋になりプレーに影響が出てきます。

一方でライ角が1度大きいとドロー系のボールになるため、グリーンをとらえても転がり出ることがあります。
さらに2度大きくなるとフックし、3度大きいとチーピンになる可能性が高くなります。

クラブを選択するときの基準としては、最初に適正なライ角のチェックが必要です。
その上で番手間のわずかなズレを微調整することで、思い通りの球筋でショットが可能になるはずです。

ライ角は1度違ってもプレーの結果に影響を及ぼす

方向性を左右するライ角は、わずか1度違ってもプレーの結果に影響を与えます。
また、そのズレに気がつかずにスイング修正に取り組むと、取り返しがつかない泥沼に陥ることもあります。

ショップの多くは、購入時に無料でライ角調整を行っていますので、まずは購入時点で自分の身体に合わせることが大切です。

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