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グリーンコンディションによる速さの単位とその計測方法とは

2017.8.17

ゴルフ場へ行くと、スタート室前などにグリーンの速さを表記した看板が置いてあったり貼ってあったりします。
そこには「本日のグリーン ○ft.(フィート)」と表示されています。

ところでこのフィートと言う単位はいったい何なのでしょうか。
またグリーンの速さとはどうやって測定していて、速いや遅いと言った基準は何なのでしょうか。

普段何となく認識していても、よく分かっていない人が多いでしょう。
ここで看板からグリーンコンディションの情報を得られるようになるためにしっかりと学んでおきましょう!

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グリーンの速さの単位

先に簡単に話しましたが、グリーンの速さの単位は「フィート」です。

しかしフィートとは、一般的に距離の単位を示します。
距離の単位フット(foot)の複数形がフィート(feet)です。
1フットは約30cmです。

そこでゴルフにおいてパットの距離は、一般的にフットやフィートを使って言い表します。

ゴルフの距離は基本的にヤードで言い表すイメージがあるのですが、パットでは「3ヤードのパット」とは言わずに(主に英国圏)、「9フィートのパット」と使います。
12インチが1フットなので、3.5フィートのパットはフットとインチを使い3フィート6インチズと言い表します。

メートルやセンチを使う日本人にはヤードでも馴染みがないのに、フィートやインチになるとより距離測定を複雑に感じるでしょう。

ではなぜその距離を表すフィートが、グリーンの速さの単位に使われているのでしょうか。
それはグリーンの速さの測定方法に関係があるのです。

次にグリーンの速さの単位に関係する意外と原始的なグリーンの測定方法を紹介します。

グリーンの速さの測定方法

グリーンの速さの測定方法には、測定するための器具を使用します。

その器具は「スティンプ・メーター」と言います。

スティンプ・メーターとは金属レールのような棒に溝が付けられた形状になっています。1フィート(30.48cm)を1つの単位として、ゴルフボールがそこから転がった距離を速さとする非常にシンプルな測定方法です。

グリーン上でなるべく平坦な場所にスティンプ・メーターを設置し、その上にゴルフボール置いてからゆっくりと傾けていきます。
ここで急いで傾けてしまうとボールに勢いがついてしまうため正確なスピードが測れません。
ゆっくりと傾けていくとあるポイントでボールがゆっくりと転がり始めます。

2~3個同じ様に転がすと、大体同じ場所にボールは集まります。
そこでスティンプ・メーターの先端からボールまでの距離を測ります。
スティンプ・メーター自体の長さが3フィートなので、これを反転させながら距離を測ります。

そこまでの距離がグリーンの速さになるのです。

一般的なグリーンの速さとトーナメントの違い

速さの単位がフィートで、それが測定による距離だと分かっても、どのくらいが速いグリーンで、どのくらいが遅いグリーンかと言うのはまだ分からないですよね。

そこで一般的なゴルフ場での平均的なグリーンの速さとトーナメントでのグリーンの速さについてお話します。

スティンプ・メーターを傾けて転がすのですから、グリーンが速ければそれだけボールは転がります。
ですからフィートの数値が大きいほど速いグリーンと言うことになります。

一般的なゴルフ場での平均的な速さが、8~9フィートです。
天候や芝の状況によって10フィートを超えている場合もありますが、それは稀だと考えて良いでしょう。

対してトーナメントでのグリーンの速さは11~13フィートです。
これは平坦な場合での速度になるので、下り傾斜の所になると更に速くなります。

この速さと言うのを言葉で表すことは無理です。
こればかりは、速さと言うのを体感して覚えるしかありません。

でも一般的な速さのグリーンでの自分なりの基準を作っておけば、ゴルフ場によって速さが違っていても微調整で対応することができるでしょう。

グリーンの硬さの単位とは

グリーンは速さだけでなくグリーンの硬さもまた難しさを左右させます。

そのグリーンの硬さを「コンパクション」と言います。
コンパクションメーターと言う鉄針をグリーンに刺して、その時の負荷を測定して表示する機器を使い、コンパクションと言う尺度で表示されます。

速さに注目する人は多いですが、このコンパクションを気にする人はあまりいません。

グリーンの硬さの単位は「kg/㎠」です。

一般的なゴルフ場での平均コンパクション値は9~11kg/㎠です。
対してトーナメント開催時は11~14kg/㎠です。

こうして単位(指票)で表されてもいまいちピンと来ないのではないでしょうか。
分かりやすく説明すると、コンパクションが10kg/㎠未満のグリーンの場合、ボールマークがくっきりとできるくらい柔らかいグリーンです。
そしてトーナメント仕様での14kg/㎠以上であれば、ほとんどボールマークは付かず、ボールを弾くような硬いグリーンだと言えます。

しかしグリーンの速さと違って、硬さはプレーヤーの踏圧によって固結化することもあるので、表示されたものからラウンド後半になるにつれ変わる場合もあります。

それもあってプレーヤーはそこまで注目しないのかもしれません。

グリーンの速さや硬さなどメンテナンスの大変さ

グリーンの速さや硬さなど、各単位でグリーンの難易度を示していますが、その状態をキープするためのメンテナンスは相当大変です。

またトーナメントになると、難しすぎても簡単すぎても問題なので、良いバランスの難易度を3~4日間キープさせなければなりません。

さらにそれだけでなく、芝の刈り高も難易度を左右する重要なポイントになります。
短く刈る方が速くなりますが、刈り方によっても異なってくるので一概には言えません。ダブルカットにすると、芝目がなくなり、接地面が減ることで傾斜に沿った転がりが出ます。

このようにグリーンキーパーはゴルファーがよりゴルフを楽しめるために毎日芝の管理を徹底しています。
速いグリーンの方が面白みは増すのですが、グリーンを速い状態にするのは、芝への負担が大きいため、休める日を作らなければなりません。
2グリーンにしているゴルフ場があるのはそのためです。
特に夏や雨季などは、暑さや湿気で芝が弱りやすいので、なるべく負担を軽くさせるために遅めのグリーンにしなければなりません。

グリーンキーパーが怠けていてグリーンが遅くなっているのではなく、きちんと管理しているからこそだと言うことを理解しておきましょう。

ゴルフで使う様々な単位

ゴルフでは、グリーンの速さに限らず、日本人が日頃使用しない様々な単位が使われています。

日本のゴルフ場では距離表示にヤードが使われていますよね。
日頃メートルを使っているので、1ヤードと言われても最初はピンと来ないと思います。

1ヤードは0.9144mです。
(約90cmと考えると良いでしょう)
またグリーンの速さで使うフィートもグリーン上で使います。

しかし日本のトーナメントの解説を見ていると分かると思いますが、視聴者が分かりやすいようにメートルやセンチを使うことがほとんどです。
しかしUSPGAなど海外のトーナメントを見る場合は、フィートやインチを使うので、基本的なことは覚えておくと良いでしょう。

・1ヤード=3フィート
・1フィート=12インチ
・1インチ=2.54センチ

日本ではフィートやインチはあまり使いませんが、ゴルフ場によっては、ローカルルールで救済を受ける際に、「○インチ以内にプレース」と使っているところがあるので頭の片隅に入れておくようにしてください。

知っておくとグリーンを攻略しやすくなる

ゴルフ場でしか見ることのないグリーンの速さや硬さを表す単位。

日頃何となく目にしているだけだったかもしれませんが、その日その日、ゴルフ場や天候、キーパーによって違うコンディションをしっかりと確認してみてください。
そのスピードや硬さをイメージすることで、あなたのパッティング力は大きく変わります。

感覚が掴めていなくてもラウンドの際は意識するようにしましょう。

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