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外国発祥のゴルフは日本の常識と世界のマナーに違いがある

2017.8.11

紳士淑女のスポーツが常識といわれるゴルフですが、本当にマナーやエチケットを理解している人は少ないかもしれません。

そもそも近代ゴルフが発祥した英国とは違い、日本には独自の作法があります。

そこで日本で楽しむゴルフに必要なマナーについて確認していきます。

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ゴルフのマナーと日本人の常識には違いがある

ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」といわれていますが、紳士や淑女がどのような人なのか、現在の日本では分かりにくい表現といえるかもしれません。

紳士淑女とは、マナーを身に付けエチケットを守るものだそうです。
マナーとは、規則にすることもないほどの約束事で、同じ習慣を持つ人たちにとっては常識とされているものです。
エチケットは、他人に不快な思いをさせないような振る舞いのことで、言葉や態度によって表現されたものをいいます。

食事中で表すと、ナイフやフォークの食事作法がテーブルマナー、周囲に気配りなくゲップをしたらエチケットに反するとなります。
ちなみにマナーは英語、エチケットは仏語、ともに日本語では「礼儀作法」と訳しています。

日本人にとっては違いの分かりにくいマナーやエチケットですが、ゴルファーにとっては重要なものなので、事あるごとに身に付けておくと良いと思います。

ジャケット着用は常識?マナーは国によって違いがある

まずはハウスでのマナーとエチケットについて考えてみましょう。

ハウスに入るときに「ジャケットを着用する」と決まりがあります。
この決まりは、一般的にゴルフ場のクラブの「エチケット委員会」もしくは「会社(ゴルフ場)」が制定します。

本来ゴルフ場にはドレスコードなどと言うものはなく、ジャケットを着て入るのが常識だったわけです。

もともとクラブのハウスは、他人の家と同じように考えられていました。
その家のご主人が招いたゲスト(お客様)が、ビジター(利用者)ということになります。
出迎える人も招かれた客も最低限の服装を整えるためにジャケットを着ることは、現代社会でも日常的に行われているのです。

ところがいつしか「常識」はなくなり、決まりがないから利用者が選択すればよいという風に変わってきました。

パブリック(会員がいない)コースはメンバーコースとは違い、ゴルファーを施設利用者として扱うことになります。
入場の目的はプレーをすることで、その目的のゴルフをすぐにできる服装であっても問題はないはずと考えたのでしょう。

確かにに米国では、手引きセルフコースにTシャツ、半ズボン、素足にシューズのプレイヤーがたくさんいて、世界的に見るとジャケットを着ていないことでエチケット違反とは言えない時代が来ていると思います。

要は受け入れるコースや自分以外の利用者が、ノージャケットで受付をしても不快に思わなければOKではないでしょうか。

大事なことは、見た目の服装よりも振る舞い(マナー)にあると思います。

アスリートでは常識の服装もマナー違反なの?

もうひとつ、女性の服装について世間が賑わっているようです。

日本ではノースリーブにショートスカートでプレーするプロゴルファーが増えていますが、海外ではマナー違反として規制をかけているようです。

海外の試合で、選手に対してもっとも服装に厳しいのが、男子メジャーの全英オープンと言われています。
シャツの「イン」、ヘソ出し厳禁は常識となっています。
またキャディに対して厳しいのは米国で行われるマスターズで、こちらはツナギ着用が必須です。

一方で「日本は?」と見ると、アマチュアゴルファーに対するドレスコードが厳しい割に、有名選手が出場するトーナメントでは主催者もスポンサーも、そして試合会場となるコースも静かなものです。

本来、そのコースを「利用するための決まりごと」なのに、特別なプレイヤーだけが除外される対応の違いですから、さほど大げさに考える必要はないのかもしれません。

ちなみに現在騒がれているのは、女子ゴルファーのノースリーブとショートスカートです。
また以前に騒がれていたのは、高機能のアンダーウェアでした。
理由は「下着が見える。下着に見える」というものですが、なんともこじ付け感一杯の裁定のような気がします。

ティーグラウンドでの常識!他者への敬意がマナーに通じる

マナーの中で守らなければならないのは、プレーでの振る舞いです。

ティーグラウンド付近では大声を出してはいけないことは常識です。
特にティーグラウンドの周辺で待機しているとき、大声で「本日ご一緒させていただきます。よろしくお願いします」なんて場違いの挨拶を交わしている光景を見ます。
少なくともスタート室前までには挨拶は済ませておき、ティーグラウンド付近は静かしていることが大切です。

またティーグラウンドの上がるときは階段を利用します。
ティーグラウンドに階段が設置されている場合には、そこが出入口としてコースが指定しているので、他の場所から駆け上がったり飛び降りたりしないよう注意が必要です。

さらにはティーグラウンド周辺では動かないようにします。
同伴者や前の組のプレイヤーがアドレスに入るときは、キャディカートからクラブを引き出したり、素振りをしたりしてはいけません。
ましてオナー(栄誉)をうけて最初に打つ人には、敬意をもってショットを見守ることがマナーです。

重要度NO.1のマナー!プレーの時間は常識的なスピードで

コース内では早く歩くことが大切です。
ティーグラウンドでファーストショットが終わり、コースに出ていくときはなるべく早く歩くようにします。

通常ゴルフ場のスタート時間は6分間隔(もしくは7分程度です)なので、プレイヤーがティーグラウンドに上り、ティーアップしてショットを終えるのに約30秒かかるとしたら、4人で2分が必要です。
残り4分でセカンドショットを打たないと、後続組は6分後のスタートができないわけです。

スロープレーに対してはマナーだけではなく、エチケットしてゴルフ規則にも記載されていますし、さらに試合では罰則も設けられているほどすでに常識とされています。
6分後にセカンドショットが終わり、後続組が打てるように前進できるよう歩速を早めることがマナーに通じます。

またフェアウェイでショットしたときのターフは埋め戻すようします。
芝面を活着させることが目的ではなく、後続のプレイヤーのボールがその穴に落ちることを防ぐためのものです。
ショットが終わるとそこにクラブを置き、フェースで切り取られた芝を拾って、芝を埋め戻します。

クラブを置く理由は2つ、1つは穴の空いた場所を間違いなく埋め戻しができるため、もう1つは後続組が前進したと勘違いして打ち込まないようにするためです。
万が一プレイヤーが見ていなくても、キャディはクラブを置いていることを確認しているはずです。

旗竿を持つのは常識?グリーン上のマナーと勘違い

プレイヤーの中で一番に気になるのがグリーン上のマナーです。

グリーンでのマナーでは2つのことに気をつけましょう。

1つ目は自分に与えられている時間を確認することです。
ティーグラウンドから2打目が終わるまでの時間配分で紹介したように、グリーンオンした時点で同組は2分程度経過しています。
ましてバンカーなどのトラブルがあれば、さらに持ち時間は短くなっているわけです。
芝目や傾斜を読むことはパッティングの楽しみですが、後続組に迷惑をかけないのがマナーですから、規定の2パットを1分以内で終了できるような時間配分が必要となります。

2つ目はピンを持つときのマナーです。
本来はピン(旗竿)を持つのはキャディの役目なので、プレイヤーに頼んでいなくなるのは職場放棄みたいなものですが、グリーン周りの形状やインターバルの距離などで、どうしてもプレイヤーにピン挿しをお願いしないとならない時があります。

最初にピンを持つときの基本の姿勢です。
ピンは身体の前で真横にして、左手でフラッグ(旗)の部分を持ち、右手でピンの真ん中あたりを持つのが常識的な姿勢です。
最後のプレイヤーがホールアウトしたら、右手でしっかりピンを挿し、早足でグリーンを離れます。

ダメなパターンは、肩に立てかけてピンをグリーン面に付けておくこと。
もしボールが当たればプレイヤーには罰打が加算されます。

またカップの位置を知らせるためにピンを持つケースがあると思います。
縁に当たるように斜めに立てると痕が付いて後続組が迷惑するので、これもマナー違反です。

プレイヤーとキャディの役割の違いを明確にすることは大事なことです。
そしてもっとも大切なことはプレーについてのマナーを身につけることです。

日本古来の常識と近代マナーの違いについて

ゴルフにおけるマナーとエチケットはいわゆる英国風を最上とするものですが、日本の常識とはかけ離れたものもあります。

例えば和装でハウスに入るときに、「ゴルフシューズでお願いします」というのが笑い話ではないところが、日本の常識とはちょっと違いを感じるところかもしれません。

なにはともあれ、プレーに支障がないようなマナーだけは確実に身につけておきたいものです。

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