キャディの仕事内容について楽しい部分と辛い部分を再確認

意外に大変なキャディの仕事、プレイヤーとして身近な存在でなんとなく仕事内容は知っているつもりですが、実際の内容は意外に知らないものです。

そこでキャディの仕事の内容とちょっと辛い想いなどもまとめて確認したいと思います。

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初心者はキャディ付きプレーをから始めると真髄を覚えられる

キャディ付きゴルフとセルカートのゴルフ、どちらが楽しいですか?

上手になるとキャディ付きのほうが楽しいゴルフをできると思いますが、初心者の場合にはキャディも含めて「部外者」と一緒ではない方が気楽に回れて楽しいかもしれません。
確かに最初は気ままなラウンドの方がプレッシャーがかからず、しかもヘタクソと思われずにプレーすることから、たくさん叩いて辛い思いをしても楽しむことができるかもしれません。
でも最初にキャディ付きでゴルフをすれば、その後とても重要となる「急いでゴルフをする」癖がつきます。

「お金を払っているのに、なぜ急がねばならない?」と思うかもしれませんが、限られたホールの中でプレーできる組数はわずかです。
後続組のためには少しでも早くプレーすることは大切ですし、まして自分の持ち時間を超えてプレーすることは避けなくてはいけません。

キャディは技量に合わせてアドバイスをしてくれます。
初心者であれば同伴者に迷惑をかけないこと、前が空いているのに後続組が追いついてきたらパスする方法などを教えてくれます。

「鉄は熱いときに打て!」で早くにキャディ付きを回ったほうが、あとから楽しいゴルフができるようになると思います。

そこでキャディの仕事とその役割について確認していきます。

共有キャディの仕事量は4倍?辛いと思わない理由とは

もともとプレイヤーは1人のキャディを雇い、自分のバッグを運ばせ、またコースの案内をさせました。
当時のコースは真っ平らだったことから、コースの境目やバンカーやクリークなどが分からず、案内なしではラウンドすることが難しかったようです。
また1つのグリーンに2本の旗が立っていて、違う組が交互に使用するため、そのタイミングなどもキャディの指示を受けてプレーを楽しんでいました。

時代は移り、ゴルフブームになるとそれまでのマッチプレースタイルよりも、ストロークプレーが増え、しかもコースが増加したこともあってキャディ不足となりました。
1人が複数のバッグを運ぶことができる手引きカートが開発され、それまでとは違う共有キャディが誕生します。

1ラウンドの仕事量が増えるわけですから当然辛い仕事にはなりますが、その分だけキャディフィは増えたわけで、キャディにとっては悪い条件ではなかったようです。
また、共有キャディであることからサービスは限定されてきます。
風の影響や残り距離などの要求が少なくなり、進行が主たる仕事となっていくことになっていきます。

実際にキャディの辛い仕事について確認してみる

キャディの仕事が限定されたとは言っても、1ラウンドをほぼ全力疾走に近い状態でコース内を走り回るわけですから、体力的には1バッグよりも4バッグのほうが辛いのは間違いありません。

そもそもキャディは、スタート室から組み合わせ票を受け取り、バッグ置き場からキャディバッグを集め、自分のカートに乗せます。
スタート室の前、もしくはファーストティーの横でクラブ確認をします。

このときプレイヤーとキャディの双方が確認したことをサインして、あとで「本数が足りない」と言い出したときの対処法としています。

ティーグラウンド横ではそれぞれのボールを確認し、もし同一銘柄で同一番号の場合には、油性ペンで印をつけてもらい識別できるようにします。

使用するクラブのヘッドを軽く拭きプレイヤーに渡しますが、そのとき当該ホールの注意事項と1打目の目標物をアドバイスします。

ここで大事なことはキャディの仕事である、プレイヤーにクラブを渡し受取りバッグに納めることで、ほかのプレイヤーが不用意な音をたてることなく、気持ちよくファーストショットをしてもらうことです。

意外に多い1打目のミスショット、緊張と慣れない動きに思いがけない方向に飛んで行くことがあります。
決してロストボールにならないよう、バウンドしてそのあとボールが止まるまで目を離さず、しかもサイドの樹木などで確認し見失わないようにします。

2打目には最初に到着してカートを停め、使用するであろうクラブを数本持ちミスショットのボールを追います。

これで、なんとかスタートホールを出発することができました。

立場逆転が辛い!プレイヤーとキャディの仕事が本末転倒

とにかく急いでもらうこと、ティーグラウンドでプレイヤーがのんびりしていたら「ティーアップお願いします」とか「バンカーは私が均しておきます」といって、先に進むように促します。

プレイヤーは、ティーアップをしてから6分後にはセカンドショット打っていないと、後続組は「待ち」になる計算なわけです。

ですからスタートホールから遅れることはできません。

しかし実はこれが露骨になるとプレイヤーからは不満の声が漏れることになります。
でも進行が遅れると、ティーグラウンド横の電話でキャディマスターから厳しく注意を受けることになります。
つまり板挟み、楽しく回りたい気持ちも分かるし、遅いから早く回せという指示も分かっています。
ここがキャディの仕事としては一番辛いところです。

プレイヤーの身体も温まり、ショットも安定したころ茶店がやってきます。
景気の良い時なら「キャディさん用のお土産」なんてプレゼントもありましたが、いまでは数えるほどです。
小用を済ませて、すぐに次のティーグラウンド付近で待機します。

ちなみに「バンカー均し」はプレイヤーの仕事、「旗竿挿し」はキャディの仕事です。
最近は進行重視になっていて、本末転倒になっているかもしれませんね。

ルールを知らないキャディは辛い!本当のキャディの仕事とは

仕事の内容はキャディのレベルによって違いがあります。
プレイヤーにシングルと初心者がいるように、キャディもキャリアによって違いがあるものです。

キャリアの違いが出るのはロストボールです。
キャディがボールを見失うことは絶対にあってはいけません。
見失いそうであれば「暫定球をお願いします」と指示を出します。
出さずに見失っていればキャディのミスです。

本来は「打ち戻り」になるので、プレイヤーの体力的負担は増大し辛い思いをさせてしまいますし、なによりも1ホール空くほど進行が遅れてしまいます。

ここで大事なことは「お客様、ワンペナでここから打って下さい」と明らかなルール違反を指示してはいけないと言うことです。
自分のミスをプレイヤーにカバーしてもらうようでは、キャリア不足と言われても仕方ありません。

同じようなことにグリーンのマークがあります。
最終でグリーンをしたプレイヤーのボールをマークしてピンを抜く、拭いたボールとパターを渡すようではダメです。

基本的にボールマークはプレイヤーがするもので、キャディがするときには「マークしてもよろしいでしょうか」と確認してからでないと、勝手にピックアップするとマッチプレーなら相手のプレイヤーが1罰打を受けますし、ストロークプレーなら無罰ですがリプレースしなければいけません。

つまりゴルフルールを知らないと、本来のキャディ業務はできないと言うことです。

ルール上のキャディの仕事は7つしかない

実は、キャディがプレイヤーに対して行っても良い行為は、ルールによって決められています。
逆に言うと、それ以外の行為をしてはいけないことになります。

ちなみ認められているのは以下の7つです。

①ボールを探すこと
②クラブをハザード内に置くこと
③ボールマーク痕の修理
④ルースインペディメント(小石や枝など)を取り除くこと
⑤ボールを拾い上げずにマークすること
⑥渡されたボールを拭くこと
⑦動かせる障害物を取り除くこと

プレイヤーの中には、テレビで観たトーナメントキャディのスキルを望むことがあります。
つまり「あと何ヤード」「ここで使う番手は?」「芝目や傾斜を教えて」といった競技用キャディのスキルを求めています。

多くのキャディのアドバイスは、それが正しい結果を生むとは限りませんし、まして結果責任を求められても、仕事外の求めに応じただけなのです。

辛い思いをさせないよう飽くまでも善意のサービスと捉え、読みが外れても自らの失敗としておくと良いと思います。

キャディの仕事の苦労と辛い想いを理解する

キャディが仕事をする中で一番辛いのは、賭けゴルフをしているプレイヤーです。

進行を促しても聞く耳はなく、失敗するとキャディに責任転嫁し、あげくは暴言を吐くときもあります。

ルールが認めた「ボール探しと拭くこと」、実質これ以外はサービスであることを認識すれば、キャディの苦労と辛い想いが理解できるかもしれませんね。