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古閑美保の綺麗なスイングの原因をスロー再生で解明する!

2017.9.23

日本人女子の中では167センチと恵まれた身体を持つ古閑美保選手ですが、解説やコメントでは男気が見え隠れするパワフルな言動が目立っています。

ところがスイングはなんとも綺麗で、女子プロの中でも参考にしている選手が多いようです。

そこでスイングをスローで再生して、綺麗な元を確認していきたいと思います。

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古閑美保のスイングが綺麗に見える秘密がスロー再生で分かる

「綺麗なスイング」として有名な古閑美保選手のショットを参考に、ゴルフのスイングについて考えていきます。

古閑美保選手はジュニアからゴルフを始めたこともあり、肩の可動域が広くゆったりとした滑らかなスイングをしています。
多くのゴルフファンからは憧れの存在であった古閑美保選手ですが、現在は引退されて解説者兼タレントとして活躍されています。

まずは往年の古閑美保選手のスイングをスロー再生して確認してみてください。
ネット上の動画には正面からのアングルと、飛球線の後方からのアングルの2種類があります。
どちらの動画を観ても特徴的な部分を気づくことはできると思います。

最初に正面のアングルで確認します。
まずは古閑美保選手の顔に注目しましょう。

顔の造作(綺麗)とかは関係ないので、キャップで顔が映っていなくても向きは分かるはずです。
アドレスからインパクトまで、常にボールに対して等間隔であること、つまり前後左右や上下の高さも変わることなくスイングしているはずです。

上体が揺れないことが、スイングが綺麗に見える条件の1つと言えます。

スロー再生で古閑美保のスイングをチェックするならこの年代

古閑美保選手のスイングをスロー再生するときは、年齢によって若干の違いがあるので賞金女王を獲った2008年前後の動画が良いと思います。

テークバックに入るとき、やはり顔に注目します。
スローで確認すると分かりやすいと思いますが、クラブを引くときに一瞬だけボールから目が離れる時があります。
テークバックでクラブヘッドが動くであろうと思われる箇所を先に見て、そこにヘッドを動かしているように見えます。

本人のコメントがないので正確なところは分かりませんが、ヘッドの動きをチェックするための顔の動きではなく、テークバックで右肩を引くために顎を右にずらしたのではないかと思います。

キャリアの長いゴルファーの場合、クラブを引くことが苦痛になることがあります。
引くタイミングがつかめずにヘッドを揺らすワッグルでタイミングを計っている選手もいますが、顎をわずかに右方向へ動かすと左肩が動き出し、スムーズなテークバックが可能になります。

スローで動画を確認すると、顎を右に動かした時から、一気に右肩が背後に引くようになり、肩の動きは左肩よりも先行しているように見えます。

スムーズなスイングを心がけることが、古閑美保選手の綺麗なスイングに繋がっているのではないでしょうか。

古閑美保のスイングをスローで分析して気がつくところは?

古閑美保選手の動画をスロー再生していると気がつくのは、そのスタンスの広さです。
ノーマルの再生速度ではあまり気になりませんが、スローにすると広げすぎているように見えると思います。

一般的なスタンスの幅は肩幅ですが、この肩幅と言うのは肩の上部を指しているので、実際には脇幅と言うことになります。
ところが古閑美保選手は両肩の外側に足の内側があるので、通常のスタンスよりもかなり広くとっていることになります。

スタンスを広くとると軸の動きが少なく体重移動がなくなり、捻転によるスイングがより鮮明になります。
一方で足を広げるということは、腰の動きが制約されて捻転が不足するのが一般的です。
ところが古閑美保選手の肩や肩甲骨は、ほかのプロゴルファーと比べても柔らかいほうなので、下半身が制限されていても上半身でカバーすることができています。
そしてこの下半身の安定が軸のブレをなくして、綺麗なスイングの要因となっているわけです。

リズムを大事にする古閑美保のスローなスイング

古閑美保選手の動画を正面からスロー再生すると、リズムの良さが見えてくるはずです。古閑美保選手のスイング自体は非常にシンプルで、軸を動かさず捻転を中心にしたリズムの良さが持ち味です。

このスムーズな動きの元となっているのが、有名な「メトロノーム打法」です。
1秒よりも少し遅い1分間に50回程度でリズムを刻み、1カウントでテークバック、2カウントでダウンスイング、3カウントでフォローからフィニッシュと、3つの動きに分けています。

カウントで起こす行動の時間が決まっているので、非常にリズムがよく、スイングでの迷いもありません。
ただテークバックとダウンスイングは同じ間隔でスイングすることは不可能なので、実際にはトップからフォローまでが2カウント目ということになります。

ここで大事なことは飛距離です。
いくらリズムが良くても飛距離がないとプロとして活躍することはできません。
その飛距離をカバーするのが、トップからのスイングの中に隠されています。

超スロー再生で動画を動かし、左腕がボールに向かってまっすぐになったところで止めてください。
ドライバーヘッドはまだ右足のつま先の前にありますが、右手の甲は進行方向側に返っています。
つまりインパクトの直前でヘッドを走らせているわけです。

ゆったりとした綺麗なスイングですが、その中にも飛ばす意識は持っていると言うことが分かります。

古閑美保のスイングを飛球線の後方からスロー再生する

古閑美保選手のスイングの中で、正面から見えてこなかったものが、飛球線の後方線上からスロー再生で確認すると見えてくるものがあります。

クラブを構えた姿勢はお手本のようで、だれもが一度は真似をしたほうが良いと思います。
前傾の角度、顎の引き、肩から真っ直ぐに伸ばした腕、すべてが教科書通りの「ドリル」そのものです。

テークバックでは両肩とグリップで作った三角形を崩すことなく、しかもリズム良くトップまで引き上げることができます。

このときの捻転する形は、ほかのプロたちも憧れる綺麗なスイングです。
しかもトップの時に右サイドに軸が移動するプロが多い中、右膝が外側にブレることなくキープしているところが秀逸と言われている重要なポイントになります。

下半身の安定のおかげで、上体をこれだけ動かしていてもブレはでません。
しかもダウンスイングでは過度に左サイドへの移動がなくなり、捻転して溜めたパワーをインパクトしたボールに伝えることができています。

このスイングの大きなポイントは、少し広めに取ったスタンスの範囲内で身体の回転を完結していることです。
この軸がぶれないスイングが、綺麗に見える一番の理由と言えます。

古閑美保のスイングをスローで確認すると肝は左サイドにある

古閑美保選手のスイングをスローで確認すると、最初に気になるのはスタンスの広さです。
次にダウンスイングでの右腕を使ったパワーの伝え方、そして右腰の「腰の切れ」の良さが際立ちます。

ただしすべてが良いわけではなく、トップの位置では左手首が甲側に返っている、いわゆるオーバースイング気味のスイングです。
このオーバースイングを解消するために、ダウンスイングが始動したと同時にコックが解けていきます。

本来はインパクトゾーンでコックを解くことでヘッドスピードを上げてくれるのに、ダウンスイングが始まったところから手首の形を真っ直ぐにするのは「芸のない」スイングと言えます。

ただコックによるヘッドの加速をやめたことで方向性は完璧な状態となり、しかも野球で養った右腕のパワーで補うことができるため、曲がらず飛ぶスイングが可能となったわけです。

この理想的なスイングの肝となるのは、高いトップの位置から振り下ろしたときに左腰が開かないこと。
この左壁が古閑美保選手のスイングが綺麗に見える最大の要因だと思います。

身体能力の高さが古閑美保のスイングを生み出している

古閑美保選手の綺麗なスイングは、メトロノームで刻む軽やかテンポにあります。

オーバースイングは気になるところですが、手首の柔らかさを求めているからこその悪癖なのかもしれません。

なによりも安心して見えるのは、スクエアにフェースを合わせることができる、完成されたスイングです。
頭の位置を変えずにフェースをコントロールできる身体能力の高さが、この綺麗なスイングを生み出しているのだと思います。

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