スイング分析に大活躍!ヘッドスピードの計測器のおすすめは

最終更新日:2017/11/05

昔はスイング分析をしてもらうために、足しげくゴルフショップに通っていたゴルファーもいたのではないでしょうか。

でも最近は技術もだんだん進化し、自分で好きな時にスイング分析するためにヘッドスピードの計測器が販売されています。

しかしいざ探してみると種類が多く、どれが良いのが分からず悩んでしまいますよね。

そんな悩めるゴルファーたちのためにおすすめ計測器を紹介しましょう。

様々なヘッドスピードの計測器

ゴルフのスキルアップを切に願うゴルファーにとって気になるデータが、ヘッドスピードです。
物理的な事を知らなくても、クラブを速く振れるほど飛距離が伸びることは誰もが理解していることです。

ヘッドスピードを測る方法は以下の通りです。

  1. ゴルフショップへ行って店員さんに測ってもらう
  2. 打ちっぱなし練習場にある計測打席を利用する
  3. 簡易計測器を使って測る
  4. ゴルフアカデミー等にある本格的な計測器で測ってもらう

①はゴルフショップが必ずしも近くにあるとは限りませんし、頻繁に行くのも気が引けてしまいます。

②は練習ついでにできて便利ではあるのですが、別途料金も必要になるし、そもそも計測打席がない練習場の方が多いです。

④はかなり限られた人になりますし、そんな豪華施設を持っているアカデミーはそうありません。

そうなると③が簡易計測器が誰でも好きな時に測れる一番便利な方法になります。

そこでたくさんある計測器の中からおすすめのものを紹介していきます。

ヘッドスピード計測器のおすすめは「M-Tracer」

ヘッドスピード計測器でまずおすすめするのは、エプソンの「M-Tracer」です。
小型のセンサーをグリップ下部に装着し、後は普段通りにスイングするだけの計測器です。
バックスイングからフォローまで計測結果が360度あらゆる角度から確認できます。

グリップ下部に装着すると違和感がありそうですが、15g・27mm×50mm×16mmと超軽量で小型なので、装着しても違和感なく普段通りにスイングができます。

ヘッドスピードだけでなく、1秒間に1000ものサンプリング精度があり、なんと1回のスイングで13ものポイントをチェックしてくれます。

  • スイング解析
  • インパクト解析
  • スピード解析
  • シャフト回転解析
  • テンポ解析

こういったスイングのあらゆるポイントを解析してくれるので、自身のスイングをデータで細かく見ることができます。

しかしただヘッドスピードを測れれば良いと言う人には内容が複雑で向いていないかもしれません。
値段も2万円程度と少々お高めなので本気ゴルファーにおすすめの計測器です。
またデータをbluetoothでスマホに転送できるので、空いた時間に自己分析が可能なのはポイントですね。

おすすめヘッドスピード計測器に「GST-5GL」もある

次に紹介するおすすめのヘッドスピード計測器は、ユピテルの「GST-5GL」です。

ユピテルは計測器で有名なメーカーです。
数値の正確さには賛否両論ありますが、簡易計測器としては十分です。
また値段も1万円前後とそこまで高額ではないので、簡易的に自分のスイング分析をしたい人であれば満足できる計測器です。
あくまでも簡易計測器なので、一度の測定で正確なデータを求めるのではなく、平均値を出してヘッドスピードを測るようにしましょう。

この計測器は、近くに置いて打つだけで計測してくれます。

  • ヘッドスピード
  • ボールスピード
  • 飛距離
  • ミート率

が表示されます。
また履歴を保存でき、平均値も出してくれるのでデータ分析が簡単にできます。
さらにクラブ毎に表示できるので、自分の得意クラブから苦手なクラブまで把握することができます。

簡易計測器と言えども値段の割に納得以上の性能です。
飛距離が実測値が出るのも練習だけでなくコースで役立つので大活躍間違いなしです。

この計測器もおすすめしたい「NEW REDEYES POCKET」

次はゴルフメーカーが出しているおすすめヘッドスピード計測器です。
それはPRGRが出している「NEW REDEYES POCKET」です。
まず赤いボディーで見た目のかわいさから女性が一目ぼれすること間違いなしです。

125g、55mm×116mm×35mmと小ぶりで軽量なのでバックにサクッと入れていても邪魔になりません。
ヘッドスピード、ボールスピード、ミート率を測定することができます。

またクラブ番手毎の推定飛距離を表示してくれるので、ラウンド中に何となく各番手の飛距離を測っていた人も、正確に飛距離確認をすることができます。

ヘッドの後ろに置いての測定になるので、最初は置いてあることに違和感があるかもしれませんが、それは使っていくうちに慣れてくるでしょう。

またこの計測器の嬉しいところは、ゴルフをする自分だけでなく、他のスポーツをする家族も一緒に使えるところです。
「スピードガンモード」に変えると、野球のバットスイング、球速、サッカーのシュートスピードも計測できます。

またdietボタンがあり、消費カロリーを表示してくれるので、女子ゴルファーにはちょっとうれしいプチ機能付きです。

値段も7千円程度で、機能的に見てもどちらかと言うとエンジョイゴルファー向けの計測器です。

ヘッドスピード計測器(番外編)

おすすめと言うよりは番外編で紹介したいヘッドスピード計測器が、「トラックマン(TRACKMAN)」です。
デビッド・レッドベターなど世界的に有名なコーチも使っている超本格的計測器です。

そんな良いものがなぜおすすめではなく番外編なのかと言うと、200万円以上する代物で、ゴルフメーカーの試打会などでもあまりお目にかかれない高級品だからです。

メーカー自身も「世界一正確な計測器」と謳っているくらいですから、その性能は完璧です。
スイングの感覚と実測値を比較し、スイングのDNA鑑定とも言われる精密なデータ測定が可能で、スイングの流れをモニターすることもできます。

この計測器を利用するとクラブのスイングの仕方から、打つ瞬間、ボールの飛距離、着地までその場でリアルタイムに確認することができます。

かなりお高いですが、この純粋かつ正確で信頼できるデータにより、世界で活躍しているプロゴルファーたちもそのデータを信頼し利用しています。

ここまでくるとヘッドスピード計測器と一言では言えない機械になってしまいますよね。しかし万が一測定できる機会が訪れたら、絶対に測定してもらうべきでしょう。

ヘッド測定時の注意点

おすすめしてきたヘッドスピード計測器は、あくまでも目安に使ってください。

番外編で紹介したトラックマン(TRACKMAN)であれば、最も正確に計測できるのでほぼ100%信じても良いですが、他の計測器の数値を鵜呑みにしないようにしましょう。

ゴルフショップの計測器は10%程度速く出るようになっていますし、簡易計測器も一度の測定では正確な数値は出ません。

簡易計測器の場合、平均すればそれなりに正確な数値は出る可能性があります。
アマチュア男性であれば、ドライバーのヘッドスピードが45m/sであればなかなかの飛ばし屋、40m/sであれば平均的、女性ゴルファーであれば35m/sが平均的なので、この数値を目安に自分のヘッドスピードを理解しましょう。

ヘッドスピードはクラブの長さ1インチで1m/s変わると言われています。
ですからドライバーでヘッドスピードが45m/sであれば、7番アイアンは36~37と言った感じで考えるようにしてください。

またクラブの重さやシャフトの硬さでもヘッドスピードは変わってきます。
計測時の試打クラブは、自分のスペックに合ったクラブを選ぶことも正確に測る重要なポイントになります。

試打で測定してヘッドスピードが下がったのは、スイングが悪くなったのではなく、クラブがあなたに向いていないと言うことなのです。

そこに集中せずに分析要素の1つとして

ヘッドスピードの計測器を使い、スイングの自己分析をすることは大変良いことです。
しかし自己分析をせずに、ヘッドスピードを上げることばかりに集中してしまうと、スイングは間違った方向へばかり行ってしまいます。

思い切り力いっぱいクラブを振るからヘッドスピードが上がるのではありません。
多少は上がるかもしれませんが、それには限界が来ます。

効率よくヘッドスピードが上げられるように、計測器を上手く使いゴルフ上達に役立てましょう。