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腰の位置を低い状態で保つと安定したスイングが可能になる

2017.7.18

腰の位置を低い状態で保つことができると、安定したスイングができるようになります。特にテークバックやダウンスイングのときは、ほんのわずか低くしただけで格段に安定するはずです。

今回は腰を落としたスイングの利点と気をつけるポイントについて確認していきます。

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腰の位置が高い低いでミスショットを防ぐことができる

腰の位置が低いと「身体が安定できる」というイメージは日本人的でしょうか?

確かに相撲や柔道などの対人競技では、腰を落として押しや引きに対応できるようにします。
そんなイメージからなのか、海外発祥の野球まで腰を落としてスイングする、捕球することを推奨している指導者もいます。
さらにゴルフの指導者の中にも、腰の位置を低い状態にすることを勧めることがあるようです。

よく耳にする打ち方に「腰で打つ」というのがありますが、これも腰を低い位置に落として、下半身を安定させるように意識付けしたものです。

下半身が安定すると腰よりも上、つまりテークバックのときに上体が右に揺れることはなくなり、ダウンスイングでは左に突っ込むこともなくなります。

低い腰というのは、腰の位置ではなく上体を安定させるためのフレーズと考えた方がいいようです。

テークバックで上体がブレるのは腰の位置が関係している

そこでテークバックのときに下半身が安定すると、上体にブレがなくなることについて考えてみます。

まず上体がなぜブレるかについてです。

一般的にテークバックは、飛球線の後方にヘッドをスライドして、そのままトップの位置まで引きあげていきます。
でも引き上げずに、ずっと後方線上にスライドしていくと、やがて上体は右側に傾くはずです。

通常のスイングでも、クラブヘッドを後方に引くイメージでテークバックすると、同じようなことが起こります。
ヘッドを後方に引くと、グリップが右サイドに移動することから、連動して左肩が後方線側に伸びていくわけです。

この状態を理解していれば左肩を回した捻転に繋がりますが、何気なくヘッドを引くと腰から上が右側に傾くことになります。

その右への傾きを防ぐには、膝を軽く曲げて腰を低い位置に落とすこと。
右脚の付け根を後ろに回すように動かすと、上体が傾くことなくヘッドを真っ直ぐ引くことができます。

腰を低い位置にするとダウンスイングで突っ込みがなくなる

次にダウンスイングのときに腰を低い位置に保つと、左側に突っ込むことがなくなることを考えてみます。

ダウンスイングで左側に突っ込むという状態は、インパクトの瞬間に左肩が下がって左サイドに傾いていることです。
なぜこのような状態になるかというと、トップの位置が高いことが考えられます。

この高い位置は他人と比べた客観的な高さではなく、自分の身体の柔軟性や筋力によるもので、自分に合った高さということになります。
一般的には自分がイメージする高さよりも、適正なトップの位置は低いはずです。

無理をして高くしようとしたことで、身体の左サイドが伸びきってしまい、ダウンスイングではその反動で左肩が沈んでしまいます。
いわゆるダフリやトップの原因になる打ち方です。

その左肩が沈むスイングを防ぐには、腰を低い位置で回転させてテークバックをすることです。
右脚の内側にウエイトを感じながらテークバックすると、腰の位置は低くなり左サイドが伸びきる「反動」はなくなります。

斜面で打つときは腰を低い位置でキープする

腰の位置が低いと身体は安定するので足元も悪い場所、例えばコースサイドの斜面でのショットは、極端に低い位置に腰を落としたほうが、確実にミートすることができます。

いわゆる前下がりの状態でスタンスをとる場合、斜面の傾斜に合わせて垂直に立とうとすると前方に転んでしまいます。
でも通常の構えでアドレスしてもクラブヘッドがボールまで届くことはないので、スタンスの幅を広げるか、もしくは膝を曲げて腰を落として構えることになります。

足幅を広げる打ち方は、身体をねじることが難しく手打ちになりやすいのが欠点です。
膝を曲げて腰を落とす打ち方は、トップの位置からインパクトまでに身体が上下に動くことが欠点です。

どちらも腰の位置を低くすることで、グリップの位置を低くしているわけです。
あくまでも上体の角度を変えずスイングすることで、確実にミートすることができることになります。

バンカーは腰を低くしたオープンスタンスでナイスショット

腰が低い位置のまま打つのは斜面でのショットだけではありません。

ラウンド中にもっとも腰の位置を低くして打つのはバンカーです。
特にグリーン周りにあるアゴの高いバンカーからのショットは、確実に脱出することも重要ですが、飛び過ぎて反対側のバンカーに落ちないようにしなくてはいけません。

あわよくばピンそばを狙うショットを打ちたいと誰もが願うわけですが、日ごろからバンカーショットを練習する機会が少ないこともあって、砂と一緒にボールを運ぶことは難しいと感じているのではないでしょうか。

バンカーの砂がしっかり入っているときには、エクスプロージョンショットで打ちます。ボールとその下の砂を一緒に打ち出す方法で、慣れると確実性の高い脱出方法となります。

打ち方はコツをつかめば簡単です。
まずエクスプロージョンショットは「アウトサイドインの軌道で打つ」と言われますが、この表現間違ってはいませんが正しくもありません。

このアウトサイドインとは自分の身体に対してのスイング軌道ではなく、飛球線に対する表現法です。
アウト(飛球線よりも外側)から入り、イン(飛球線よりも内側)から出るヘッドの動きをアウトサイドインと言うわけですが、バンカーショットの場合にはスタンスの方向が違うだけでクラブは飛球線に合わせて入ります。

ターゲット(ボールを落とす位置)とボールがある位置(バンカーの中)を一直線に結び、飛球線に正対してスタンスをとります。
そのあと左足を45度ほど外側に開くとオープンスタンスになります。
あとは飛球線に合わせてスイングするとフェースが開き、綺麗なエクスプロージョンショットができるはずです。

上手く打つコツは、スタンスを広めにして膝を曲げて腰の位置を低くすることです。

スイングで腰の位置が変わらないように注意が必要

腰を低い位置にするためには膝を曲げることになります。

ご承知のように膝はこらえ性がなく、簡単に真っ直ぐになってしまうものです。
特にインパクトのときには最大限の力で打とうとすると、膝はピンと伸びきっているかもしれません。

もちろん間違いではありません。
最大限の力を出そうとするとすべての関節を真っ直ぐにしようとするものです。

ただセットアップで腰の位置を低くして構えて、インパクトでは腰の位置が高くなると、腰はスイング中に上下運動(移動)をしていることになります。
それでも空振りせずにフェースで捕らえるためには、身体の別の部分で調整しているはずです。

それもダウンスイングのあの短い時間の中で、フェースを合わせるために微調整をしているのですから、結果的にミート率が下がっても当然だと思います。

腰を落としたスイングには、腰の上下運動に気をつけることが大切です。

強風のラウンドでは腰を低い位置にするとふらつきがなくなる

安定したスイングをしたいと望む場面と言えば、強風の中のラウンドです。

アドレスの状態で前後に揺れることもありますが、そんな時には気持ちだけ腰の位置を低くすると、ふらつきがなくなります。
特にパッティングではその効果は絶大です。

いつもよりわずかにスタンスを広げて膝を曲げるだけで安定したパッティングができると思います。

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