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バンカーへのレーキ持ち込みはOK?それともルール違反?

2017.8.23

日本ゴルフ協会が発行している「ゴルフ規則」を見たことがありますか?
2年に1度改定され読むのも気が遠くなるくらいのルールの多さ、細かさにびっくりします。

また特に複雑なのが、ゴルフのルールは細かく改定されていると言うことです。
その中でもよく議論になるのが、バンカーへのレーキ持ち込みの可否です。

皆さんはご存知ですか?

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バンカーでの基本的なルール

バンカーへのレーキ持ち込みに関するルールは少々複雑なので後からじっくりと説明します。
まずはそれ以前にバンカーでの基本的なルールを再確認しておきましょう。

バンカーにボールがある場合は、クラブ(ソール)を地面につけることはできません。
それからボールの近くにある石や葉っぱ、小枝などのルースインペディメントを取り除いたり、触ったりすることもできません。

また足元を固めるために砂に足を埋めて固定させるような行為は問題ありませんが、クラブが地面に触れれば、2打罰が科せられます。

以前は使わないクラブをバンカー内に置くことは禁止されていましたが、現在は砂の状態の確認やライの改善をしなければ問題ないと改定されています。
しかしここで注意しなければならないのは、やっぱり使おうと置いていたクラブを取る時に砂の状態の確認と取られる場合があるので、できれば中に入れない方が良いでしょう。
またルールではないのですが、バンカーでプレーをした後は、砂をレーキで元の状態に直すの大切なマナーです。
この際に気をつけて欲しいのが、ショットの跡と足跡だけを直す人がいるのですが、バンカーに入る際についたボールの転がった跡も忘れずに直すようにしましょう。

バンカーへのレーキ持ち込みはOK?

2008年にルール改定されるまでは、バンカーへのレーキ持ち込みはルール違反でした。
しかし改定されてからは、プレーファーストのために、バンカーへのレーキ持ち込みはOKとなりました。

しかしレーキを持ち込む際に砂の状態確認やボールのライ改善と見られる行為をした場合は2打罰になります。

また細かいですが、持ち込むのはOKでも、置いた物を置き直す行為は砂の状態を確認する行為に当たる場合があり2打罰になります。
ですから、一度レーキを置いて、スイングに邪魔になるからと移動させてしまうと、2打罰を科せられる可能性があるので気をつけましょう。

バンカーへのレーキ持ち込みは、ルール違反でもないしプレーファーストにもなるのですが、ちょっとした動きで砂質テストやライ改善と見られる可能性はゼロではないので、よほど不便な場所にない限り持ち込まない方がベターでしょう。

先程少し触れましたが、レーキ同様バンカー内へクラブを持ち込むこともできます。
ライを確認してから使うクラブを決めようと言うときなどに、2本クラブを持ち込み、使わない方のクラブをバンカー内へ置いても問題ありません。

レーキ持ち込みOKでもバンカーの出入口は意識しよう

バンカー内へレーキを持ち込めるからと、何も考えずにバンカー内へ入るのはマナー的にNGです。

実はバンカーには「出入口」があります。
バンカーにどこから入って、どこから出るかということをしっかり考えなければなりません。

レーキ持ち込みOKだから直せば問題ないと思うかもしれませんが、不必要にバンカー内に足跡をつけるのはあまり良いこととは言えません。

バンカーの出入口は、バンカーのフチの段差が低い所です。
段差が高いところから入ってしまうと、入るときや出るときに砂が崩れてしまう可能性が高いので、必ず低いところから出入りするようにしてください。
またボールに近いところから入ることも大切です。

「段差が特に低く、ボールからできるだけ近い所」から出入りするのを意識してください。

レーキ持ち込みはプレーファーストのためでもあるのに、不必要に足跡をつけたり、砂が崩れてしまうと、レーキを持ち込んだとしても砂を均すのに時間が掛かってしまいます。ルールではないのですが、後続のプレーヤーに迷惑を掛けないと言うのはゴルフにとって大切なマナーだと言うのを忘れないようにしましょう。

レーキ持ち込みしたらバンカーを手際よく均そう

せっかくルール改定されて、プレーファーストのためにバンカーへのレーキ持ち込みが可能になったのですから、ショットの後に砂を均すのも手際よく行いましょう。

バンカーを均す際まずは、レーキで熊の手のようになっている歯の部分で足跡やショット、ボールが転がった跡を大まかに均します。
レーキの種類によっては熊の手のようなギザギザがない場合もあります。

ここで気をつけて欲しいのが、砂を均すときは、ピンの方向に均すようにすること。
ピンの方向に対して直角に均すと、後続プレーヤーが打ちにくくなってしまいます。

大まかに跡を直したら、レーキの平らな部分で仕上げの均しをします。
歯の部分で均すだけだと、ギザギザにラインが残ってしまうときがあるので、砂を均したことになりません。
歯の部分だけで均す人を良く見かけますが、平らな部分での仕上げの均しは大事なので忘れないようにしましょう。

最後に後ずさりをして足跡を均しながらバンカーから出ます。

ここで先に話した出入口をしっかりと意識して、入ったところから出るようにしましょう。

バンカーの淵にあるレーキが邪魔な場合

ショットしたボールが、レーキ持ち込みしやすいようにとバンカーの淵ギリギリに置いてあったものに引っかかってしまった場合、次のショットでレーキが邪魔になりますよね。
このとき地面に置いてあるレーキは「動かせる障害物」になります。
ですから邪魔になるのであれば、無罰で動かすことができます。
そしてレーキを動かす時に、ボールが動いてしまった場合でも無罰でリプレースできます。

しかしその時ボールが動いたのにリプレースせずにプレーを続行したら2打罰になるので気をつけてください。
だからと言ってレーキを移動させる時にボールが動かないようにとボールを押さえてしまうのは故意にボールに触れたこととなり1打罰となります。
あくまでも触れて良いのは「動かせる障害物」です。

ここで混乱してしまうルールが、
「レーキのようなコース保護のためにコース上に置かれているもので、持たれていたり、運ばれているものは携帯品に含まれる」

これと、
「そのキャディの持ち運んでいる携帯品は全てのプレーヤーの携帯品とみなされる」
です。

持ち込みしたレーキは動かせる障害物ですが、もしキャディが持っていたり、運んでいたり、身体に寄りかかっている状態のときはプレーヤーの携帯品になります。
携帯品に当たりボールを止めたりしたら、1打罰を科せられるのです。

バンカーに足跡やショット跡が残っている場合

自分のボールがバンカーに入り、レーキを持ち込み、いざショット。
そうしようとした時に、前のゴルファーのショット跡や足跡がスタンスに掛かってしまう場合、どうしたら良いのでしょうか。

レーキ持ち込みしているし、ササッと均したいところですが、この時均してはいけません。
均してしまうと2打罰になるので気をつけましょう。

レーキもあるし均したい気持ちは良く分かるのですが、砂を均してしまうと、スタンスやスイング区域の改善、ボールの位置やライを改善することになるのでペナルティの対象になります。
しかし全然自分のプレーに影響をしない場合に限っては、砂を均すことはできます。

つまりバンカーショット前に自分のボールの近くで不必要に足跡をつけたり、その足跡を均したりするのは、地面の状態を確認しようとしている可能性があるので、ハザードテストとして2打罰を受ける可能性があるということです。

これで最低限のマナーとして砂を均すこととしている理由が理解できましたか?
誰かがマナー違反をしたことで、後続者が不便をすることになるのです。

自分も他人も気持ちよくプレーするためにバンカーは丁寧に均すことを心がけましょう。

バンカーとレーキだけでも守るべきことがたくさん

バンカーとレーキについてだけでも守るべきルールとマナーがたくさんあります。

バンカーに関してのルールはまだまだありますし、複雑なものも多いので、自己判断せずに、上級者やキャディさんにその都度確認するようにしましょう。

またマナーについては、後続でプレーする人のことを考えれば、何も難しいことではありません。
意味や理由のないマナーはないので、みんなが気持ち良くプレーすることを考えれば自然と身体が動くはずです。

 - ルール・マナー