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米ゴルフツアーのプロゴルファーの年金はすごすぎる!

2017.3.28

米ゴルフツアーと言えばその優勝賞金の大きさはみなさんご存知ですよね。
2015-2016年シーズンの賞金総額はなんと約350億円でした。
フェデックスカップだけでも優勝賞金が約10億円です。
アメリカンドリームと言われるのも納得です。

驚くことに賞金だけでなく米ゴルフツアーのプロゴルファーの年金もまたすごいのです。
夢のようだけど本当の話をしていきましょう!

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米ゴルフツアーのプロゴルファーの年金制度

ここで驚くべき米ゴルフツアーのプロゴルファーたちの年金制度のお話しをしましょう。
1983年から米ゴルフツアー組織がスタートさせ、賞金とは別に大会の予選を通過した選手全員に順位別の積み立てを始めました。
各選手個人の口座を作って、金額は毎年異なりますが、年間で1人約1600万円の積み立てをしています。

また優勝賞金約10億円と言うフェデックスカップの賞金もそこへ組み込まれるようになりました。

あくまでも積み立てであり、すぐには貰えないので、先が長い選手にとっては若干の不安はあるかもしれません。

しかし節税対策になる上に、運用さえ間違わなければ、受け取る際には倍、もしくはそれ以上になる可能性があります。

あくまでも噂によるものですが、あのタイガー・ウッズは年金総額が毎月5億円と言われています。

総額が100億円を超える選手が続出し、毎年平均約1600万円を積み立てて、20年間活躍した選手で、60歳になったときは約20億になるという計算になります。

年に1億使ったとしても、生涯獲得賞金を合わせたら、使い切れない金額ですよね。

米ゴルフツアーで活躍した丸山茂樹選手の年金

オリンピックでのゴルフ総監督にもなった丸山茂樹選手。
若いころは、オフシーズンの時にタレントとしても活躍していた多才な選手です。

そんな彼は2000年~2011年の11年間、米ゴルフツアーで活躍していました。
2000年~2006年までは、年に約1億円以上の賞金を獲得しています。
それにスポンサー等も付いていたので、年収は2~5億円くらいだったでしょう。
それだけでも、サラリーマンの生涯で稼げる金額が平均2~3億円と言われているので、凄いことです。

米ゴルフツアーで10年間70位以内をキープすると、30~40億円の年金が受け取れます。
丸山茂樹選手は、6年間米ゴルフツアーで70以内をキープしたので、30億円とまでは行きませんが、それ相応の年金を生涯で貰える計算になるのです。

現在アメリカ在住の丸山茂樹選手。
ロサンゼルスのベルエア地区に所有していた大豪邸を約18億円で売りに出したというニュースも報道されました。
プール、テニスコート、サウナ、オーディオルーム、寝室6個、バスルーム9個と言う夢のような大豪邸。

そうなると現在活躍している松山秀樹選手の年金がいったいどうなるのか想像もつきません!

米ゴルフツアーのプロゴルファーの年金が凄い理由は

ここで大きな疑問が出てきませんか?

「なぜ米ゴルフツアーの選手たちの年金ってそんなに凄いの?」と。

なぜかといえば米ゴルフツアーの資金力は、とてつもなく強いからなのです。

そのほとんどが莫大な放映権料金収入によるものです。
これはタイガー・ウッズ選手のおかげと言っても良いでしょう。

タイガー・ウッズ選手の神がかったプレー見たさに、世界中に放映権がバカ売れしたのです。
今や150か国以上で米ゴルフツアーを見ることができます。
そこで得た莫大な収入を選手たちに還元しているのです。
言葉は悪いかもしれませんが、収入源の大元は選手たちのプレーですからね。

もちろん年金だけでなく、現役選手への待遇も完璧です。
様々なサポートという付加価値があるので、米ゴルフツアーで絶対にやっていきたい!という選手たちのモチベーションもどんどん上がります。
そうなると、みんなが良いプレー、良い試合をするので、視聴率も増えます。
それが米ゴルフツアーの更なる収入になるのです。

また1度でも優勝すれば、生涯ツアーカードを貰えます。
米ゴルフツアーの観戦は自由、練習場も好きなように使えるものです。
そういった過去の優勝者に対するリスペクトな待遇もあります。

米ゴルフツアー自体が選手を大切にしているからこそ発生する莫大な収入なのかもしれません。

フェデックスカップのボーナスが年金に

米ゴルフツアーの政策理事会は、フェデックスカップの賞金約10億円をなんと年金として支払うことを決めたのです。
つまりフェデックスカップで優勝したとしても、その賞金を手にするのは、引退した後ということになります。

引退後に10億を手にすると考えたら、普通の人ならウキウキするかもしれません。
しかし現金で貰えると思っていた選手たちからは批判的な声が出ました。

タイガー・ウッズ選手は、

「年金を受け取る年齢になり、それが使える頃には、私は死んでいるかもしれない」

と話し、フィル・ミケルソン選手は、

「この話を聞いた時には、すごい金額が勝者に渡されるのだから最高だと思ったけど、勝った人間が何年もそれをみることが出来ないなんて、やっぱり目の前に札束があった方がカッコ良いと思う。」

と話しています。

ベテラン選手でもこう話すのですから、年金を受け取るまでかなりの年数がある若い選手はもっと不満があるでしょう。

しかしこれには、2つの理由があります。

1つは、節税です。
賞金として貰ったら、4~5億円は税金として支払わなければなりません。
もう1つは、高額宝くじのようなもので、獲得したらツアープロを辞めるという選手が出てくる可能性もあるからです。

日本男子ゴルフツアーの年金制度は?

こんな大きな年金の話をした後に、日本ゴルフツアーの年金制度の話をしたら悲しくなってしまうかもしれません。

日本男子ゴルフツアーの年金制度はあり、5年で有資格者となります。
65歳から15年間「年額22500円」が支給されます。
1か月あたり、1875円が80歳まで支給されるのです。

米ゴルフツアーの年金と比べること自体が失礼な気すらしてしまいます。

このことに関して、日本ゴルフツアーは、

「一時期、制度の導入を検討しましたが、放映権料などの収入が莫大な米国のツアーと比べると財源面で劣りますし、各選手からお金を集めて運用してもメリットが少ないため、結局断念しました」

と話しています。

日本ゴルフツアーの財源は、トーナメントスポンサーからの運営協賛費と、選手が稼いだ賞金額からの天引きが主なのです。

衝撃なのが、テレビ放映権料は無料ということ。
視聴率が男子ツアーで5%そこそこなので、テレビ中継は赤字同然なのです。

これでは年金どころの騒ぎではありませんよね。

またここ数年人気を上げている日本女子ゴルフツアーには年金制度はありません。
いつの日か年金制度ができるのでしょうか。

米ゴルフツアーの凄いところはまだある

米ゴルフツアーは、夢のような年金や莫大な収入だけではありません。

米ゴルフツアーは、トーナメント開催地に莫大な寄付もしているのです。
医療や福祉、教育などに年間約100億円もの寄付をしています。
これまで寄付した金額は、約2000億とも言われています。

このように寄付する金額を見ただけでも、放映権料の収入の凄さが分かります。

フロリダ州の広大な敷地に本部自社ビルを持ち、この中には世界殿堂ホールもあります。アメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアと連携し、世界的規模でツアーも拡大しています。
まさに「ゴルフ王国」と言っても良いでしょう。

ツアーで活躍する選手たちのレベルも凄いのですが、米ゴルフツアーには、ビジネスに長けた人たちがいろいろなアイデアを出し合い、巨大ビジネス産業として確立させているのです。

前述したように、米ゴルフツアー自体が選手たちを大切にしているので、選手たちも米ゴルフツアーに信用を置き、彼らに報いようとプレーにも全力を注ぎ、ファンに対しても驚くほどの神対応をしてみせるのです。
そういった選手たちをファンも強く支持するようになります。

このように日本ゴルフツアーの正反対で、良いサイクルが完全に出来上がっているのです。

どうすれば日本ゴルフツアーは変わるのか

米ゴルフツアーの夢のような本当の話をしてきましたが、日本ゴルフツアーがこのようになるにはどうすれば良いのでしょうか。

まずは手に汗を握るような試合を視聴者に見せることではないでしょうか。

青木功選手、ジャンボ尾崎選手、中嶋常幸選手が実力を競い、強豪な選手が勢ぞろいしていた時代は、日本ゴルフツアーの人気は高かったのです。

あのときのような試合をまた作っていくことしかないように思えます。

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