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世界屈指の飛ばし屋ダスティンジョンソンの手首はやわらかい

2017.4.27

ゴルフ界屈指の飛ばし屋ダスティンジョンソン。
彼のスイングはかなり特徴的です。

身体の柔軟性もさることながら、それ以上に手首がやわらかいのです。

真似ることは難しいですが、参考にするために彼のスイングを一緒に分析してみましょう。

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世界No.1ダスティンジョンソンについて

2007年にプロ転向したダスティンジョンソン選手、翌年には早くもターニングストーン・リゾート選手権で初優勝を飾りました。
そこから今まで毎年1から3勝し、通算15勝しています。

193cmと言う長身の身体の全体を使ったスイングから放たれる飛距離は人間離れしています。
ティーショット飛距離は、平均310.1ヤードです。
飛距離が出る分、もちろんストローク数も減るので、ストローク平均が、69.314と世界で1位です。

石川遼がツアー解説の時に絶賛していたのが、彼の手首が非常にやわらかいこと。
普通の選手では、彼のような手首の使い方は無理だと話していました。

その手首のやわらかさが特徴的に出ているのが彼のトップでの手首の曲がり方です。
持って生まれた柔軟性なので、あそこまで使うことは無理かもしれませんが、日頃からストレッチや手首の体操をすることで、少しは近づけることができるかもしれません。

ダスティンジョンソンの手首のやわらかい使い方はトップの形で分かる

ダスティンジョンソンの手首のやわらかい使い方で一番特徴的なのはトップです。

彼は、トップで左の手首を曲げています。
曲げると言うよりも左手首が手のひら側に曲がっている掌屈状態と言った方が良いかもしれません。

基本的に人間の身体は、掌屈状態では握力が出にくい構造になっています。
ですからこれを普通にやろうとするとかなり違和感があるでしょう。

しかしこの手首の使い方が、ダスティンジョンソンが飛距離と方向性を兼ね備えている秘訣なのです。

フェースを見ると分かりますが、彼のトップのフェースの向きは天井(空)を向いているほどです。

また彼が素晴らしいのはスイングプレーンです。
ショルダープレーンとアームプレーンがボールに向いています。
それにレイドオフ、スイングのトップの時に、クラブヘッドが飛球線より左を指している状態もひどくはありません。

全ては彼の手首がやわらかいからできることなのです。

ダスティンジョンソンの手首の使い方は危険と隣り合わせ

多くの選手はフェースがターンするとき、左手首は掌屈から掌屈、またはフラットからフラット、そして背屈から背屈と、手首の角度が維持された状態で内から外へ捻られていきます。

しかしダスティンジョンソンは、掌屈から背屈に向かいながらインパクト、もしくはインパクトの後背屈へ向かっていく動きをしています。

これによってインパクト時、またはインパクト直後、身体の回転によって起こるフェースの回転と手首の動きによって起こるシャフト軸の回転が相殺され、インパクト付近でのフェースターンが最小限に抑えられます。
フェースターンが起こらないスイングであれば、どれだけ身体を強烈に回転しても球を捉えられるのです。

ダスティンジョンソンの飛距離を出すために柔軟な身体全体を使ったスイングで、方向性を両立させるにはこのようなやわらかい手首の使い方が必要なのです。

しかしダスティンジョンソンほどやわらかい手首でないと、左手首を痛める危険性を持つスイングです。
実際、松山英樹も近い打ち方をしているのですが、手首を痛めてUSPGAツアーをしばらく休んだことがあります。

ダスティンジョンソの手首はやわらかい上に強い

ダスティンジョンソンのやらかい手首だからこそ掌屈状態にできることは分かりました。
しかしこのくらい手首を柔軟に使いすぎると普通は、大きなフックボールになったり、ダグフックの原因になると言われています。
しかし、彼はそのようなショットを打ち出しません。

それは、彼の手首はやわらかいだけでなく、強いからです。

手首が強いと手首を捻るのを抑えて弱点にならないようにする人が多いです。
しかし彼は逆に、積極的に活用しています。
強い手首を思いきりターンさせて、ストレートな弾道で飛ばします。

ドライバーが大型ヘッド、長尺、軽量仕様となってからは、左手をかぶせたストロンググリップが主流になりました。
これがクラブ機能を生かすためのナチュラルな握り方とされてきました。
しかしこのストロンググリップは、強い手首を積極的に使うのには適していません。

ストロンググリップでバックスイングし、なおかつ手首をターンさせやすいトップを作るには、彼のように左手首が手のひら側に折れ、甲が上を向くポジションに収まるのが理想なのです。

ダスティンジョンソンがやわらかいのは手首だけじゃない

ダスティンジョンソン自身が、飛距離を出すコツを

「体の柔軟性がとても重要です。柔軟性があって、初めて飛距離が生まれます。体の捻転の差を最大限に利用するためには、体に柔軟性を持たせなければなりません。」

と話しています。

手首がやわらかいだけでなく、体の柔軟性も飛距離に必要と言うことです。

ダスティンジョンソンの打ち方は、腰が41°回転しているのに対して、肩の回転は152°も回転させています。

その角度差は111°にも及びます。

プロゴルファー自体柔軟性に優れているのですが、他のプロゴルファーの捻転差に比べて50%も捻転差が大きいのです。

また腰の戻りからダウンスイングを開始することで捻転差を増やしているのも、彼のスイングの特徴の1つです。
その凄さは、53.6m/秒を軽く超えるヘッドスピードで良く分かります。

世界でもトップクラスの飛距離は、やわらかい手首と優れた柔軟性から生まれているのです。

ダスティンジョンソンのスイングを分析

ダスティンジョンソンのスタンスはがに股です。

それによって、両膝を全く動かさずに下半身を安定化させています。

トップで沈み込んで前傾姿勢が深くなり、クラブを縦に落下させています。
このときにやわらかい手首を上手く使い、掌屈状態を維持するのです。

右ひじは曲がったままで右脇はかなり締めてスイングしています。
インパクトの瞬間までコックを維持することでダフリを防止しています。

ここまでコックを維持できるのも、手首がやわらいからこそできますが、普通の人であれば、ここまでコックを維持することはできません。

そしてインパクト時は手はボールを追い越すくらいのハンドファーストで打っています。
がに股にスタンスすることで下半身を動かさずに安定させていますが、意外と足元は不安定です。
スポーツでが一番多いケガが、捻挫で40%を占めています。

捻挫は足首をひねって起こるスポーツでのケガですから、このことからも足首が倒れたり足元が不安定であることがいかに危険かが分かります。

ゴルフと言えと足元の支えはおろそかにできませんね。

ダスティンジョンソンのスイングは真似るの厳禁

ダスティンジョンソンの飛距離やキレイなスイングに憧れている人は多いでしょう。
だからこそこの記事を読んでいるのだと思います。

しかし彼のスイングは彼の体格、筋力、柔軟性、やわらかい手首、培った技術によって為せる技なのです。

人よりも柔軟性はあるからと安易に真似るとケガの元です。
自分の身体の限界をきちんと把握しておくことも、ゴルフにおいて大切なことです!

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