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坂田信弘プロが教える「確実に上達できるスイング」とは

2017.9.8

坂田塾の塾長として有名な坂田信弘プロですが、ジュニアに始動する独特な指導法とスイング法によって古閑美保など多くのプロゴルファーを輩出しています。

そこでだれでも確実に上達できる打法のショートスイングとジャイロスイングについて紹介します。

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坂田信弘はショートスイングで塾生を指導開始

独特な発想でシンプルなスイングを極める坂田信弘プロ。

もともとは「学士プロ」と呼ばれた京大出身のツアープロでしたが、目を見張るような戦績はなく、トーナメントでは結果を残すことはありませんでした。
でも彼には文筆の才があり週刊誌などでコラム記事を連載して、多くのゴルフファンから共鳴を受ける人気作家となっていったのです。

もともと素地はあったのでしょうが、ツアープロが書くマンガの原作が大当たりして、一躍時の人となります。

そんなマンガの中では、スイングの方法やコース攻略法などプロ目線の内容が盛りだくさんで、少年少女はもちろんのこと大人のゴルファーからも絶大な支持を受けたこともあり、大ヒットを契機に「坂田塾」を開校します。

通常ならたくさんのレッスン本などを書いて印税で大儲けするところでしょうが、コラムニストや原作者としての執筆で得たお金をジュニアの無料レッスンに費やします。
厳しいレッスン内容でしたが、初心者ばかりの塾生はわずか半年も経たずに80台で回り、1年もせずに70台でラウンドできるスーパー小学生が続々と誕生していきます。

噂は噂を呼び全国のジュニア大会では「坂田塾」の塾生が活躍するようになって、その練習法を大人にも取り入れてはと、独特なショートスイングの練習法が広まっていきます。

坂田信弘が最初に指導する小幅なスイングの理由とは

坂田信弘が描くマンガの主人公は、壁にぶち当たりながら難コースを攻略していくようなマニアックな内容でした。

実は坂田信弘の生い立ちが、ゴルフクラブを振るようなものではなく、子供のころからアルバイトしてやっと生活していけるような環境だったそうです。

それでも京大に入ったのですから頭脳は明晰だったのでしょうが、約束された将来を捨て大学を辞めて退路を断ってプロ入りしたのは大金を求めてだったと言われています。

結果としてプロゴルファーにはなれましたが、本人は「スタートが遅く世界に通用するゴルファーになれなかった」と思っていたようです。
そこで世界に通用するゴルファーを育成するために、私財を投入して作ったのが坂田塾だったわけです。

ですから中途半端に上手になっても意味はなく、まして趣味でゴルフを始めるような子供の面倒はみなかったし、家庭環境が恵まれていて既にゴルフ経験のある子供も積極的には入塾させませんでした。
そして入塾した子供たちはクラブを握るのが初めてですから、格好の良さよりも言われたことをしっかり覚える、それを繰り返すことだけを続けたわけです。

坂田信弘が教えるショートスイングでは6番アイアンを握ります。
振り幅を小さくして確実にボールを芯でとらえるまで、毎日何時間も繰り返し練習することになります。

塾長から「合格」をもらえないと延々と小さな振り幅で練習することになるため、脱落していく子供もいましたが、道具に慣れないことには使いこなすことはできません。
まずはクラブをスイングする前に、しっかりゴルフクラブに慣れることから始めていたようです。

振り幅で飛距離をコントロールできる坂田信弘流スイング

坂田信弘のショートスイングを身につけると急激に上手くなります。
いわゆる「驚くほど」の進歩に、誰しもプロで活躍できるのではと思うほどの上達ぶりでした。

実際のところ大人でも同じ練習をすれば、同じように上手くなるのですが、子供との決定的な違いは飽きてくることです。

時計の針で表すと5時から7時までのスイングで延々と打ち続けます。
毎日数時間は振り幅を変えることなく、もちろんほかのクラブで打ってもいけません。
しかも合格するまで数か月間はその振り幅以外でスイングしてもいけません。

合格すると5時-7時が4時-8時になり、また同じことを延々と繰り返していきます。

この間に姿勢を整えていき、またグリップなども修正するといった坂田プロの目が入ってくるわけです。

一応の完成形は3時-9時のスイング幅です。
すでにこの時点でドライバーは200ヤード近く打てるようになり、大人で換算すると250ヤードオーバーと言ったところです。
もちろんショートアイアンも確実にスイートスポットで捉えることができますし、振り幅によって距離を調節することもできます。

こういった坂田信弘の指導を受けた初心者の子供が、わずか1年もせずに、ハーフスイングだけでラウンドして80台は当たり前のスコアになっています。

坂田信弘が開発した初心者対象のジャイロスイングとは

坂田信弘が子供だけでなく大人にも教え始めたのは、冬季にタイ国などのゴルフツアーを兼ねたレッスン会のころからだったでしょうか。

それまでのジュニア対象のプロ育成プログラムでは、どんなに無理をさせてもいずれ身体能力が高まり、ついて来られるだろうと言ったハードな内容でした。
でもレッスン会に参加しているのは年配者が多く、年々体力が衰えていくプレイヤーだったわけです。

そこで考えられたのが「ジャイロ」です。
まさにヘリコプターの羽のように、身体の中心を軸としてクルクル回るようなスイングだったのです。

このスイング、他人が見たとき「格好が悪い!」と思うようなフォームで、しかも飛距離はガクっと落ちるというオマケまで付いているのですから、普通のゴルファーであれば敢えてそのスイングを身につけることはないはずです。
ところが希望者殺到、続々とジャイロスイングを身につけたい人たちが増えていきます。
このジャイロスイングは初心者から中級者くらいまでを対象としたスイングなので、上級者やキャリアの長いベテランゴルファーには思ったほどの効果はないと考えられていました。
ところが実際に取り入れると無理な捻転などをせずにスイングできることから、初心者はもちろんのことベテランゴルファーからも好評を博すことになります。

コマの動きをする坂田信弘のジャイロスイングにミスはない

坂田信弘が開発したスイングのジャイロとは、両足のかかとを付けて、つま先を30度ほど広げた状態でスイングをするだけです。
足を揃えるのでスタンスの幅をとる必要がなく、下半身の動きを気にする必要はなくなります。
そしてゴルフのスイングで難しいとされる肩の外転や、それに伴う腰の動きなどがなくなり、もちろん体重移動などを考えることもなくなります。

普通のスイングは最初に構えた位置から、テークバックで右側に軸を移動し、さらにインパクトでその軸を戻すという動きが必要です。
しかしジャイロスイングはコマが回るように軸を定めてクルっと回るだけなので、ミート率が上がり確実にフェースでボールを捉えることができます。

「いいものは持っているけど荒削り」と言われる初心者から中級者は、ミートしたときには良い当たりが出ますが、同じ確率でミスショットもあるわけです。
そのミスショットがなくなるのですから、まさに目から鱗(うろこ)のスイング法と言えます。

ただし足幅を狭めていることから腰や肩の回転によるパワーがなくなり、確実に飛距離は落ちてしまいます。
それでも絶賛されている理由についてさらに確認していきます。

坂田信弘自身も認める格好の悪いスイングの素晴らしい効果

坂田信弘自身も「格好の悪いスイング」と言っている通り、みんなが集まるスタートホールでコマのように回転するスイングができるのか勇気が必要なところです。

ミート率に特化したスイングですが、大幅な飛距離ダウンは避けられません。
ただしミート率が上がったことで、フェアウェイの真ん中にボールがあり、さらに長めのシャフトのクラブ選択でも違和感なく使用することができます。

通常であればドライバーの次に8番アイアンで打つところを、5番アイアンになってもその確実性の高さから、コースマネジメントさえできればスコアアップが期待できるようで、結果的に人気のスイングとなりました。

ジャイロでスイングするときのコツは、腕とクラブを1つの道具としてヘリコプターのように回転するようにイメージすることです。
決して手打ちせずに軸ごと回転することが大切です。

最初は短いクラブから始めて徐々に長いクラブで慣らしていく練習法は、ショートスイングに通じるものがあります。

唯一、ジャイロスイングが難しいのは、足場が維持できない場所からのショットです。
踵で回転することでスイングしているので、バランスが保てなくなる傾斜地のライや、バンカーの砂の上では普段通りのスタンスでスイングすることになると思います。

通常のスイングも含めて使い分けて使用すれば、より良い効果を期待することができます。

坂田信弘のスイングから学ぶ究極のゴルフ法

現代のゴルフは飛距離を求めることが多くなっていますが、坂田信弘のスイング理論の根底には「フェアウェイの真ん中」があるように思えます。

確実にミートすることでボールをコントロールする、この延長線上に距離があるということになります。

自分が必要とする距離を出せることが究極のゴルフ法なのかもしれませんね。

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