初心者ゴルファーのためのお助けルール”ギブアップ制”とは?

初心者ゴルファーにとって待ちに待ったコースデビュー!
何か月も練習場でがんばってからのラウンドですが、ゴルフとは本当に難しいもので、がんばっても、がんばってもどうしても大叩きしてしまう人もいます。

同伴競技者は、そんな悩める初心者ゴルファーのためにお助けルールとして「ギブアップ制」を採用してあげましょう!

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ギブアップ制はゴルフルールで存在する?

ギブアップ(give up)=あきらめてやめること、降参すること

そんな「ギブアップ」とは正式なゴルフのルールに存在するのでしょうか?

基本的にホールの途中でギブアップし、ホールアウトしない状態で次のホールへ移動し、ティーショットを打ってしまうとゴルフ規則3-2(ホールアウトの不履行)の違反により競技失格です。
つまりプレー中にギブアップ宣言しまうと、そのホールだけでなくその競技そのものをギブアップする宣言になってしまうのです。

競技を諦め、18ホール全てのプレーを終了することは、ルール上可能ですが、調子の悪い1ホールだけをペナルティを科してギブアップすることはできません。

ただしマッチプレーの場合は、相手のスコアに及ばないと判断した際に、そのホールをギブアップすることは可能です。

故に、1ホールだけの「ギブアップ」とはスクラッチプレーにおいて正式なゴルフルールには存在しません。
しかし初心者ゴルファーのためのローカルルールとしては存在するのです。

初心者ゴルファーのためのギブアップルールとは

初心者ゴルファーがOBを連発してしまい、「もう焦ってしまって今が何打目なのかも分からない」なんてことありますよね。
OBに限らず、バンカーから何度打っても脱出できず、心身ともに疲れ果ててしまうこともあります。

そんな時はもう途中でゴルフを止めて今すぐにでも家に帰りたい気持ちになっているかもしれません。

そんな時に採用するローカルルールが「ギブアップ」です。

同伴者のプレーペースやスロープレーを防ぐためにもそのホールだけをギブアップすれば、気持ちをリセットし、また楽しくプレーを続けることができます。

ただし初心者だからとノーペナルティーでギブアップさせてあげるわけではありません。一般的にはパーの3倍を上限に設定します。
それでもスロープレーになってしまうようでしたら、さらに上限を低めに設定すると良いでしょう。

しかし18ホール全てをギブアップしていては、カップインできないままのラウンドになるので、自分だけでなく同伴競技者もゴルフの面白さが半減してしまいます。
そうならないためにも、せめて2/3はギブアップしないでも良いくらいは練習してラウンドに挑むようにしましょう。

初心者であってもギブアップは自分で決断

初心者ゴルファーとラウンドする際に、ギブアップをルールとして採用することは、同伴競技者が促してあげると良いでしょう。

しかしあくまでもギブアップはプレーヤーが、そのホールのプレーを放棄することです。ですから、何打も打っている初心者ゴルファーを見て、ギブアップを促すのだけは止めましょう。

ミスショットが続いている状態な上にラウンドにも慣れていないので、冷静な判断を下すことは初心者ゴルファーには難しいことかもしれませんが、ゴルフは1人でプレーするスポーツではないので、自分で決断して必要な時は自らギブアップ宣言しましょう。

ギブアップルールでは、プレーヤー本人が自分の気持ちと、周囲への配慮を考えて下すマナーも含めた最終判断が必要だと言うことです。

ゴルフは最大4人で行うスポーツです。
自分のことばかり考えてプレーをするのは完全なマナー違反になります。
余裕がなかったとしても、ギブアップ宣言するかどうか周囲の状況をしっかりと観察するように務めることは、今後のゴルフライフに大いに役立つでしょう。

ギブアップルールでのマナー違反

同伴競技者が初心者ゴルファーでもゴルフを楽しめるように、そしてスロープレーを防ぐためにローカルルールとして採用するギブアップルールにもマナーがあるので気をつけましょう。

まずは同伴競技者はギブアップルールがどのようなものなのかを事前に初心者ゴルファーに説明をしておくことが大事です。
またその際に、自分の判断でギブアップ宣言をするようにしっかりと伝えておきましょう。

そこでギブアップルールに関して初心者ゴルファーが気をつけるべきマナーがあります。
先に説明したように、一般的にギブアップルールではパーの3倍を上限に設定します。
その上限は、初心者ゴルファーのレベルによって同伴競技者が設定してくれます。
しかしそれ以上の打数をすでに打っているにも係わらず、ギブアップを宣言するのはマナー違反です。

がんばりたいと言う気持ちは良く理解できますが、相当な時間と打数を要し、自分のプレーでそのホールを占領してしまい、挙句の果てにパー×3をスコアにするのはとても見苦しい行為になります。

ですから、パー×3を超えてしまいそうだなと思った時点でギブアップするか、プレーファストを心掛けた上で、頑張ってホールアウトするようにしましょう。

マッチプレーでのギブアップは別物

ローカルルールでのギブアップは、ホールアウトを諦めることです。
しかしマッチプレーでのギブアップは、勝ちを放棄し負けを認めることです。

アマチュアのプライベートのゴルフラウンドでマッチプレーを行う人はほとんどいないでしょうが、プロのゴルフトーナメントで目にしたことはあるでしょう。

マッチプレーとは、1対1でホールごとに戦うプレースタイルのことです。
そのマッチプレーは遠球先打なので、相手は次の1打がタップして入るところまでボールを運んでも先に入れずに待ちます。
ですから相手が外してくれないと引き分けにならないとなった時点でギブアップすることが許されているのです。

このような独特なルールを持っているマッチプレーでは、ギブアップを促すような作戦でショットの距離を調整するなどしてコースマネジメントをすると言ったような心理戦でもあります。

ローカルルールのギブアップとマッチプレーでのギブアップの大きな違いは、前者は諦める、後者は負けを認めることで勝者を称えると言うところです。

1ホール”19”打ったプロゴルファー

初心者のお助けルールであるギブアップ。
もちろんプロのツアートーナメントでは1ホールのギブアップはないので、どんなに叩いてもプレーは続行しなければなりません。

でもプロだからそんな初心者みたいに大叩きすることはないだろうと思うかもしれません。
しかしプロゴルファーの1ホールでの最多打数記録は、なんと19打です。
(スコア誤記録を除く)

2006年のアコムインターナショナルに出場した立山光広選手が悪夢の1ホールを過ごしました。
パー3でのティーショットでグリーン右の深いブッシュに打ち込み、そこから思い切り振った2打目が飛びすぎて左のブッシュに。
そのボールがあった場所は1mくらいの草が生い茂っていて、ボールは見えにくい上に草はクラブに絡みつく最悪の状況。

本人曰く、「そこからは訳が分からなくなり、ほとんど勘で打ちまくった」と話しています。

結局、グリーンに乗せるまで17打もかかってしまったのです。
もしこれがギブアップできれば、9打で収められた状況です。

一生懸命が空回りしたら周りに迷惑をかける

1ホール最多打数記録のように、プロでも1つ間違えると大変な状況に陥ってしまうのがゴルフ。

ギブアップは正式なルールではありませんが、周りの状況を見てギブアップ宣言する勇気も必要です。

ギブアップルールがなぜ自分に採用されたのかを理解して、臨機応変に判断を下しみんなでゴルフを楽しめるようにしましょう!