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ゴルフ場の乗用カートを運転する時に免許が必要な理由とは

2018.5.13

最近はゴルフ場での乗用カートの事故が増えたこともあり、有資格者として自動車を運転できる免許の保持者に限定して貸し出しをするようになってきました。

そこでゴルフカートを運転する時の免許保持者と無免許者の違いについて紹介します。

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ゴルフ場で乗用カート運転する時に免許って必要なの?

最近はセルフスタイルのゴルフ場が増えてきたことから、乗用カートの事故が多発しています。

ゴルフ用の乗用カートは自動車に比べると速度が遅く、接触事故を起しても大したことはないと考えがちですが、シートベルトやドアがついていないことから、同乗者を含む事故内容は意外に大きいなものとなっています。

また乗用車では決して走ることがない、林の中や斜面・法面なども重大事故の要因となっています。

そうした事故を起こすとその責任は、運転者に負うことにあります。

軽い気持ちで移動していて、崖から転落でもしたら、生涯をかけて賠償の責務を負うことになるのです。

ましてスタート前やハーフの休憩で軽く1杯の飲酒でもしていたら、その過失割合は最悪の結果になることは想像がつくのではないでしょうか。

このようなカートによる事故を起こすと、運転者は加害者、同乗者は被害者に分かれることになります。

そこで気になるのが、損害賠償の算出方法と法令上の罰則についてです。

自動車であれば、運転免許証を持っていれば業務上過失に問われますし、免許を持っていなければ無免許運転としての罰則があります。

私有地のゴルフ場でカートを運転しても免許はいらない?

ゴルフ場でカートを運転する時、法律上は自動車の運転免許などは必要ありません。

なぜならゴルフ場内は私有地なので、無免許の処罰の対象となる道路交通法や道路法は適用されないからです。

また私有地ですから、無免許で運転しようと飲酒して運転しようと、処罰をされることはないのです。

ただし、この「処罰」というのは、トラブルがなかった時のことです。

仮に運転をして、ゴルファーに接触したり轢いたりすると、民事上の賠償責任を負うことなります。

賠償責任が発生する事故の場合、当事者の一方は加害者、もう一方は被害者になります。

一般的に賠償責任に対する賠償額は、加害者と被害者の過失責任によって算出します。

一般的にこの過失割合の算出は、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)を参考しています。

これは治療費などを賠償する時の基準であって、一般的に慰謝料のような精神的ダメージなどは考慮しません。

ちなみに自動車の任意保険も自賠責保険も、公道での事故についてと定めているので、私有地である駐車場などは保険対象外になります。

ゴルフ場でカートを貸し出す時に自動車免許が必要

ゴルフ場でのカート事故は、民事の責任を負うことになります。

では刑事責任や行政処分はないのでしょうか?

ゴルフ場は民有地なので、公道での事故に科せられる免許の減点のような行政処分はありません。

また運行するための講習等も義務化されていないため、構内作業のフォークリフト操作のための技能講習のような制度もありません。

ただし対人や同乗者に怪我を負わせた時、過失ではなく故意であったり、怪我をすることが予測される危険行為であれば、傷害として被害届を出すことができます。

基本的には同乗者が同意の上で運転をしているので、民事賠償がメインになります。

現在ではゴルフ場側も、貸し出す際に「運転免許証保持者」であることを条件にしたり、乗車前に操作の仕方や注意事項などを伝えて、安全への配慮をしています。

ゴルフ場は、安全運行のために行っていますが、一方で「ゴルフ場に運転ミスの原因がある」といった判決がでたことから、その対抗策としての安全確認とも言えます。

ゴルフ場側の都合で乗用カートの運転に免許が必要?

ゴルフ場のカートを運転するのに、法令上は運転免許を持っていなくても問題ありませんが、ゴルフ場側の貸し出し要件として運転免許を求められるようになってきました。

さらに運転者が限定されていて、最初に申告していなければ、仮に運転をして事故を起しても、「無資格者」としてゴルフ場側の賠償等を一切受けることができなくなります。

これはゴルフ場が加入しているゴルファー保険や施設賠償保険、さらに乗用カート(軽自動車)保険を利用できなくなると言うことです。

もちろん自分が個別に加入しているゴルファー保険等は使用できますので、事故責任の範疇で処理することはできます。

ただし、ゴルファー保険等は入院や治療に対する賠償がメインで、慰謝料などはケースバイ・ケースなので、自身の保険を確認するしかありません。

さらに保険の賠償額は、契約時の限度額までしかでません。

それ以上の治療費や入院費、また慰謝料請求があれば、自前で用意しなければなりません。

また合意が得られなければ裁判になりますが、その弁護士費用等も保険契約に含めれていなければ、別途用意する必要があります。

無免許だとゴルフ場はカート事故に対する保険を出さない?

ゴルフ場を予約する段階で、カートの運行責任者や運転者を定めなければならないところもあります。

運行責任者は、事故の賠償を補償することにあるので、金銭貸借の連帯保証人のような役割になります。

また運転者は、同伴プレーヤー全員であっても構わないので、運転の可能性があればすべての名前を挙げておきましょう。

ただし、記名した人は、受付時に運転免許証の提示を求められます。

ゴルフ場まで相乗りする場合、免許証を忘れてくることもあるので、出発前に要チェックが必要です。

もし免許を忘れてきてしまった時は、絶対にカートの運転をしないことです。

もしも事故が起きた時に無資格であれば、その賠償額をポケットマネーで支払えるか、もしくは自ら補償金額に耐えられる保険に加入している必要があります。

ゴルフのカート事故を未然に防げる自動車免許保持者

ゴルフ場のカート事故は人身ばかりではありません。

無理な運転で立ち木に激突すればカートは破損しますし、傾斜地でパーキングブレーキをかけずにカートから離れて池に落下することもあります。

人身事故ほどの賠償額ではありませんが、当日のプレー続行は難しいと思ったほうが良いでしょう。

立ち木への激突であれば、ゴルフ場に謝罪し賠償額や休業補償額を決めなければいけません。

また池に落下すれば同伴者のキャディバッグも水没しています。

引き上げるだけでも時間はかかりますし、後ろから落ちた場合はクラブを損傷していたり、バッグから投げ出されて水没している可能性もあります。

ゴルフ場で池の水を抜くのは、容易なことではありません。

まして池底から紛失しているクラブを見つけるとなると、冬期の冬支度まで待つしかない場合まであります。

つまり同じクラブを購入するしかないわけです。

さらにカートにスマホなどを乗せていれば、その対応はもっと大変なものとなります。

このようなトラブルを未然に防ぐために、今ではほぼすべてのゴルフ場で運転免許所持者のみにカートを貸し出しています。

ゴルフ場でカート事故が起きても運転免許があれば安心

ゴルフ場の乗用カートを運転するのには、自動車の免許は必要ありません。

しかし事故を起こした時に、責任の所在を明確にするために、ゴルフ場が内規として免許保持を貸し出しの条件としています。

セルフコースの時は、運転する予定がなくても免許証を持参し、運転者として登録しておくと、トラブルが起こった時に役に立つはずです。

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