ゴルフは服装に厳しいと若者が敬遠してるが実はそうでもない

最終更新日:2018/08/28

ゴルフの人気低迷の理由の一つに、服装のマナーが厳しいと言うのがあります。

特に若者たちは自由なファッションを楽しみたいので敬遠しているようです。

しかし実は思っているほど「絶対にダメ!」と言うことはそれほどありません。

最低限のマナーさえ押さえておけば、自分が思う自由なファッションをゴルフウェアでも楽しめるのです。

また「ゴルフウェア=高額」なイメージもありますが、最近は安く抑えることもできます。

若者の勘違い!ゴルフの服装マナーは沢山ではなく4点押さえればOK

ゴルフの服装に関するマナーは数えきれないくらいあると勘違いしている若者が多いようです。

しかし実は服装に関するマナーはそう多くなく、4点だけ押さえればゴルフ場で注意されたり、怪訝な顔で見られることは絶対にありません。

まずはポロシャツです。

タックインしなければならないと言うマナーが昔はありましたが、最近ではタックアウトしてもOKなゴルフ場が増えてきています。

襟付きのポロシャツさえ着ておけば、どんなデザインでも問題ありません。

次にチノパンです。

「夏は暑いから半ズボンが良いけれどダメなんでしょう」と思っているかもしれませんが、名門クラブでない限り半ズボンNGのゴルフ場は今や存在しません。

ジーンズやカーゴパンツでなければ、どのようなパンツを履いても問題ありません。

次に帽子です。

実は帽子を被ることはルールやマナーにはないので被らなくても問題はありません。

ただ紫外線防止や危険を避けるために被った方が自分のためだと言うだけです。

プロのトーナメントでも帽子を着用していない人はいます。

最後にゴルフシューズです。

これは必須となります。

安全面だけでなくゴルフスイングにも影響をもたらすからです。

最近はタウンシューズのようなお洒落な物も出ているので、抵抗はあまり感じないのではないでしょうか。

若者の勘違い!ゴルフの服装をするにはお金がかかる

「ゴルフはお金が掛かる」

それが多くの若者の持つゴルフのイメージでしょう。

ゴルフウェア一つとっても高額なイメージしか持てない人も多いです。

しかしゴルフウェアも普通の服と同じで、ピンからキリまであります。

ゴルフの服装をするのに、お金をかけずに済む方法もあります。

良く耳にするようなゴルフウェアのブランドであれば、安くても一万円弱、高いと数万円するものまで確かにあります。

しかし最近は、普段の服でもお手頃なユニクロからもゴルフウェアが出ています。

世界で活躍しているトッププロである「アダム・スコット」がユニクロとウェア契約をしているので、彼もPGAツアーでユニクロのウェアを着用しています。

ユニクロへ行けば、ポロシャツやパンツとゴルフに必要な服装すべて(ゴルフシューズとキャップを除く)を揃えることができます。

全部揃えても一万円かからないでしょう。

ゴルフ場へユニクロを着ていき、「入場できません!プレーできません!」なんてことは絶対にありません。

ユニクロにもいろいろなデザインが出ており、それなりにお洒落を楽しむこともできます。

若者よ!お洒落な服装だけでなくゴルフの機能性も考えよう!

どうですか?

ここまで話を聞いてゴルフの服装はそこまで厳しくないんだなと言う印象を受けませんか?

若者が洋服をお洒落に着こなしたい気持ちは十分理解できます。

中にはB系ファッションを好む人もいるでしょう。

そんなダボダボの服を着ることは決してマナー違反ではありません。

しかしゴルフを実際にしてみると分かってくるとは思うのですが、ダボダボの服装ではプレーするのに支障をきたすのです。

これはゴルフに限らず様々なスポーツで同じことが言えるのではないでしょうか。

また逆にピタッとした服装も同様のことが言えます。

しかし最近はフィットした服でもストレッチが効いていたり、逆にフィットさせることでサポート力を高める機能をつけているものもあります。

やはり服装のマナーが厳しいではないかと思うかもしれませんが、ゴルフをスポーツとして受け止めれば、それくらいの決まりは当然のことと言えるでしょう。

ゴルフではジャージのようなスポーティーな服装をしないので、どこかスポーツと別の枠で考えがちですが、ゴルフもスポーツなので、動きやすい機能性を踏まえたゴルフウェアを選ぶのが鉄則です。

若者であっても社会人であればTPOを守ろう

先に説明した4点を押さえればゴルフの服装はOKだと話しました。

しかし若者であっても社会人であればTPOを意識しなければなりません。

ただTPOを意識すると言っても、服装と言うよりその着こなしを変えなければなりません。

ゴルフを始めると、接待や目上の人とラウンドする機会も訪れるでしょう。

上司とのラウンドでは少し気をつけなければならないことがあります。

そんな際には少し服装の意識を変える必要があります。

もちろん先に話した最低限のマナーを守っていれば何の問題もないのですが、中には服装にうるさい人がいるかもしれません。

例えば派手なゴルフウェアやカラーパンツを良く思わない年配の方もいるので、年配の人とのラウンドでは控えめの色を着用すると良いです。

またタックアウトすることを未だにゴルフのマナーとしてNGと思っている年配の方もいます。

ゴルフをする上では問題ないのですが、年配の方と一緒の時はタックインしていた方が無難かもしれません。

もちろんそんなことを全く気にされない方もいるので、そこまで神経質になる必要はありません。

若者ゴルファーのファッションリーダー

ゴルフの服装に関するマナーはそこまで厳しくないんだと証明してくれているプロゴルファーがいます。

それは若者のファッションリーダーと言われている、USPGAで活躍中の「リッキー・ファウラー」です。

バリバリの世界のトッププロです。

そんな彼が出場するアメリカツアーでは、名門中の名門ゴルフ場でのトーナメントがほとんどです。

そこで彼はゴルフウェアで自分なりのファッションをしっかりと楽しんでいます。

例えばキャップなのですが、多くの方が被っているような普通のゴルフキャップではなく、若者に人気のフラットキャップを被っています。

最初彼がトーナメントで被った時はニュースになるくらい驚かれたのですが、今やほかの選手も普通に被るようになりましたし、他のゴルフメーカーもフラットキャップの販売を始めたほどです。

確かにゴルフウェアの規則にツバが曲がっていなければならないという規定はないですからね。

またPGAツアーでタックアウトする選手はほとんどいないのですが、彼は気分次第でタックアウトでツアーに参戦します。

「自分なりのファッションを楽しんでいるだけだ」と公言していることもあり、彼のおかげでゴルフウェアの着こなしの幅が広がりました。

事前にドレスコードをゴルフ場に確認して

ゴルフの服装に関するマナーはそこまで厳しくはないのですが、ゴルフ場によっては昔の名残や厳しいメンバーがいることによって、いまだに厳しいマナーを設けているところもあります。

当然若者だからと許されることはありません。

上司に誘われたり、接待で行く場合は名門ゴルフ場が選ばれることもあるでしょう。

大抵ドレスコードに厳しいゴルフ場と言うのは名門ゴルフ場になるので、そのようなところでプレーする場合は、事前にゴルフ場のHPか電話等でドレスコードを確認しておくと良いでしょう。

名門ゴルフ場でのプレーを楽しみに訪れたのに、ドレスコードのせいで入場すらできなかったなんて最悪な事態になる可能性があるので気をつけてください。

しかし名門ゴルフ場でない限り、近年は若者ゴルファーも多く利用しており、カジュアルなゴルフウェアも容認されているところが増えているので神経質になる必要はありません。

またパブリックゴルフ場であればドレスコード自体存在しないので、入場後フォーマル過ぎたかと自分で思ってしまうこともあるかもしれません。

ゴルフに対しての敷居は少し低くなった?

「ゴルフを始めたい!」

しかしお金は掛かるし、マナーやルールが厳しくて躊躇してしまうと感じる若者は少なくないでしょう。

ここでは服装に関するマナーについてお話しましたが、それ以外でも間違ったイメージによって敷居を高く感じているだけかもしれません。

現在はゴルフ人口を増やすためにゴルフ協会も試行錯誤しており、より若者がプレーしやすい環境づくりに励んでいます。