実績年数が少ないまま製造終了したナイキのゴルフクラブ評価

ナイキと言えば、タイガー・ウッズやローリー・マキロイ選手を思い出します。

スポーツブランドとしてはゴルフだけでなく様々なスポーツにおいて世界的に有名です。
しかし、ゴルフ場でナイキのゴルフクラブをバッグに入れている人ってあまり見かけないですよね。

果たしてナイキのゴルフクラブの評価って実際どうなのでしょうか?

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クラブメーカーの実績年数の少ないナイキのゴルフクラブ

ナイキのゴルフ事業参入には、タイガー・ウッズの存在が大きく関わっています。

1996年のタイガー・ウッズがプロ入りし、同年10月にプロ初優勝を飾りました。
その際にタイガー・ウッズが被っていたキャップの正面にはナイキ「スウッシュ」のロゴがありました。

ゴルフ界の新星がナイキを契約したことは大きなニュースにはなったのですが、その時点で、ナイキはゴルフボールやゴルフクラブを扱っていませんでした。

ナイキは1998年のゴルフボールの発売に伴いナイキのゴルフ部門を始めたのです。
その時点では、タイガー・ウッズはまだ他社のボールを使用していました。

彼がナイキのボールを使い始めたのは2000年からで、そのボールは糸巻き構造とは違い、ボールのセンターに合成ゴムを使ったソリッドボールでした。

彼がこのボールで驚異的な飛距離を出したことで、他のプレーヤーを圧倒したのです。

これらの評価をもとにプロが使用するボールは糸巻きからソリッドボールへと変わりました。

ナイキとタイガー・ウッズがゴルフボールの歴史を動かしたのです。

そして2001年に初めてドライバーを発売、その後2002年には全ゴルフクラブが発売されました。

つまりクラブメーカーとしてはわずか14~15年だったのです。

ナイキのゴルフクラブのビジネス評価は

ナイキの2015年の売り上げ高は約3兆3660円と世界一のスポーツメーカーと言われるだけあります。

その中でのゴルフビジネスの売り上げ高は約848億円と全体の2.5%程です。

ゴルフ用品と一言で言っても、シューズやウェア、ゴルフクラブにボールとたくさんあります。
売り上げをカテゴリー別に発表されていないので、2.5%のうちに何が一番なのかは分かりません。

金額だけで見ると、2016年上半期で約710億円と大きく感じますが、実際は前年比で8.2%減と低迷続きのようです。

世界ランキング上位のタイガー・ウッズやローリー・マキロイといった有名選手との契約をしていますが、それに見合うクラブ用品の売り上げはないようです。

契約プロたちの評価は高いものの、ブレードアイアンなど難しいクラブの印象を与えてしまい、アマチュアゴルファーへの評価はいまいちだったのが原因でしょう。

またそれをもとにアベレージゴルファー向けのクラブを出してしまったことで、よりクラブに対しての中途半端な印象を世間に与えてしまいました。

しかし結局のところタイガー・ウッズの成績不調が一番の大きな要因であると考えられます。

ナイキのゴルフクラブ自体の評価は

最近でこそナイキのゴルフクラブの酷評が目立ちますが、依然の評価は決して悪くはありませんでした。

ナイキのゴルフクラブの性能は、契約プロの実績から見ても他社に劣ることはなかったからです。

しかしゴルフブランドとしての実績年数が浅いことから、他のメーカーからナイキゴルフへという人は少なかったようです。

ウェアやシューズは、安価なものも多くシェア率は高く評価も高かったようですが。ゴルフクラブに関しての評価は思うように高くなりませんでした。

多くのゴルファーは、ナイキがゴルフ参入する前からゴルフを始めています。
そういった人はブリヂストンやダンロップといった歴史の長いゴルフクラブを愛用します。

そのような理由から熟年ゴルファーには評価が低いものの、若い世代の人からの評価は高かったです。

そんな若い人に支持される理由の1つに、他のクラブに比べて安価なこともありました。
とくに初心者ゴルファーであれば、有名ブランドのゴルフクラブが新品で安く購入できるとあれば、うれしい限りですよね。

タイガー・ウッズ使用モデルVR PROブレードアイアンの評価

ナイキで1番評価の高いモデルと言えるのが「VR PROブレードアイアン」です。

タイガー・ウッズ使用モデルと言うこともあって人気絶大でした。
軟鉄鍛造・マッスルバック・ダイナミックゴールドと揃っていて、いかにも上級者向けです。
限られたゴルファーのみに高い評価を得られると言っても良いでしょう。

すくい打ちでは絶対に球は浮かず、ダウンブローでないと高さを出せません。
またタイガー・ウッズだからこそ飛距離を出せますが、一般ゴルファーが使用しても思うような飛距離を出すことはできません。

飛距離よりも正確性を重視したアイアンと言って良いでしょう。
ですから操作性にはかなり長けています。
自身が望む曲線を描いていけるので、様々な状況に対応できるでしょう。

操作性よりも直進性を優先したい人には低い評価となるのは間違いないのです。

上級者でアスリートタイプの方からの評価が高いのも納得の作りになっています。
クラブ製造に関するこの方向性を維持していれば、ナイキのゴルフクラブが撤退することはなかったのかもしれませんね。

ナイキのゴルフシューズとウェアの評価

ゴルフクラブの評価は低迷気味でしたが、ゴルフシューズやウェアの評価は良いです。
それが、ゴルフクラブを撤退しても継続していく理由でしょう。
継続と言うよりも、より力を入れていくとメーカー側は話しています。

ゴルフクラブは実績年数や性能の進化など評価を得るには参入の遅かったナイキはかなり不利でした。
しかし他のスポーツでも世界で多くのシェアを得ているナイキであればウェアやシューズで高い評価を得られることは容易と言えます。

ナイキゴルフのウェアやシューズは、シンプルなデザインの中にも斬新さを加えていることでたびたび注目を浴びています。

最近ではミシェル・ウィー選手が、ハイカットのゴルフシューズを履いていることで注目を集めました。

ゴルフでは踏ん張る足元がかなり重要視されていますが、ハイカットにすることでさらに足にフィットし素足のような履き心地になるようです。

最大のメリットは、スイングで左右の足の動きをサポートしてくれることと、芝や小石がシューズ内に入るのを防いでくれることです。

クラブ同様、熟年ゴルファーには斬新すぎて受け入れられるのは難しいかもしれませんが、女性や若者などおしゃれゴルファーには注目されています。

ナイキのゴルフクラブは現在市場に出ているのがラスト

ナイキのゴルフクラブへの評価は賛否両論です。
しかしゴルフクラブというのは人それぞれ感じ方が違うので当然と言えます。

ナイキは、ゴルフクラブとボール、キャディバッグの事業から2016年8月に撤退することが発表されました。
今後ナイキからゴルフクラブの新商品が発売されることはなくなってしまったのです。

現在市場に並んでいるゴルフクラブが最後になります。

まだ打ってみたことのない方は、様々な評価に左右されず、一度打ち納め気分で試打してみると良いでしょう。
打ってみたら意外と相性が良いなんてこともあり得るかもしれません。
しかしそう感じでも新製品に出会えることはもうないので、とても残念に思ってしまうかもしれませんが。

世界で活躍する多くのプロ選手がナイキと契約していましたが、その選手たちがどのクラブになるのかも非常に注目されました。

あのローリー・マキロイ選手は、ナイキのクラブを全て、キャロウェイとタイトリストに変更しました。
そして1番注目されたタイガー・ウッズ選手は、ウッド系を全てテーラーメイド、それ以外は古いモデルのナイキをそのまま使用しているようです。

評価に左右されず参考にだけしよう

ナイキのゴルフクラブの評価は決して高いものではありません。
しかしもちろん高評価をしている人もたくさんいます。

ゴルフクラブに関してはあくまでも個人の意見として参考にするだけにしましょう。

ゴルフクラブとは実際に自分が打ってみた感じで決めるのが大事です。

新製品には出会うことはもうありませんが、一度試打して自分なりの評価をしてみましょう!