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ゴルフ場受付時のマナーと言われるジャケット着用の是非

2018.4.28

ゴルフ場でのマナーとされるジャケット着用ですが、実際に着ていないで受付をするとマナー違反なのでしょうか?

ゴルフ場が入場時に服装を定めることの意味と、ジャケット着用に意味がないことについて紹介していきます。

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ゴルフでジャケットを着ていくのは本当にマナーなの?

ゴルフのマナーで良く話題にあがるジャケットの着用ですが、ゴルフがスポーツとして認知されてから疑問の声も上がっているようです。

そもそもジャケットの着用はクラブハウスでの身だしなみなので、コースで着用を義務付けるものではありません。

逆にいうとクラブハウスを利用しない人にとっては、その身だしなみ自体に意味はないわけです。

例えば、ジャケット着用のドレスコードを設定しているゴルフ場で、プロトーナメントがあったとします。

プロゴルファーはジャケットを着用するかもしれませんが、同行するスタッフは身軽な服装かもしれません。

ジャケットを着用していないと、クラブ利用者(メンバー)に不快感を与えるためのドレスコードですから、プレイヤーであろうとスタッフであろうと、本来はジャケット着用が必須のはずです。

しかし実際には、スタッフジャンパーを着た人達が行き交い、ゴルフ場側はだれも制止することはありません。

つまりご都合主義の決まりとの声が出てきても不思議ではないのです。

ゴルフ場で「ジャケット着用がマナー」は間違い?

ジャケット着用は、ハイグレードを望むゴルフ場側の経営のスタンスであって、ゴルファーとしてのマナーやエチケットとは関係はないようです。

マナーを守るゴルファーが、ジャケットを着ているということではありません。

まして「当ゴルフ場の入場時はドレスコードにご注意ください」なんて書いているコースがあったとしたら、常識を疑われても仕方ないと考えたほうが良いでしょう。

そもそもジャケットは平服に区分されます。

平服とはフォーマル(礼服)ではない服装ということですが、スーツを簡略化したのがジャケットという考え方があるようです。

本来のジャケットは、フォーマルウェアの裾(すそ)を切り落としたものです。

当初は室内着や寝巻きとして使われていたもので、やがてビジネスマンがスーツの代用として使用するようになります。

しかしパジャマからの起源と考えれば、とても正式な紳士の服装ではないということです。

ある意味「そんな服装」ですから、入場時に義務付けていれば、「どうしてゴルフ場でジャケット着用なの?」と、不思議がられても仕方ないのかもしれません。

ゴルフ場がジャケット着用を望んでいたらマナー違反?

先程お話したように、パジャマとまでいかなくともジャケットは部屋着だったようです。

「部屋着を着て受付してください」と決めるゴルフ場があっても、それはゴルフ場の勝手です。

その勝手を知って申し込むわけですから、フロントで文句をつけるべきではありませんが、それが一般的なゴルファーのマナーであるとは言えません。

ジャケット着用は、あくまでもそのゴルフ場だけの特殊な慣習であり、嫌悪する人は申し込まなければ良いだけです。

そもそもゴルフコースは、お金さえ出せば誰でも利用できるべきものです。

広大な土地を専有するゴルフ場を、限られた人だけが楽しむことは許されるものではありません。

ゴルファーの聖地とも言われるあのセントアンドリュースでさえ、パブリックコースとして一定の技量さえ持ち合わせていれば、原則は先着順で利用できます。

ただし周辺のクラブハウスは、メンバーかもしくはメンバー同伴でなければ入場できません。

中には社会通念上の理不尽な規約を作っているところもありますが、それはクラブメンバーとなる利用者が決めれば良いことです。

そう考えるとゴルフ場の受付は自由な服装で行い、レストランなどのハウス内施設を利用する時だけジャケット着用にすれば、双方の主張が盛り込めるのではないでしょうか。

禁煙するゴルフ場でジャケット着用がマナーだと変!

ゴルフ場でジャケットを着ないと食事ができないというのは、さすがに時代遅れとは思います。

市中のレストランで着用するジャケットは、一般的にディナージャケットと呼ばれるもので、最近ではクラブ(バー)の黒服が着ています。

フォーマルウェアを簡略化したもので、会食の時に着ていく服装です。

ただゴルフ場に着ていくジャケットは違います。

クラブハウスを「招待された家」であるとするならば、そのジャケットはスモーキングジャケットのはずです。

本来はベルベットなどの素材で作られたもので、パイプを楽しむ際に火種が落下した時の擁護の服でした。

今ではそのタバコ自体をレストランで吸えなくなっているのに、服装だけは整えてと言うのは、さすがに時代遅れではないでしょうか。

しかも、日常生活でもタバコを吸わない人が増えている中で、それをマナーだと奨励しているのであれば、まさにゴルフ界特有の悪しき慣例といわれても仕方はないでしょう。

ゴルフ倶楽部が定めたマナーにジャケット着用はありえない!

クラブ(倶楽部)としてのマナーと、ジャケットの関係についてみてきましたが、スポーツウェアとしての起源もあります。

ゴルフとはまったく関係なく、ボート競技の選手たちが着ていた服装をブレザーと呼び、それがジャケットの一部となったものです。

つまり選手団の公式服として活用されたもので、ゴルフ界ではオーガスタを制した人にだけ贈られるグリーンジャケットが有名です。

この場合、同じクラブのメンバーは、同じジャケットを着て、同じエンブレムをつけます。

この慣習が日本に入って学生の制服となり、「紺ブレ」なるものが広まっていきます。

一般的には、チームメイトやクラブメンバーなどが、同じ服装をするためにブレザーを着用します。

ゴルフの場合には、クラブのメンバーが同じ服装をすることに違和感はありませんが、ゲスト(招待客)にも同じ服装を求めて、ドレスコードを定めるのはいかがなものでしょう?

ましてメンバーと同じ服装をしてくることが、ゴルファーのマナーであるとは言えないはずです。

ゴルフで重要なマナーはジャケット以外にもある

ゴルフ場でジャケット着用することが「マナーである」というのは、根拠のないものですが、すでに慣習となっていることも事実です。

受付と清算、レストランの利用のみ着用すれば良いだけなので、「どうしても着てください」と言うゴルフ場のために、シワにならない生地を1着は用意しておくと良いかもしれません。

このくらいのステイタスを求めるゴルフ場の場合、ポーターがロッカーまでボストンバッグを運ぶくらいは普通のことですが、そこまで準備できないのがゴルフ界の現状です。

だからこそ、ジャケット着用でステイタスを演出しているのかもしれませんね。

ちなみにジャケット以上に重要なのは帽子の着用です。

「紳士たるもの外出時は帽子を着用すること」で、しかも帽子はレストラン内に持ちこんではいけません。

これはレストランを利用する時のマナーです。

どこのゴルフ場でもレストランの入り口には、帽子掛けが用意されています。

そこに帽子を掛けてスタート時間までを過ごすようにします。

もちろんジャケット着用でなければ利用できない場合は、ロッカーに入れてジャケット収納の時に入れ替えるようにしましょう。

ゴルフ場がマナーとするジャケット着用は自分で決めるもの

日本のゴルフ場は、本場英国以上にマナーやエチケットを気にします。

本来のマナーは自分に対して課すものであり、他人に求めるものではありません。

ジャケットも同様で、その服装自体が簡略したものである以上、ドレスコードで定めることには違和感があると言えます。

 - ルール・マナー