ゴルファーの致命傷とも成り得るイップスを克服するには

「イップス」と言う言葉を聞いたことがありますか?

イップスとはゴルファーにとって致命傷にもなります。
プロゴルファーに限らず、アマチュアでも起こることはあります。

そんなイップスを克服するにはどうすれば良いのか一緒に考えていきましょう。

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そもそもイップスて何なの?

イップスには、ドライバーイップスやアプローチイップス、パッティングイップスなど様々あります。

この言葉の語源は「子犬が吠える」という意味のYIPで、プロゴルファーのトミー・アーマー選手が初めて用いた表現と言われています。

神経に影響する心理的症状のことを言います。
イップス病になると、集中すべき時に、プレッシャーのため極度の緊張状態になり手などが硬直したり、震えたりします。

他のスポーツでもあるのですが、特にゴルファーに多く症状が出るようです。

パッティングのミスが続いたりすると、軽いイップス状態になることがあります。
多くの人がこういったことを経験したことがあるではないでしょうか。

その症状が酷くなると、克服するのに相当な時間と努力を要します。

ゴルフで最も必要とされるメンタルに関する症状なので、生活や人生がかかり、かなりのプレッシャーを感じるプロゴルファーにとっては、致命傷になってしまう可能性はかなり高くなるでしょう。

イップスを克服するには思考回路を断ち切る

初心者ゴルファーでイップスに悩む方は稀でしょう。
中級者から上級者のゴルファーが豊富な経験が邪魔をしてイップスに陥ります。

ゴルフの場合、ショートパットのイップスに悩む人が多いです。
ショートパットに悩まされるのは、ショートパットが優しいからなのです。

しかしそんな入れて当然と思っていたショートパットが外れたときのショックは大きいもの。
そうなるとショートパットを前に、「また外すのではないか」と言う不安が頭をよぎるようになります。

それを打ち消すように入れることばかりに集中すると、今度は体が硬直してしまうのです。

「ショートパット→入れなければいけない→また外すのではないか」

と出来上がってしまった不安にばかりに向かう思考回路を断ち切ることがショートパットのイップスを克服するには大切なことです。

難しいかもしれませんが、常に良いイメージを持とうとすることがゴルフにとって一番大切なことなのです。

イップスを克服するには心機一転を試みる

イップスを克服するためとは言え、思考回路を断ち切るのはなかなか至難の技です。

そこで思考回路を断ち切るための簡単な方法を紹介します。

それは「グリップを変えること」。

詳しく言うと、今まで使ったことのないような違和感あるほどのグリップに変えるのです。
そうするとショートパットを入れなければいけない!また外すかもしれない!と言う気持ちを、何か違和感があるな、構えづらいなと言う気持ちが上回るのです。

これが今までの思考回路を断ち切るのに非常に効果的なのです。

森田理香子選手がイップスになっていたことを告白しましたが、彼女もまた長年使用していたクラブを全て一新しましたよね。

調子は上がってはいませんが、イップスの克服には多少効果があったようです。

トッププロを見ていると、パッティングのスタイルやグリップを変えています。
それは苦し紛れにやっているのではなく、不調の思考回路を断ち切る目的である場合もあるのです。

イップスを克服するには結果よりもプロセスを

イップスの時に頭に浮かぶのは、ドライバーならOB、アプローチのミス、パッティングなら入らないと「結果」ばかりです。

結果とはもうどうしようもないことですよね。

ですから結果ではなく、プロセスに集中することです。
技術的なことばかりにこだわっていると、結果にこだわってしまうのです。

ボールがどこに転がって行くのかを心配するのを止めて、インパクトのパターフェイスの向きを意識したり、頭を動かさないことを意識したりとパッティングの過程や手順にだけ意識を持っていくのです。

そうすることで、失敗した後でも変な苦手意識をもったり、失敗のイメージを引っ張ることがなくなります。

そうすると先に話した思考回路を断ち切ることができる以前に、そんな思考回路が出来上がることがないのです。

プロセスに意識するのに役立つのが、ここ数年話題を集めている「ルーティン」です。
決まった動きを常々することで、結果でなくそれらの動きだけに気持ちを持っていくことができるのです。

平常心を保つために行うルーティンですが、それはイップスを克服するためにも大きな役目を果たしてくれるでしょう。

イップスを克服するためには「こうでなければならない」を捨てよう

イップスになる一番の原因は、「パターが入らなければならない」「アプローチを寄せなければならない」といったように「こうでなければならない」と言う思いや考えが強いことです。

完全欲が強いばかりに、失敗したときの自分が許せなかったり、恥ずかしかったりするのです。

これを負けず嫌いや向上心と勘違いする人がいますが、それは間違いです。
人は常に完璧ではいられません。
プロゴルファーだってミスをしますよね。
ロボットでないかぎりミスはつきものなのです。

そう思えないとミスをすること以上に、ミスに対する不安を持つこと自体が許せなくなってしまうでしょう。
そうなると不安を打ち消すことばかりに意識が集中してしまい、プレーに集中することができなくなってしまいます。

イップスを克服するのには、

「不安を不安として受け入れる心の余裕を持つこと」

です。

不安な気持ちは誰にでもあるもの。
それを打ち消すことはできないので、不安な気持ちと上手く付き合っていくことが大切です。
不安な気持ちを受け入れて、プレーをするプロセスに意識を持っていくようにすると良いでしょう。

日頃から良いイメージを作ろう

イップスを克服することについてお話してきました。

ゴルフはメンタルのスポーツと良く言われます。
それだけ心の動きに左右されるスポーツなのです。

失敗を恐れる気持ちは誰しもあります。
ですから、日頃からゴルフに関しての良いイメージを作るようにしましょう。

ラウンド前日であれば、頭の中で18ホールとは言わないので、ハーフくらいラウンドしてください。
行ったことのあるゴルフ場であれば、コースレイアウトはイメージできるでしょう。
そこでどのようにラウンドしていくのかをイメージするのです。

ドライバーでどこまで飛ばして、セカンドはここに落として、バーディー!パー!と言ったように、プロ並のラウンドをイメージしてください。

自分の実力では無理だと思うかもしれませんが、イメージするのは自由です。
自分が憧れの選手になった気分でイメージラウンドをしましょう。

そうすることで、実際のラウンドでも良いイメージでスタートすることができます。

そして大事なのが、イメージ通りでないからと落ち込まないことです。
イメージ通りに回れないのは当然のことだと思ってください。

気付かないうちに陥るのがイップス

イップスとは自分ではなかなか気付かないもの。
それは気持ち的な影響が大きいからなのです。

だからこそ自分の気持ちや考え方次第なので、ちょっとしたことがきっかけで克服できることもあるといえます。

ゴルフは楽しくプレーをすることが一番大事です。
ミスを恐れずに、楽しくラウンドすることに集中すれば、イップスを未然に防ぐこともできるでしょう!