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ドライバーのロフト角8.5にしたら飛ばなくなったのは何故?

2018.1.16

ドライバーのロフト角が立っているほうが飛距離アップしそうと、8.5度を選んで「飛ばない!」と悩んでいるゴルファーが多いようです。

そこでロフト角と飛距離の関係、そして適正なロフト角を選び方についてお話します。

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ドライバーのロフト角が8.5度なら「立っている」

ドライバーの飛距離に重要な役割をするのがロフト角です。

ゴルファーにとっては、ドライバーを選ぶ時に「10.5度のドライバー」とか「9.5度の……」と度数で呼ぶことが多いのではないでしょうか。

中には、ほぼ真っ直ぐな壁のように見える「8.5度」のものまでありますが、ロフト角の数値が少なければ飛距離は伸びると考えている方が多いようです。

そこで、まずはロフト角と飛距離の関係について確認していきます。

最初に、この「ロフト角」についてのおさらいです。
ロフト角とはフェースの傾きのことで、数値が大きいほど角度があり、もっともロフト角が大きいのがウェッジです。
またロフト角がもっとも小さいのはパターで、次いでドライバーと言うことになります。
一番飛ばないクラブがパターですから、必ずしもロフト角が小さいから「飛ぶ」と言うことはありません。

ちなみに、ロフト角の大きなものは「フェースが寝ている」とか「開いている」、逆に小さいものは「立っている」と言われています。

ドライバーはロフト角8.5よりも10.5のほうが飛ぶ?

転がすことが目的のパターは別として、感覚的にはロフト角の立っているドライバーのほうが飛ぶように感じることでしょう。
しかし実際には、ロフト角が大きく寝ているほうが遠くに飛ぶことが多いようです。

この理由はスイングの速さ、つまりヘッドスピードにあります。

ヘッドスピードが速ければインパクトの衝撃は強くなります。
仮にプロ並みのヘッドスピードが50であれば、ロフト角は8.5度もしくはそれ以下を選ぶべきですが、ヘッドスピードが標準的な一般ゴルファーの場合には10.5度よりもロフト角の大きなドライバーのほうが飛距離を稼ぐことができます。

その理由はロフト角の適正に違いがあるからです。

インパクトでボールの側面にフェースが当たった時、ロフト角の分だけ上方向に飛び出します。
この角度を打ち出し角と言いますが、この時フェースの傾きによってボールにはバックスピンも掛かっています。

仮にヘッドスピードが遅めの35で、ロフト角は8.5度とフェースが立っているドライバーでショットをすると、ボールが最高点まで上がりきらずに失速してしまいます。
つまり一定の高さまでボールを上げることも飛距離に関係するのです。

ロフト角8.5度のドライバーより綺麗な放物線を描くことが大事

ドライバーのロフト角の大きなものと小さなものを比較すると、打ち出す角度に違いがあります。

ドライバーショットは、打ち出し角の通りに真っ直ぐ飛び出し、やがて失速して落下していきます。

しかし綺麗な放物線を描くような球筋を打つことができれば、最高到達点の前後がおよそ均等な距離になり、前者よりも飛距離が伸びることになります。

ヘッドスピードが遅ければインパクトの衝撃が少なくなるので、失速する前に最高到達点を迎える放物線をイメージしてスイングするのが良いのです。

ヘッドスピードが速くてロフト角の小さなドライバーのショットを比べた時、飛距離はロフト角の小さなドライバーが勝ります。
しかし飛球の最高点で比較すると、ヘッドスピードが速くてロフト角が小さくても、ヘッドスピードが遅くてロフト角が大きくても、到達点は一緒になります。

つまりロフト角の大きな10.5度を使ったほうが、8.5度のドライバーよりも綺麗な放物線を描くことができることになります。

ドライバーの打ち出し角に注目

ヘッドスピードが遅い場合にはロフト角の大きなドライバーのほうが飛びますが、ヘッドスピードが速い場合にはロフトの立っているほうが飛びます。

ただし、この「飛ぶ」のには一定の条件が必要です。

ドライバーの打ち出し角は約14度が適正と言われています。
一般的にスプーンのロフト角は13度ですから、スプーンで打つよりも上に向けて打たなければなりません。

仮に「ドライバーとスプーンの飛距離が変わらない」というゴルファーは、打ち方を変える必要があります。

そもそもボールの側面にフェースが当たると、ロフト角によって8.5度の角度で飛び出すわけですが、これでは理想の角度より5.5度も低く打ち出していることになります。
このままでは失速してしまい、ドライバーよりもスプーンのほうが飛ぶクラブになってしまいます。

でも心配は要りません。
スプーンはショートティーを使い、ドライバーはロングティーを使っています。
スプーンはボールの側面をインパクトしますが、ドライバーはボールの下部から打ち上げるようにインパクトできるからです。

つまりレベルブローのイメージを抜いて、アッパーブローのスイング心がけることが8.5度のドライバーを使って「飛ぶ」条件となるのです。

打ち出し角が違っても飛距離の違いで到達点が同じということですが、もしもヘッドスピードが遅いのにロフト角が8.5度であれば、最高点に到達する前に失速してしまい、飛距離は短くなってしまいます。

つまり誰でもロフト角が小さいから飛ぶのではなく、ヘッドスピードの遅いゴルファーはロフト角の大きなドライバーを選び、ヘッドスピードの速いゴルファーはロフト角の小さなドライバーを合わせることで飛距離アップができると言えます。

ヘッドスピードが速ければドライバーはロフト角8.5が飛ぶ

ロフト角8.5度のドライバーショットをする時、アッパーブローのスイングは必須条件になります。

ただ飛距離を求めるためには、もう1つ条件があります。
ヘッドスピードが速く、アッパーブローで打ち出せている前提で、後はボールの回転数を抑制することです。

アッパーブローとは言え、ヘッドはターゲットのほうに向かって動いていますから、ロフト角の影響でボールにバックスピンが掛かります。
一般ゴルファーのスピン量は4000回転から4500回転と言われていますが、これを2500回転に落とすことで「吹け上がり」を防ぎます。

ではどうやって回転数を減らすのかというと、ロフト角の小さなドライバーを選ぶのが一番早い方法です。
ロフト角が立っていればバックスピンは減るので、結果的にはロフト角と飛距離はイコールということになります。

ドライバーのスイングが速ければロフト角8.5度で飛距離アップ

ヘッドスピードが速ければ10.5度よりも8.5度のほうが飛ぶのは、打ち出し角よりも、バックスピン量の抑制にあるからです。

ドライバーのスピン量が全くなければ、物理的に45度の打ち出し角が一番遠くに飛ばすことはできます。
しかし実際にロフト角0度がないことからも分かるように、一定のスピン量が浮力となって飛距離を高めているのが現実です。

飛距離アップには適度なスピン量が必要ですし、逆にスピンを利用しているおなじみのショットもあります。
逆回転を横回転に変えるドローボールは、スピンを抑制するのではなく球の回転を利用したショットで、飛距離を生む効果的な球筋と言えます。

ヘッドスピードが40以上あり、アッパーブローのスイングができるようなら、8.5度のドライバーでスピン量を減らしてオーバードライブすることが可能になるでしょう。
女子プロゴルファーが参考になることでしょう。

ロフト角10.5度より8.5度のドライバーを選ぶ理由とは

ドライバーのロフト角はインパクトの衝撃を高めるためのものではないので、人によっては8.5度よりも10.5度、もしくは12度くらいのほうが飛距離アップはできるかもしれません。

もしヘッドスピードが速くてボールが吹け上がっているようなら、ロフトの立っているドライバーで1度ショットしてみてはいかがでしょう。
まだまだ飛距離は伸ばせるかもしれません。

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