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ヘッドスピード重視のアイアンの選び方は果たして正解か?

2017.10.31

飛距離のバロメーターとなるヘッドスピードですが、アイアンの場合には飛距離よりも距離感が大事という声があります。
一方でよりグリーンに近いところから打つほうが有利と、アイアンでも飛距離が必要という声もあります。

そこで飛距離も元に、アイアンの役割と選び方について考えていきます。

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アイアンの選び方にヘッドスピードは関係がある?

自分に合ったアイアンを選ぶことは、スコアアップを考える上で大事なことです。

ドライバーであれば毎年ニューモデルを購入することはあっても、アイアンを頻繁に買い替える人は少ないでしょう。
なぜならアイアンは「使いこなす」ことが大事、ニューモデルが出ても買い替えないのは、身体に馴染ませなければ上手くコントロールするのは難しいと感じているからです。

ところが実際に練習場で使用するクラブを見るとドライバーが圧倒的に多く、ついでウェッジとミドルアイアンです。
それも特定の番手ばかりを練習して、アイアンすべてを十分に使いこなしているかといえば、そうでもありません。

練習している人のアイアンの選び方を見ると、その理由が分かるようです。
7番が打てれば6番と8番も打てることにして、1本で3本分を練習したことにしています。
結局、5番・7番・9番・ウェッジですべてアイアンを練習にしていることが多いようです。
本来であれば、すべてのアイアンを「使いこなした」と感じるまで練習しておくべきものです。
ちなみにプロゴルファーの場合には、個人差もありますが2~3年くらい練習場で使ってみて、実践で使うクラブを選ぶようです。

このように使いこなすまでに時間のかかるアイアンですが、振り抜きが良いもの、つまりヘッドスピードが上がると感じるものを選びたいものです。

そこで選択肢の1つである、アイアンのヘッドスピードの役割について考えていきます。

ヘッドスピードが増すアイアンの長さで選び方は変わる?

ゴルフクラブはアイアンに限らず、シャフトの長さがヘッドスピードに影響を与えます。
非力なゴルファーでも長いシャフトのアイアンを使えば、パワーのある人と遜色なく飛ばすことはできます。
でもアイアンでドライビングコンテストをすることはないので、「飛び」だけを考えたらユーティリティやフェアウェイウッドのほうが勝っているはずです。

また使い勝手を考えても、3番アイアンとユーティリティで比べると、大半のゴルファーが3番アイアンのほうが難しいと感じているでしょうし、さらにその3番のシャフトを長くすれば打ちにくいと感じるはずです。

アイアンの選び方では、「飛距離」よりも「点と方向」にポイントを置きます。
遠くに飛ぶことよりも、どこまで飛ぶかをポイント(点)で押さえることのほうが、プレーの戦略上にとっても重要です。
つまり遠くに飛ぶことより、ポイントを決めてそこに運ぶことが求められているわけです。
もしもヘッドスピードが遅く飛距離が足りないようなら、使いこなしたアイアンの番手を上げればよいだけなのです。

アイアンの選び方のポイントはヘッドスピードよりもライ角

アイアンの選び方で考えると、ヘッドスピードが上がるアイアンよりも、ミート率の高いアイアンのほうがスコアアップに繋がります。

そのためミート率が高いアイアンを考えたとき、ヘッドの形状がキャビティや中空のような、スイートスポットの広いタイプは有利な気がします。
またグーズネックのように、インパクトのときにボールをとらえやすい形状のものも、ミスのないショットができてミート率は向上するでしょう。

しかしヘッドの形状の違いは、スイートスポットをピンポイントで捉えることができさえすれば解決できます。
そしてグーズネックのようなネックの違いは、スイングの最下点とインパクトの位置を修正するだけで解決できます。

何よりアイアンの選び方でもっとも重要なのはライ角です。
ライ角とは地面(クラブのソール)とシャフトの角度のことです。
シャフトの長さとライ角が合っていないクラブを使うと、スイートスポットで捉えることができません。

自分に合ったライ角の選び方は、ボールの後ろにヘッドを置いたとき、ヘッドの先(トゥ)側が少しだけ浮いている状態が作れていればまずはOKです。
この状態でセットしていることで、インパクトではリーディングエッジがフラットになり、スクエアなフェースでボールを捉えることができます。

ちなみにスライス気味の人はライ角が大きくなる短いシャフト、フック気味の人はライ角の小さくなる長いシャフトを使うと真っ直ぐ飛ばすことができます。

ヘッドスピードを上げための選び方はヘッドが重いアイアン

ヘッドスピードを表現するとき「ヘッドが走る」と言いますが、この表現はドライバーのときに使われることが多く、アイアンでは「切れが良い」と言われることが多いようです。
また「ヘッドが効いている」という表現もありますが、こちらは重量配分、つまりクラブのバランスを表した言葉で、相性(フィーリング)の面から重要な選択肢になります。

アイアンの選び方では、バランスはとても重要な選択肢です。
全体の重量はわずかなものですが、先のほうが重いと感じるとヘッドが効いていることになり、あまりヘッドの重みを感じなければスイングのときにヘッドは軽く感じます。
これは個々の感じ方なので、同じクラブを持っても人によってその感覚はまったく違います。

一般的にはグリップそばのシャフト部分にシールが貼られ、バランスを表す数値が記載されています。
男性だと「D0」や「D1」、女性なら「C1」「C2」などと表示されているのがバランスです。

ただ、この表示がすべての人に同じ感覚になるとは限りません。
シャフトの柔らかさや粘りの違いもありますし、またクラブの長さも関係してきます。
何よりもアイアンの場合には、スチールシャフトとカーボンシャフトが混在しているので、まさに自分に合ったものを探し出すしか方法はありません。

ちなみにヘッドが重いほどよく飛ぶと言われています。
力まずにダウンスイングできるのであれば、ヘッドが効いたアイアンを使うと楽に飛距離を出すことができるでしょう。

ヘッドスピードUPのアイアンの選び方よりも握り方で飛ばす

ヘッドが効くとヘッドが走る、つまりヘッドスピードが上がることになります。

ミドルアイアンを使って長い距離のグリーンを攻めるとき、3番アイアンよりも5番アイアンのほうがオンする確率は高くなります。
確かに番手によって方向性と距離感に違いはあり、番手が低いクラブを使えたほうが有利な場面もあります。
一方でアイアンのロフト角は定まっているので、クラブの性能以上に飛ばす必要はないはずです。

もしも飛ばしたいのであれば、5番と表示されていてもロフト角を4番にすれば、4番の飛距離を得ることができます。
「えー!」と思うかもしれませんが、市販のアイアンセットで「飛ぶ」と言われているタイプは、ほぼリアルロフト角がアップされたものです。

またアイアンを変えなくてもフェース面を立てれば、インパクトのときにロフト角を変えることができます。

その方法は左腿の前でグリップを握りボールは身体の中心に置いて打つこと。
このハンドファーストでグリップして、ボールの後ろにフェースを合わせると、ノーマルポジションよりもフェースは立っているはずです。
あとはフェースの角度を変えないようにインパクトすれば、低い番手でも飛距離を出すことはできるのです。

ヘッドスピードUPはアイアンシャフトの選び方が大事

ヘッドスピードを上げるアイアンの選び方で、一番確実なのはシャフトで選ぶことです。
これだけ技術が進歩していても、アイアンについてはスチールシャフトの使用者が圧倒的に多いようです。
しかし弾性や粘度を考えればカーボンシャフトのほうが間違いなく飛びます。
飛距離を求めるドライバーは、ほぼすべてがカーボンシャフトになっていることからも、効果は実証されています。

では、なぜカーボンシャフトが広まらなかったのでしょうか。

それは初期の頃のカーボンシャフトには剛性が足りずに、ヘッドの重みを感じながらスイングすると、しなりが強すぎて不向きだったことが原因です。
しかし現在のカーボンは、飛行機やF1のボディで使用されているほどの強さを持っていますので、アイアンシャフトでもスチール以上の効果が期待できます。

またカーボン特有の「軽さが嫌い」というのもすでに過去の話で、スチールシャフトと同じ重さを持ったカーボンシャフトのアイアンが市販されていますので、もしも飛距離を目的にアイアンを選ぶのであれば、カーボンシャフトはその目的を達成してくれるはずです。

アイアンの選び方でパワー不足のヘッドスピードが改善する

ヘッドスピードアップのためのアイアンの選び方には、いくつかのポイントがあります。
その多くはスイングの修正をすれば、目的は達成されるはずです。
でもライ角が合わないクラブを使っているとき、またパワー不足で飛距離が欲しいときには、信頼できるデータと進歩した技術によって、新しいクラブを使うことをオススメします。

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