ゴルフのルールではボールについた泥を拭くことはできない?

ゴルフのルールにおいてボールについた泥を、無罰で取り除くことはできるのでしょうか?

ゴルフは「あるがまま」が基本とされていますから拭けないという人もいれば、自分のボールなのかさえ分からないのであれば拭けるという意見もあるようです。

そこでボールについた泥が拭けるのか、その処理方法を紹介します。

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ゴルフボールの泥を拭くときのルールを知ることが大事

ゴルフコースでボールに泥がついたとき、ルール上この泥を拭いて良いものなのか迷うことはありませんか。

前日や当日の降雨によって、コースの一部にぬかるんでいる箇所があったとしても、ショットするところからは着弾点周辺の状況は分からないものです。

ボールのあるところに行って、初めてボールに泥がついていることに気がつくのですが、このボールの泥をとるためには、ボールを拾いあげなくてはいけません。

ゴルフの基本はあるがままの状態で打つことですから、「インプレーの球」を勝手に触ってしまうとペナルティが科せられてしまいます。

ルール上はインプレーの球を触ると1罰打なので、このケースでは1罰打が科せられますが、元の位置にリプレースしているでしょうから距離に対する重大な違反はないはずです。

ただむやみにボールを拾いあげると、リプレースするときにその箇所が真実なのか疑念が生じる場合があります。

ボールを拾いあげるときには、「マークをする」ことを習慣化しておくと、余計なトラブルに発展することを防ぐことができます。

泥を拭いたゴルフボールの置く場所はルールの確認が必要

ゴルフコースの中でボールに泥がつく場面は、そう多くはないはずです。

ボールに泥が付着するようなときは、コース内が特殊な状況になっていることが多く、ゴルフコースとしても何らかの対策を施しているはずです。

雨の影響でコース全体がぬかるんでいるときには、臨時ローカルルールでボールの泥を拭けるように「スルー・ザ・グリーンの球を拾いあげて拭くことができる」と定めるのが一般的です。

この場合、泥を拭けるところをスルー・ザ・グリーンと定めていますので、ハザードまたはグリーンやティーグラウンドは適用が除外されます。

ただしグリーン上のボールは、マークをすれば拾いあげることも拭くこともできるので、実質的にはグリーン上も適用範囲となります。

ここで大事なことは、元の位置に「リプレースする」ことです。

泥がつくほどのコースコンディションですから、臨時ローカルルールを知らない場合はプリファードライで処理する可能性があります。

プリファードライは世界共通のゼネラルルールで、ローカルルールは各ゴルフ場が定めたルールです。

ゼネラルルールで定めがあっても、優先されるのはローカルルールなので、プリファードライで処理をするとペナルティの可能性が高くなることを覚えておきましょう。

ゴルフボールの泥を拭くときに勘違いするルールと用語

そもそもゴルフコースが異常な状態のときは、ゼネラルールでプリファードライを適用することができます。

このプリファードライの処置は、「ホールに近づかず、ワンクラブ・レングス以内にドロップ」であり、この間にボールについた泥を拭くこともできます。

ただし、前述のリフト・アンド・クリーンのリプレースと比べると、ボールの位置は離れることになります。

臨時ローカルルールが定められていて、単にボールに泥がついているだけであれば、ワンクラブ・レングス以内のドロップは誤所からのプレーで1罰打です。

ただし、ピッチに埋まっていたり、カジュアルウォーターなど別な要件がある場合には、プリファードライを適用することもできます。

つまり臨時ローカルルールの定めがなくボールが埋まっている場合には、そのボールのある位置によって泥を拭けるか拭けないかが決まります。

ここで勘違いしやすいのが、ローカルルールを定めるときに良く使われる「スルー・ザ・グリーン」という範囲です。

ゴルフルールによって埋まったボールの泥が拭けない時もある

ルール上のゴルフコースとは「区域内」のことを言います。

その区域の境界を表すのがOB杭(白杭)で、区域内でプレーされているボールを「インプレーの球」と言い、原則はボールに触れずにプレーを行います。

しかし池ではその救済のためにボールに触れることになりますし、グリーンではマークすればボールを拾いあげることができます。

このような「特別な箇所」を除外するときに使うのがスルー・ザ・グリーンです。

現に使用するティーグラウンド、グリーン、バンカー、ハザード以外の区域内をスルー・ザ・グリーンというゴルフ用語を使って表現にします。

臨時ローカルルールではワンクラブのドロップや6インチプレースなどで、このスルー・ザ・グリーンを使いますが、コース内でボールが埋まっているときには、この範囲は適用されません。

芝を短く刈っている区域、つまりフェアウェイやグリーン周りのカラーなどは、埋まっているボールを取り出してボールの泥を拭くことができます。

一方でフェアウェイとラフの境に少しだけ短く刈っているファーストカット(セミラフ)や、ラフの中のボールは埋まっていても取り出すことはできません。

新しいゴルフルールのお陰でラフに埋まっても泥は拭ける

セミラフやラフでボールが埋まっていて打つことができないと判断した場合には、1罰打のアンプレアブルを宣言するしかありません。

アンプレアブルの処置ではボールの泥を拭くことだけではなく、新しいボールに取り替えることもできます。

ただ区域内のボールなのに、落ちた箇所によって救済を受けられない場合があるのは、「不条理だ」と言う意見もあるようです。

そんな声に応えるためなのか、2019年のゴルフルールの改正から「ゼネラルエリア(ジェネラルエリア)」にあるボールの泥は拭くことができるようになります。

ゼネラルエリアとは、現に使用するティーグラウンド、グリーン、バンカー、ペナルティエリア(池)以外の区域内のことを言い、旧ルールのスルー・ザ・グリーンに当たります。

つまりフェアウェイでなくてもボールが埋まっていた場合は、そのボールを拾いあげて泥を取り除くことができるように改正されたわけです。

2019年のゴルフルールの改正でもボールの泥は拭けない?

ゴルフルールの改正によって、不条理なルールは排除されることになり、ゴルフ場もあえて臨時のローカルルールをハウス内に掲示しなくても済むようになります。

ちなみにゴルフコースで臨時ローカルルールを出す場合は、まずコースを管理する作業員がグリーンキーパーに異常な状況を報告して現場で再確認します。

次に支配人を通じて担当理事に報告し、競技委員長(コース・ルールの委員長の場合もあります)が委員会を招集し、現場を確認後に臨時のルール案を理事会に提出し、それを理事会が採択して決定すると言う手順です。

簡易的に支配人に一任している場合もあるかもしれませんが、倶楽部や委員会が機能しているコースでは、簡単にローカルルールを制定することはできません。

ですからゼネラルルールでの改正が行われたのは、ゴルフ場にとってもプレーヤーにとっても大変喜ばしいことなのです。

一方で泥まみれになっていても、埋まっていなければボールを拭くことはできません。

そのままでは本当に自分のボールなのかも判別できない場合、誤球を防止する観点から最小限の拭き取りは認められていますが、今後はこれら細部にわたるルール改正が期待されるところです。

ゴルフのルールを覚えてからボールの泥を拭き取ろう

ゴルフの基本は「あるがままの状態」でプレーすることですから、特別にルールで定めがなければ、ボールの泥を拭くことはできません。

コース内で埋まっている場合やボールを判別するためならボールを拾い上げて泥を拭き取ることはできますが、ボールを戻すときはワンクラブ・レングス以内のドロップか、リプレースするのかのルールを覚えておくことが大切です。