ゴルフで大切なラフからのアプローチ。ミス繰り返してない?

最終更新日:2017/12/20

18ホールのゴルフコースの中で、アプローチをすることはかなりの回数ありますよね。

そんなアプローチで、グリーンの周りを行ったり来たりしているゴルファーを良く見かけます。

ラフからのアプローチが上達すればスコア短縮に近づくことができるはずです。

ドライバーだってアプローチだって同じ1打

アマチュアゴルファーの皆さん、ゴルフ練習場でフルスイングの練習ばかりしていませんか?

確かに、フルスイングのショットの飛距離が伸びると気持ちが良いですよね。
ダフリやトップが出てしまっては格好悪いので、練習しておきたいですよね。

それはすごく大切な練習なのは間違いありません。

ですが、フルショットで1打、2打とグリーン周りまで上手くいっていたのに、短い距離のラフからのアプローチが上手くいかなくてグリーンを越えて行ったり来たり・・・ということになっていないでしょうか?

それはとても勿体無いと思いますよね。
ドライバーだって1打、アプローチだって同じ1打だからです。

フルショットはなかなか思った方向に飛ぶ確率は低いです。
プロだって曲がってしまうことがあるくらいですから、アマチュアゴルファーだったら当然です。
ですが、アプローチを大きくミスするプロはほとんどいませんよね。

ドライバーやセカンドショットのミスはアプローチで挽回できるのですから、アプローチのミスを減らすためにも、フルショットと同じくらい、むしろそれ以上に大事な1打と考えて練習していきましょう。

ラフからのアプローチ、ワンパターンで良い?

アプローチの練習量が少ないからなのか、どんなラフからでも同じようなアプローチの打ち方をしているゴルファーを多く見かけます。

ラフと一言で言っても、夏場の長くてクラブがなかなか抜けないようなラフ、冬場の枯芝のラフと季節だけでも大きく状況が変わります。
また、ラフに埋まってしまっている場合、ラフの上に乗っかって浮いてしまっているような場合もありますよね。
それなのに全部同じ打ち方で打って失敗したことはありませんか?
そうするとアプローチに自信が無くなってしまうのではないでしょうか。

例えば、ラフの上に乗ってしまい浮いているのに、ロブショットのように開いて球の下を打とうとすると球の下をクラブが抜けてしまい、上手く打てないですよね。
また、ラフが長く埋まっているのに、ハンドファーストで転がそうとしても球がラフに引っかかってしまいます。

ゴルフはマネジメントするスポーツです。
ラフからの打ち方もパターンを多く持ち、色々な打ち方を選択できればリスクの低いアプローチができるでしょう。

アプローチの練習はゴルフ練習場でなくてもできるかも?

アプローチは練習場でするもの、という固定観念を持っていませんか?

実は小さなお庭や、少し大き目のルーフバルコニーでもできます。
6帖くらいのスペースがあれば、距離の短いアプローチはできてしまうので、ご家族の理解があれば室内でも可能です。

タイガーウッズが子供の頃に、家の中でアプローチの練習を母親にばれないようにこっそり慎重にやっていた、という話を知っている方もいるでしょう。

さすがに練習場ではない所で、20ヤード、30ヤードといった練習はできないでしょうが、グリーンエッジを少し越えるだけのタッチや、パターのように転がすようなアプローチは室内のパターマットの上でもできます。

お家の状況が許されるようであれば、ご家族に怒られない程度で、是非室内でもアプローチの練習をしてみてください。

ゴルフ場のようにラフや芝の上から打っている感じを出すことはできませんが、家の中で練習をしていると、グリーンを越えてしまうようなアプローチがうっかり出てしまうことは減って、近い距離のアプローチのイメージがしっかりと持てるようになります。

ラフの状況に合わせたアプローチをしよう

ラフでも花道でも、傾斜でも、いつも同じようにアプローチをしてしまっている方は、状況に合わせたアプローチを意識してみてください。

フェアウェイやほとんど気にならないような短いラフの場合は、あまり高さを出さずに転がすようにアプローチをすると、極端に飛距離が大きくなってしまうことが減ります。
ハンドファーストに構える打ち方や、パターと同じような打ち方でアプローチすると失敗しにくいはずです。
もっと簡単に考えるのであれば、グリーンエッジで距離のロスがほとんど無いという状況であれば、アプローチにこだわらずにパターだって良いのです。

逆に、長いラフに入ってしまっている場合は球を上に出せるように打ちましょう。
球が極端に浮いているような場合以外はロブショットや、球を少し左に置いてアプローチすると球が上に上がりやすいです。

ゴルフ練習場は人工芝の場合がほとんどで、なかなかラフに合わせたアプローチを実践しづらいかもしれません。

そんな場合はショートコースのゴルフ場を利用してみてください。
ドライバー禁止というような所も多いのですが、アプローチの練習にはピッタリだからです。

色々なゴルフクラブでアプローチをしよう

アプローチと言えばウェッジですよね。
ですが、ウェッジ以外でアプローチをしても良いのです。
あまり固定観念に囚われると、自分が思う球をアプローチで打てないことがあります。

ウェッジは他のアイアンよりもロフトに角度がついているので、簡単に高さのある球が打てます。
ですが、ラフの状況を見た時にアプローチで球にあまり高さを上げたくない場合はウェッジでは思うような球筋が出しにくいのです。

アプローチだからウェッジを使わなくてはいけない決まりはないのですから、たくさんある他のゴルフクラブにも目を向けてみてください。
高さを出さずに、真っ直ぐ転がしたい、低い球を打ちたいと思ったらロフトの角度の小さい7番アイアンなどを持てば良いのです。
長いからアプローチしづらいと思うかもしれませんが、短く持っても良いのです。

ここで大切なのはロフト角だけです。
短く持って、バックスイングも大きくしすぎず、しっかりとアプローチで打ちたい距離感の分だけスイングすれば、7番アイアンで転がすアプローチも簡単に打てるようになります。

ラフからのアプローチ上達でゴルフ上手になろう

ラウンド中はラフから打つ回数は相当多いですよね。
特にグリーン周りでラフからのアプローチは数ホールで打つことがあるでしょう。
アプローチのミスはパターにも影響が出ますから、ミスの無いように打ちたいですよね。
アプローチの練習は色々なラフをイメージして行いましょう。
同じクラブでも、何パターンもの打ち方、飛距離を出せるように沢山練習する必要があるのです。
フルショットばかり練習している方は、是非フルショットの練習量を半分にしてでもアプローチ練習をしてみてください。
グリーン周りのミスが減ると、ゴルフのスコアはまとまってきます。
ミスが減れば、スコアマネジメントもしやすいはずです。

アプローチの上達で、ゴルフ全体のレベルアップも目指してみてください。

アプローチを侮ってはいけない!

ゴルフのスコアの上ではドライバーで300ヤード飛ばしても、アプローチで30ヤードを寄せても、パターで1メートルをカップインしても同じ1打です。

ですから、フルショットの練習ばかりではなく、アプローチの練習も大切にしてスコア短縮を目指しましょう。