アイアンのスチールシャフトは突然に寿命が来るわけではない

アイアンのシャフトの多くは丈夫なスチールシャフトですが、それでも使用しているとやがては寿命を迎えてしまうものです。

昨日まで大丈夫だからと言って、明日が大丈夫とは限りません。

スチールシャフトに寿命が来る理由と、その覚悟について紹介します。

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アイアンに装着されているスチールシャフトには寿命がある

年代によって平家物語を習った時期に違いはあるかもしれませんが、中学か高校のときに「諸行無常」からの一節を暗記した覚えはありますか。

諸行無常は、形あるものはいつか壊れるところから、栄枯盛衰の儚きものと解されたわけです。

ゴルフの道具にも諸行無常の「寿命」があり、大事に扱っていてもいつかは壊れるときがやってきます。

ただゴルフの場合には、尊い教えに納得するだけで、なにも対処せずに使い続けているわけにはいきません。

ゴルフクラブが壊れる時期、諸行無常に即すると「時節到来」がいつなのかを知っておくことは大事なことです。

例えばアイアンショットでスチールシャフトが折れ、ヘッドが周囲の人に向かって飛んでいくようなことがあれば、それこそ「一大事」です。

世の習いからすると、当然シャフトが折れる日はいつかやってくるわけですが、経年劣化がその要因であれば、前もって交換することが大切です。

スチールシャフトアイアンの寿命が到来したサインがある

ゴルフクラブの中でも、地面に向けて打ち込むアイアンは、硬いスチールシャフトであっても、ある程度の時期が来れば寿命は到来するはずです。

同じ時期に購入しても、例えばパターであれば、経年劣化でシャフトの内部が錆だらけになっていたとしても、そのせいで折れるといったことはないはずです。

パターのストロークで折れるようなら、その前にフェースの向きが歪んでいたり、グリーンまでの持ち運び時点で異音を感じたりと、事前に何らかのサインがあるはずだからです。

もっともパターのシャフトが劣化して折れたケースを聞いたことはなくても、「ない」とは断言できません。

これと同じように、アイアンのシャフトも折れないことはないわけです。

ましてアイアンはダウンブローで打ち込む機会があるわけですから、スチールシャフトとはいえ相当なダメージを受けているはずです。

シャフトが折れる箇所は打ち込んだときの条件にもよりますが、一般的にはグリップ側が太くヘッド側が細くなっているので、シャフトの先端が折れることが多いようです。

アイアンのスチールシャフトに寿命が来るとポキっと折れる?

アイアンのスチールシャフトに寿命が来ると、折れてしまうことが多いようです。

シャフトの真ん中からボキっと折れることもあるかもしれませんが、現実的にはシャフトとヘッドのつなぎ目から折れる割合のほうが多いようです。

打ち込んだことによるダメージは、つなぎ目に集中しますので、折れる可能性が高くなるわけです。

ヘッドにシャフトを装着するとき、ホーゼル内とシャフトの先端に接着剤を塗ります。

それが固着することで、2つの違う材質は一体化させています。

ところがインパクトで衝撃を受けると、軟らかい材質のほうに多く伝わるため、つなぎ目のシャフトが一番ダメージを受けることになります。

例え金属のスチールシャフトであっても、アイアンヘッドよりは軟らかいため、ダメージを受けます。

さらにスチールシャフトの場合には、その材質自体が折れやすいこともあって、アイアンのヘッドを芝に打ち込んだときに、ポキっと折れてしまうことがあります。

スチールシャフトの寿命を早める原因とは?

アイアンでは装着率の高いスチールシャフトですが、保管状況や扱い方によっては、思いがけないほど早く寿命が来てしまうことがあります。

スチールシャフトは金属にメッキ加工がされていますが、基本は赤錆の浮く鉄が主原料です。

シャフトの表面はメッキ加工でピカピカ状態でも、シャフトの内部に水が入ると赤錆が浮いてきます。

シャフトの内部に水が入る可能性は2つです。

1つはグリップエンドの空気穴ですが、通常はグリップを装着する前に両面テープで塞いでいるため水は入りません。

しかしながらスイングチェックでグリップエンドの空気穴にティーを挿したりすると、グリップ内の両面テープが破れて、水が入るだけの穴が開きます。

この内部に入る水とは、流水のようにジャブジャブと入るわけではなく、湿った空気でも同じことなのです。

梅雨の時期に湿度のある場所で、キャディバッグを保管していれば、シャフトの内部は錆びが浮いてきて、徐々にボロボロの状態になります。

そのボロボロの赤錆は、スイングによってシャフトの先端に集まり、劣化を促進していくようです。

スチールシャフトの寿命を早めるアイアン内部への水の浸入

アイアンのスチールシャフトの寿命を早めるのは、シャフトの内部に水が入って赤錆に侵食されるからです。

先ほど紹介したように、水が入る1つ目の可能性はグリップエンドの空気穴からの浸入ですが、もう1つはホーゼルからの浸入も考えられます。

アイアンを使用すると、フェースに芝草や泥が付着するため、キャディはバケツにヘッドを浸けてから、タオルでゴシゴシと拭きます。

またセルフでもラウンド終了後に、同じように水洗いをすることがあるでしょう。

このときシャフトとホーゼルの隙間から浸水することがあるのです。

普通は接着剤で固着されているので、水に浸しても浸水することはありませんが、100%完璧なことはありません。

何万本の中の1本には、水が入ってくるものがあるかもしれません。

一旦シャフトの内部に水が入ると、錆が徐々に発生してきますが、折れるまでの期間がどれくらいかはだれも分かりません。

ただ、確実に寿命に近づいていることだけは間違いありません。

アイアンはスチールシャフトだからこそ寿命は早い

アイアンに装着されてるのがスチールシャフトだからこそ、寿命は近いことが考えられます。

グリップエンドの空気穴とホーゼルの隙間、どちらから水が浸入することでシャフトの内部が赤錆に侵食されて、錆のカスはシャフトの先端に積もり、やがてポキっと折れるほど劣化するからです。

ただグリップエンドは塞がれたままで、ホーゼルからの浸水がなくても、シャフトの内部が錆びることはあります。

なぜなら元々シャフトの内部には空気が入っていますから、寒さと暑さの温度差で結露します。

そのため寒暖差が激しい保管状況であれば、シャフトの内部に水が入らなくても、赤錆は浮いてきて、やがて寿命はやってくるわけです。

これらの劣化を防ぐためには、丁寧な扱いと保管くらいしかなく、それでも寿命を少し延ばせるだけかもしれません。

冒頭の諸行無常をゴルフ的に解釈すると、大事に扱っていたものが突然壊れたことで失ったときの苦しみは深くなりますが、大切にしていても時期が来ると必ず壊れるのが世の決まりですから、その心構えをしておくことが大事という教えなのかもしれません。

アイアンのスチールシャフトにも寿命がるので注意しよう

アイアンに装着されているスチールシャフトには寿命があります。

外部がピカピカでも内部はボロボロになっているので、劣化するとシャフトがポキっと折れてしまい、事故にも繋がることがあるので、劣化のサインを見逃さずに注意しなければなりません。

いつまでも使い続けようと思わず、買い替えのサイクルを検討してみてください。