心強い4番アイアンの打ち方と適正な飛距離の考え方について

4番アイアンの飛距離が安定しない、もしくは飛距離が足りないような気がするといったことはあるものです。

実際のところ、ロングアイアンの3番の1つ前のクラブと考えるか、ミドルアイアンの5番の1つ上のクラブと考えるかで打ち方は変わるものです。

そこで今回は、4番アイアンの特性の紹介と打ち方について説明していきます。

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4番アイアンの飛距離はゴルファーによって違う

一般的なゴルファーの4番アイアンの飛距離は190ヤードと言われています。

一応4番以上はロングアイアン(ドライビングアイアン)の位置づけなので、方向性とともに飛距離を求めるクラブとされています。

そして5番アイアンから7番アイアンまでがミドルアイアンなので正確な距離を必要とします。

しかし飛距離には個人差があるので、4番アイアンで放った190ヤードは単なる目安ということになります。

例えば松山英樹プロの4番アイアンの飛距離は、225ヤードですから、一般ゴルファーのドライバーショット並みの距離があるのです。

また女子プロゴルファーで飛ばし屋の渡辺彩香プロ。

彼女の4番アイアンの飛距離は195ヤードが目安だそうですから、標準よりも5ヤードアップとなっています。

このように体型や性別など様々な要因で飛距離は違ってきます。

しかし、どのアイアンでも求められるのは飛距離でなく正確な距離です。

10回打ったら、すべて190ヤードであれば何も問題はありませんが、もしも何球かは170ヤードになるとしたら、それは打ち方に問題があるかもしれません。

4番アイアンの飛距離はキャリーとランの合計?

そもそも4番アイアンの飛距離が190ヤードというのには、2つの距離が存在しています。

一般的にアイアンの飛距離とは、ボールが落下した地点、つまりキャリーの距離を表すものです。

極端な話になるかもしれませんが、グリーンを狙ってアプローチした時、バックスピンで10ヤード戻ってきても落下した地点が飛距離ということです。

通常はキャリーで換算することになりますが、女子プロゴルファーの場合にはキャリーとランを含んで飛距離ということが多いようです。

大事なことは自分のボールがどれだけキャリーで飛ぶのか、そしてランでどれくらい転がるのかを知ることです。

キャリーの飛距離を知っていれば、ピンをデットに攻めることができますし、ランの距離を知っていればグリーン手前から転がしてピンに近づけることができるからです。

要は正しい距離を把握することが、ゴルフにおいてもっとも大切なことなのです。

ちなみに4番アイアンはキャリーが190ヤードでランを10ヤードとみて、合計200ヤードですから、グリーン手前でボールを落下させて転がすとピンそばに寄る計算になります。

4番アイアンの飛距離にバラつきがあれば修正が必要

4番アイアンの飛距離にバラつきがある時は、正しいフェースの向きでインパクトしていない可能性があります。

多くのゴルファーにとって苦手意識の高い3番アイアンの次のクラブということで、飛ばそうと力みが強くなっているかもしれません。

必要以上にグリップを強く握り、手首の柔らかさを消しているか、身体が硬くなって本来の捻転ができていない場合があります。

アイアンはノーコックで打つこともありますが、通常は柔らかい手首を心がけて、インパクトの時に微調整をします。

肩・腕・手首を一体にすると、わずか数ミリの軌道の違いでミスショットに繋がるものです。

また力みすぎて身体が硬くなると、左肩を回しているようで、実際には左腕を身体側に折って上半身を前傾しただけのスイングになります。

つまりこれだと手打ちのスイングになるのですが、インパクトの時に身体が元の位置に戻らなければ、ダフることになります。

まずはミスショットが出るかを確認し、ミスショットがあればその原因を探るようにしましょう。

4番アイアンは飛距離よりもターゲットポイントを狙う!

4番アイアンに適正な飛距離があれば、正しいインパクトができているわけですが、場面によっては距離調整をすることがあるはずです。

いつも190ヤードピッタリの距離とは限りません。

10ヤード以上の差があれば、番手を変えますが、少し短く握っただけでシャフトが短くなったことになり、ヘッドスピードが落ちるために飛距離が下がります。

またフルスイングをするとは限りません。

クオータースイングやハーフスイングなどで、飛距離調節をすることも良くあることです。

このような調節は残り距離だけではありません。

ボールが置かれているライに状況によって、芝草の抵抗を最小限にとどめるために、短く持って方向性を主体にしたスイングにすることもありえます。

中には林の中に入って出すだけと言うことだってあるでしょう。

必ず190ヤードの最大飛距離を狙って振るのではなく、状況に応じてターゲットにボールを運ぶことがアイアンとしての役目なのです。

ただし190ヤード以上の距離が必要であれば、普通は3番アイアンになりますが、3番アイアンを持っていない、もしくは得意ではないと言うことがあります。

それでも4番アイアンの飛距離が欲しい時の対処法

本来はクラブの性能を活かすために、正しいインパクトをすれば良いわけですが、敢えてロフト角を変えて飛距離アップを狙うことがあります。

4番アイアンのロフト角は24度が一般的です。

最近のストロングタイプであれば20度のものもあります。

つまり番手の刻印が「4番」ですが、実際には「3番」と同じ飛距離を出すことができるような設計です。

例えばストロングタイプのキャロウェイのビッグバーサは4番のロフト角が20度、5番で22度、6番で24度です。

つまりトラディショナルタイプの4番とストロングタイプの6番が同じ飛距離になるわけです。

このようなロフト角の違いを利用すれば、苦もなく飛距離アップが可能です。

しかもロフト角が立っているのに、番手の刻印のお陰で簡単なイメージを持つことができるため、不必要な力みもなくショットができることに繋がります。

4番アイアンの飛距離がアップする打ち方

ロフト角の立っている4番アイアンを選べば、必ず飛距離は伸びますが、買い替えるのにはそれ相応の出費が必要です。

わずか数ヤードの飛距離アップに、その経費は厳しいと思えるのであれば、打ち方を少し変えてみましょう。

要はインパクトの時にロフト角が立っていれば、4番アイアンが3番アイアンの角度で飛び出すようにできるのです。

もっとも簡単な打ち方は、右足の内側(かかと)の延長線上にボールを置き、通常通りに構えるとハンドファーストになっています。

まずは、この状態で何回か打ってみましょう。

飛距離が伸びていれば、これでOKですが、あと少し足りないと感じるようであれば、ハンドファーストのグリップを左腿の位置で構えてください。

これでスイングが詰まらないようであればOKです。

少しスタンスを狭めにして、捻転を意識します。

テークバックではグリップエンドと共に、身体の正面を右方向にねじるようにして、「身体で打つ」イメージを持つようにします。

あとはフックボールに気をつければ、通常の4番アイアンよりも数ヤードは飛距離がアップするはずです。

この4番アイアンの飛距離アップは緊急対処時のみ!

ラウンド中に4番アイアンが持っている最大飛距離だけでプレーをする機会は少ないでしょう。

残り距離を考えて距離調節をするでしょうし、また風の影響を抑えるために低く打ち出すこともあるかもしれません。

ただし、ロフト角以上の飛距離を狙うとミスの元になりますので、どうしても仕方のない時だけにしましょう。