飛ばすゴルフスイングとはドライバーショットをスローで確認

最終更新日:2017/06/28

多くのゴルファーが、ドライバーショットを今よりも飛ばしたい、まっすぐ曲がらないショットを打ちたいと思っているのではないでしょうか。

女子プロゴルファーの飛距離を見ると、男性アマチュアゴルファーよりも飛びますよね。この事からも、ゴルフスイングはパワーだけでない事が分かります。

では、ドライバーを飛ばす為のゴルフスイングとはどの様な物なのか、スロー動画も見ながら考えてみましょう。

ドライバーで飛ぶゴルフスイングを見てみる

飛ばし屋のドライバーショットは圧巻ですよね。
強烈なヘッドスピードな事はもちろん、インパクト時の音も違います。

そのインパクト時の様子をスローで見ると、ボールが潰れている様子が伺えます。
ここからボールの飛び出す速度、いわゆる初速が速い事も分かります。

飛ばし屋のスイングは基本的にクラブヘッドのスピードが速い為、ボールがあっという間に打った場所から離れていきます。
もしかするとヘッドアップする位でボールを追いかけてもタイミング的に大丈夫かもしれません。

飛ばし屋のスイングを見て、それ程飛ばないゴルファーはそのスイングを真似たい所でしょうが、注意する点があります。
それは、飛ばし屋のゴルフスイングはヘッドが走るスピードが速いのであって、腕を振るスピードが速いという事ではないという事です。

腕を速く振ろうとすると脇が開いたり軸がずれたりしやすくなります。
飛ばないゴルファーは、ボールを飛ばしたいあまり、腕を速く振ろうとする傾向がありますが、これは逆効果となる為注意が必要です。

ドライバーのゴルフスイングはスロー動画が沢山ある

youtubeのゴルフスイング動画には、ドライバースイングのスロー動画が沢山アップされています。
プロからアマチュアまで参考となるドライバースイングのスロー動画も多く、上手いゴルファーのスイングを真似る事は上達への近道になりそうです。

特に、ドライバーショットは14本のクラブの中で一番長いクラブになる為、クラブの遠心力も大きく働き、軸ブレや脇が開きやすくなると言えます。

こうした難しい条件にも関わらず、ボールを正確に遠くへ飛ばす技術は一朝一夕に身に付くものではない為、繰り返しのトレーニングが必要です。

軸が安定しない、脇が開いてしまうゴルファーはドライバーショットでボールを正確に飛ばす事ができない為、プロや上級者がどの様にスイングしているのか、スロー動画を見て確認してみてください。
特に、上級者の軸はスイング中ズレる事無く動いている事がスロー動画を見て確認する事ができると思いますので、自分の練習にも生かしましょう。

ドライバーを上手く振る為のゴルフスイングの練習をスローで行う

ドライバーはクラブが長い分どうしても飛ばしたくなるものです。
しかし、スイングが安定していないゴルファーは、いつもドライバーをフルスイングしてもボールを真っ直ぐ飛ばす事は難しいですよね。
特に、アウトサイドインの軌道で振るゴルファーのヘッド軌道は外側から内側のカット軌道な事がスロー動画を見ると分かります。

そこで、ドライバーで真っ直ぐボールを遠くに飛ばしたいなら、自分のスイングをスローで行う事をオススメします。

アドレスからバックスイング、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロースルーと、ゴルフスイングでクラブがどの様に動けばボールが真っ直ぐ飛ぶ様になるのかを確認してみてください。

正しいスイング軌道が分からないゴルファーには、レッスンのスロー動画を見る事をオススメします。

体に正しい動きを身につけさせるためには、正しい動作を繰り返し行う必要があります。決して10回振った位で動きが変わる様な事はありません。
特に、ダウンスイングの動きはスイングを決める上で非常に大切となる為、クラブが立って下りてくる様に練習してください。

ゴルフスイング、ドライバーに限らずクラブをインサイドから入れる

ドライバーに限らず、ゴルフスイングでボールを捕まえる為にはクラブヘッドをインサイドから入れる必要があります。

アウトサイドから入れてフェード系のボールで捕まえる事も出来ますが、ゴルフを上達する上で必要な事は、インサイドから入れてドロー系のボールを打つ事です。
そうしてインサイドインの軌道でクラブを振る事が出来れば、捕まったドロー系のボールを打つ事ができます。

そんなインサイドインの軌道で振る為には、ダウンスイングを左足の踏み込みで行い、体の左サイドがスイングをリードする様にしてください。
体の右サイドがリードするスイングでは、クラブをインサイドから入れる事は難しいと言えます。

左手だけでクラブを持ってスイングしてみてください。
右手の余計な動きが無い分、クラブが立って下りてくる事が分かりますよね。
動画で撮影してスローで見てみるとより分かると思います。

でも左手の力だけでボールは飛ばない為、この動きの中で右手の力を生かす必要があります。
しかし、ゴルフスイングは終始左手の動きがリードするという事を理解してください。

プロのドライバー、ゴルフスイングをスローで見るとシャフトがしなっている

プロゴルファーのドライバーショットをスローで見ると、ダウンスイングでしなったシャフトがインパクト寸前で逆にしなっている事が分かります。
特に欧米のプロゴルファーのドライバーショット時のシャフトのしなりは強烈です。

実はこれがボールが遠くへ飛ぶ理由なのですが、プロはクラブの機能、特にシャフトの特性を上手く使って効率よく飛ばしている事が分かります。

その方法は、トップでは捻転によるパワーを溜めて、力が外側に逃げない様にしています。
スウェーは禁物です。

そして、ダウンスイング以降、インパクトゾーンでは壁を作ってクラブヘッドが手元を追い越していくまで待っています。
一瞬の動作ですので、この部分だけを真似ようとしても無理があります。

このヘッドが追い越す間を作る事によって、シャフトのしなり戻りが発生します。
ダウンスイング時とは逆にシャフトが戻る事によって、ヘッドスピードが増すのです。

しかしこれは手元で操作している訳ではなく、体全体を使って飛ばしていますので、注意が必要です。

プロの硬いシャフトでもかなりなしなりが発生しますので、風に負けない強いボールを放つ事ができるのですね。

手を多く使うアマチュアのゴルフスイングでは、このクラブの特性を使う事は難しいと言えます。

ドライバーヘッドの大きさによって打ち方が変わる事をスローで確認する

アマチュアゴルファーは、ドライバーヘッドが大きい方が安心して打てますよね。
ヘッドが大きい分、フェースのスイートエリアが広めなので、オフセンターヒットしても飛距離のロスが少ないと言えます。
ヘッドの大きさが460ccもある様なドライバーだと、構えて素直に打つ事でボールを真っ直ぐ飛ばす事ができます。

しかし、逆にヘッドが大きなドライバーはフェースローテーションを使いにくい為、ドローやフェードといった左右に曲げる事は苦手となります。
これは大きな車の方が曲がるのに大きな力が必要で、小回りが利かない事と似ています。逆にヘッド体積が420cc程度の小さなドライバーだと、小回りが利く分左右に曲げやすくなります。

こうした小さめのヘッドにあったゴルフスイングとは、大きなヘッドの時と違い比較的フェースローテーションを使用します。
もちろん、構えて素直に打ってもよいのですが、小さめのヘッドのドライバーは元々フェースがローテーションしやすい為、ドロー系かフェード系かを意識して打つ必要があると言えます。

ヘッドが通過するインパクトゾーンをスローで見てみると分かるのですが、ヘッド体積が大きな物より小さな物の方がヘッドがターンしていくタイミングが早い事が分かります。
こうして見ると、ドライバーヘッドの大きさで打ち方は変わるのですね。

ドライバーショットを安定させるためには軸と脇の開きに注意が必要

ドライバーショットを正確に遠くへ飛ばすには、プロの様に軸を安定させながら脇の開きにも注意が必要です。

軸がズレるとボールは曲がります。
また、脇が開いてもボールを真っ直ぐ飛ばす事はできません。
軸である背骨を中心に、左右対称となる様スイングを作り上げましょう。

脇の開きを防止する方法は、やはり脇にタオルなどを挟んでコンパクトなスイングで練習する方法がよさそうです。
フルスイングだと脇に挟んだタオルなどが落ちてしまう為、脇を締める練習はハーフスイングがベストです。
スイングがコンパクトな分、軸がズレる心配もありません。