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腰の位置が高いか低いかは日本人的なゴルフ理論かもしれない

   

腰の位置が高いか低いかは日本人的なゴルフ理論かもしれない

腰の位置が高いか低いかをチェックするのは、スイングの安定性に必要からだと思います。

でも本当に高さを確認したら安定したスイングが可能になるのでしょうか。

ゴルフスイングで腰の位置を変えることの効果と応用について考えてみたいと思います。

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腰の位置が高いというのは日本人的発想?

日本人的な発想に「腰の位置が高い」という表現法があります。

体型(足の長さ)とは関係なく、腰を低くすると安定性が保てるということで、主に相撲の力士や柔道の選手など対人競技に多く使われていているようです。

もっとも格闘技だけではなく、野球選手のように「腰を落としていないからトンネルした」とか、「腰の入ったスイング」と腰の高さが評価されることはあります。
ただしこれも日本人だけの理論で、本場の米国ではまったく理解されない発想です。

果たして、ゴルフでも「腰の位置が高い」と聞くことがありますがどうなのでしょうか。本場のスコットランドやイングランドで腰の高さを気にしているゴルファーはいないと思いますが、日本では腰の高さはスイングの安定性を表す言葉して使われているようです。

腰の位置が高いことのマイナス部分とは

日本人的発想がダメと言うことではありません。
もちろん腰の位置が高いというのはマイナスになることもあるので、まずはその状況を確認します。

ゴルファーにとって悩ましいもののひとつに腰痛があります。
ゴルファーにとって腰痛の原因は、コースを歩いていることによる疲労や身体の捻転による疲労など、運動の負荷によるものが理由となっています。

特にスイングスタイルは腰に負荷をかけるようで、昔ジャック・ニクラウスなどのスタイルで流行った「逆C型」は腰を高く、縦振りのスイングプレーンでした。
このスイングは形も良く流行りましたが、腰痛者が続出したことで徐々に別なスイングスタイルへと移行しています。

また腰が高いということは、膝を伸ばした姿勢になることが多く、上体だけでスイングすることになるため、上体の負荷が前傾姿勢の基点となる腰の疲労に繋がるようです。

こういった理由から極端な腰高は、日本人の体型には向いていないのかもしれませんね。

腰の位置は高いより低いほうが良いスイングになる?

では、腰の位置が低いと良い姿勢と言えるのでしょうか。

「腰が高い」の対義語として「腰が低い」を使ったとしても、実際にはスイングでの安定感を求めています。
しかも「腰で打つ」という、少し解りにくいスイングがその向こうにあるわけです。

腰の安定とは、軸がブレることなくスイングをするということになります。
実際にはテークバックで右腰を後ろ側に引き、ダウンスイングでは左腰を後ろ側に引くことになります。
このとき腰骨の下、足の付け根が折れたときの感触が腰を低くしているように感じるはずです。

また腰で打つというのは、上体だけでスイングするのではなく、腰の回転がスイングにとって重要になることを教えてくれている表現です。

腰の位置は左右の高低差が重要になる

腰の回転がスイングにとって重要になることを説明します。

そもそも腰と表現するのは、骨盤の高さよりも腰骨の水平レベルに重きを置きます。
普通に両足を揃えて立つと、左右の腰骨は地面に対して平行(レベル)になっているはずです。

でもクラブを握ってスタンスをとると、若干ですが右腰は低くなりますよね。
これは左手よりも右手が前に出ているから起きてしまう現象で自然な状態なのです。

それからテークバックに入ると左膝は右側に移動しようとします。
ところが「良いスイング」では、左膝の位置をキープしておくことが推奨されているのでグッと我慢するわけです。
結果的に膝を曲げてその姿勢をとることは「腰を低く」していることになります。

腰を落とした状態でスイングするときに注意したいのはトップです。
身体のパワーを右サイドに溜めた状態でダウンスイングをすると、インパクトの時に身体が伸びてしまい、場合によっては爪先立ちでボールを打つことがあります。

つまりクラブを引くときには腰を低くしていたのに、振り下ろすときには腰が高いほうに動き、その高低差からボールの上を叩くトップボールになるわけです。

腰の位置を低くする姿勢をとるときは、最後まで腰の位置をキープすることが大切です。

意識的に腰の位置を変える

 
ラウンド中はすべて同じスイングにすれば、ブレの少ないプレーをすることができるはずです。

ドライバーを使うときとアイアンショットではまったく違うスイングをすると、「今日はドライバーが調子良かった」みたいに、一方だけに偏ってしまうことがあります。

ですから本来はスイングを変えないことがベストですが、ときには変えてでも打たなくてはいけない場面があります。
例えばボールに高低差を出したいときです。

ドライバーショットで飛距離が欲しいと考えているとき、突然すてきなフォローの風が吹いてきたとしましょう。
最良の方法は風に乗せること、つまり高いボールを打てば、あとは風が飛距離を生んでくれることになります。
一方でアゲンストであれば、なるべく低いボールで風の影響を受けないようにしたいと考えても不思議ではありません。

こんなときは腰の位置を変えるだけで簡単に高いボール、低いボールを打ち分けることができます。

両腰の位置の高低差でボールを打ち分けることができる

それではボールの高低差の打ち分け方を説明します。

まず高いボールを打つときには、左腰の位置を高く右腰を低くします。
両腰のレベルを変えるには体重を移動するだけです。
右側に体重をかけると右腰が低くなりますが、あまり極端にするとスイングにならないので注意が必要です。
通常の体重配分が5:5であれば、高いボールを打つときには4:6にかえる程度です。

ここで注意する部分は中心軸ごと右側に移動するのであって、上体だけを傾けるわけではありません。

これによってインパクトでクラブフェースに角度ができて、あとは通常通りにスイングすれば高い弾道で飛び出して行きます。

反対に低いボールを打つときは、体重配分を6:4と左側に中心軸を移します。
中心軸を左側に移動すると、左腰は低く右腰が高くなります。
この状態でボールの後ろにヘッドを置くと、フェースは閉じた状態になります。
つまりロフト角が立った状態なので、打ち出し角度は低くなるわけです。

このようにわずかな体重配分によって、基本的なスイングを変えずにボールに高低差を出すことが可能になります。
そして腰の高さをチェックすることで、中心軸が移動したかを確かめることができます。

事前に左右の腰の高さを変えて練習しておこう

腰の位置が高いか低いかは、ゴルフのスイングにはあまり関係はないと思います。

メジャーの選手、例えばタイガー・ウッズが「腰を低く」なんて表現することはないでしょうから、あまり神経質になる必要はないと思います。

腰の高さで気にしたいのは、左右のバランスで右が高いとき、左が高いときにどんなボールを打てるかは、事前に確かめておくとよいと思います。

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