マッサージは全身運動であるゴルフには必要不可欠なのです!

最終更新日:2017/03/11

ゴルフにはあまり激しい運動と言うイメージはありません。
「中年の趣味」と言った間違ったイメージからそうなっているのでしょう。

しかしゴルフは全身運動のスポーツで、練習やラウンドの後はかなり筋肉が疲れているのです。

そんな疲れを癒すために、ゴルフの後のマッサージは必要不可欠です。

今回はそんなゴルフのためのマッサージについてお話します。

ゴルフってマッサージが必要なほどの運動なの!?

ゴルフはカートに乗らなければ、1回のラウンドで6、7kmは歩きます。
それだけでも結構な体力を消耗し、疲れるスポーツだと言えます。

また歩くだけでなくスイングにおいても、足や腕、腹筋に背中と全身の筋肉を使います。
ゴルフをしている方なら分かるでしょうが、日頃使わない筋肉を目一杯使います。
プロゴルファーになるとなおさら酷使するでしょう。

みなさん専属でマッサージをしてくれる人がいて、試合後は必ず少なくとも30分くらいはマッサージを受けます。
疲れを癒す目的でもあるし、故障を予防するための施術とも言えます。

ゴルフに限らずスポーツ界では、運動の前後にマッサージを受けるのは常識です。

しかしアマチュアゴルファーでそこまで気を使っている人は少ないです。

運動の後にマッサージをしないと必ず疲労は残ります。
プロゴルファーのように翌日もプレー!と言う人はいないかもしれませんが、仕事や家族サービスだと言う人はたくさんいるでしょう。

だるい体の原因は、ゴルフではなく、その後のマッサージの有無かもしれませんね。

 

運動後のマッサージ効果とは

筋肉に疲労を残さないためには、運動をした後すぐのマッサージやストレッチです。

普段ラウンド後にお風呂に入る人は多いでしょう。

そんな入浴後の血行が良い時にマッサージやストレッチを行うのがベストです。

入浴後に脱衣場で軽くマッサージを行うだけでも大きく違います。
別にプロゴルファーのようにマッサージ師に頼む必要はないので、簡単なセルフケアだけでも行いましょう。

またマッサージやストレッチをすることでの効果とは、

・血液の循環促進させる
・神経系の過活動の鎮静させる
・関節などを正常な状態に戻す
・機能が減退している筋肉や神経の興奮を高めて機能を回復させる
・筋肉や神経、内臓を刺激することでそれらの機能の調整をする

これらのうち疲労解消に直結するのが最初の3つです。

また入浴後の血流の循環が良いときにマッサージを行うと体と心のリラックス効果も得られます。

5分や10分と言う短い時間のマッサージであってもこれだけの効果をもたらすのです。

 

入浴後にオススメのマッサージ

短時間で大きなマッサージ効果を得るには入浴後がベストです。

マッサージの基本は末梢から心臓に向かって揉んでいきます。

服の上からでなく、できるだけ皮膚に直接行ってください。

適度な力加減は、気持ち良いくらいです。

まずは長時間歩くことで一番負担の掛かるすねのマッサージです。

くるぶしから膝に向かってまずは軽く擦ります。
その後に親指ですねをくるぶしから膝に向かって軽く押します。

次に運動での疲労を残したままだと肉離れなどの怪我にも繋がるのがふくらはぎです。

ふくらはぎ部分をすねと同じようにマッサージします。

そしてスイングで最も使う股関節や膝に関わる筋肉が集まるのが太ももの裏です。
すねやふくらはぎと同じ方法なのですが、膝から付け根に向けて行いましょう。
太ももは範囲が広いので、手全体を使うと良いでしょう。

それから肘や肩の動きにかかわる筋肉が集まっているのが前腕部から上腕部です。
スイングでかなり酷使した部分なので入念に行ってください。

手首から肩に向けて軽く擦り、その後指を使い押します。
肘側とその内側の両方行いましょう。

これだけで約10分ほどのマッサージになります。

湯冷めする前に終われる程度なのでぜひやってください。

 

ゴルフボールで運動で疲れた体を簡単マッサージ①

ゴルフの疲れをゴルフボールでマッサージしましょう。

グリップを握る手のひらは、意外と疲労困憊です。
そんな手のひらにゴルフボールを挟んで、ゆっくりと円を描くように回してほぐしてください。
あまり力を入れすぎないようにします。
気持ち良いなくらいの力をかけて、くぼみから親指の付け根のあたりまで転がします。

指の付け根のあたりにもボールを通して、指のこりもゴリゴリとほぐしていきましょう。
時計回りで20回くらいまわしたら、次は反対回りで20回まわします。

最後に手首から腕の内側へ軽くボールをころころと転がしていきましょう。

このときに肘の方へリンパを流すように意識してください。

手のひらは足の裏同様、ツボの多い場所です。
ですから手のひらマッサージは、ボールを追うのに凝視して疲れてしまった目や緊張でパンパンに張ってしまった肩の疲れなど、手のひらだけでなく運動で疲れきった全身の疲労回復になるのです。

 

ゴルフボールで運動で疲れた体を簡単マッサージ②

ゴルフは全身運動と言っても、やはり一番疲れるのは足です。

そこで、足裏でゴルフボールを踏んで転がすころころマッサージをオススメします。

ご存知の人は多いと思いますが、足の裏は神経やツボが集中しているので、マッサージをするとむくみ解消や疲労回復になります。

とくに土踏まずのやや真ん中上のあたりにある「湧泉」というツボを意識してください。
つま先から土踏まず全体で前後に転がすと、より効果があります。
痛気持ち良いマッサージを楽しんでください。

次に首や肩のマッサージです。

コリをほぐすために、手のひらにボールを乗せて、首筋から肩にかけてころころと優しく転がします。

まずは両手に1つずつボールを乗せて、首の付け根から肩にかけて上から下へリンパを流すことを意識してマッサージしていきます。
肩先と首の付根のちょうど中間にあるツボを、ボールを押し当てながらゆっくりと転がしましょう。

肩のコリを解消すると全身の血行が良くなり、疲労回復だけでなく代謝もアップするでしょう。

 

セルフケアもいいですがたまには本格的に

上記してきたようなセルフケアマッサージで、ゴルフや他の運動での疲労回復等には十分です。

しかし、たまにはプロゴルファーのように本格的なマッサージケアをしてもらうのも良いでしょう。

セルフケアである程度の疲れは取れます。

しかしそこはやっぱりプロ。
セルフケアとはまた全然違ったレベルの疲労回復を感じることができるでしょう。

セルフケアマッサージでは、疲れが取れてだるさがなくなる程度です。
しかしマッサージ師のマッサージを受けると、疲れが取れてだるさが無くなるだけでなく、自分の体でないみたいに軽くなります。

大袈裟かもしれませんが、施術後は他の誰かと体が入れ替わったのではないかと思うくらいです。

マッサージも決して安くはないので、しょっちゅうとはいきませんが、たまのご褒美に本格的なマッサージを受けるようにすると良いでしょう。

巷に格安マッサージ等ありますが、きちんとしたところでないと揉み返しや逆に疲労感が増したりするなどが起こるので気を付けてください。

 

日頃の運動、ストレッチ、マッサージが大事

ゴルフは日頃使わない筋肉を使うので筋肉痛になる人が結構います。

ラウンドや練習前後のマッサージをオススメしましたが、実は一番大事なのは運動やマッサージ、ストレッチを日頃から毎日しておくことです。

時間がないと言うのは単なる言い訳にしか過ぎません。

運動は確かに難しいかもしれませんが、マッサージであれば、空いたちょっとした時間でもできるのでなるべく日常生活に取り入れるようにしましょう!