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森田理香子選手の使用クラブやシャフトの変化が齎したこと

      2017/02/14

森田理香子選手の使用クラブやシャフトの変化が齎したこと

森田理香子選手と言えば2013年に賞金女王に輝いた華やかなイメージ。
そして2016年にシード権を失った涙に濡れたイメージ。
と2つのイメージがあります。

そんな森田理香子選手の2013年から2016年に掛けて変化してきた使用クラブからシャフト。
そしてそれに伴い変化していった彼女の成績について見てみましょう。

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森田理香子選手の2013年~2015年までの使用クラブとシャフトは

森田理香子選手と言えば、完成された美しいボディターンで270ヤードも飛ばすドライバーショットが魅力です。

森田理香子選手の2013年~2015年まで使用していたドライバーは、「SRIXON Z725」です。

ロフト9.5度、シャフトは藤倉ゴム工業モトーレスピーダー661のフレックスSでした。

アイアンは5番~PWが、ダンロップスリクソンZ545でした。

ダンロップスリクソンと言えば、男子では松山英樹プロが愛用しています。

アマチュアの目からは、切れ味が良さそうな如何にも上級者向けといったクラブのイメージです。

当時のドライバーの重心距離は36.0で重心角は24.7度、アイアンの重心距離は35.0(2015年は35.9になっています)で重心角は11.9度(2015年に11.1度になっています)でした。

2013~2014年の活躍を考えると、ドライバー・アイアン共に重心距離の短いものを好み、重心角も比較的大きめのクラブを選択しているようです。

2015年から重心距離から重心角に大きな変化が出てきたようです。

ドライバーはそのままですが、アイアンのみ重心距離の長いものに変更しています。
故にドライバーとアイアンの重心距離がほぼ同じになってしまっています。

これが彼女の成績を変えたのか、成績が変わったからこのクラブになったのかは分かりません。

 

心機一転森田理香子選手の2016年の使用クラブとシャフトは

森田理香子選手がシード権を失い、涙した姿が記憶に新しいです。

2016年からクラブ契約がダンロップからプロギアに変更しました。

ドライバーはid nabla RSドライバーです。

ロフト角は9.5度、シャフトはグラファイトデザインTourAD PT6のフレックスSRです。

アイアンは5I~PWが、id nabla Tourアイアンです。

森田理香子選手自身が「顔が凄くカッコイイ」と大絶賛で、かなり惚れ込んでいたようです。

ドライバーの重心距離は36.7、重心角は26.7度です。

アイアンの重心距離は36.2、重心角は11.8度です。

ドライバーの重心角が大きく2度、アイアンはさらに重心距離を長くし、重心角を大きくしました。

賞金女王のときに比べると、ドライバーの重心距離は0.7mm長くなり、重心角度は2度大きくなりました。

アイアンの重心距離はは1.2mm長くなりましたが、重心角はほぼ同じです。

プロにとって操作性能の違いは弾道に大きく影響が出ます。

心機一転と言いたかったのかもしれませんが、あまりもの大きな変化に2016年は対応しきれなかったのがシード権喪失に繋がったのかもしれません。

 

森田理香子選手の使用クラブとシャフトは全て変更していた

2016年シーズンファイナルでは森田理香子選手の使用クラブとシャフトは全て変わっていました。

ドライバーはそのままでしたが、アイアンが大きく変わっていました。

アイアンがid nabla RS FGからid nabla RS TUに変更。
これは大幅に操作性が変わってきます。

重心距離が0.5mm短くなりましたが、重心角は3.8度も一気に小さくなっています。

彼女のショットの不安定さがこの変化によく表れています。

試行錯誤中なのでしょうか。

こればかりは本人に聞いてみないと分かりませんが、基本的に同じプレーヤーがここまで操作性に差のあるクラブを選ぶというのは非常に考えにくいことです。

あくまでも推測ですが、2015年、2016年のクラブ変更でドライバーとアイアンに違うミスが出るようになり、今まで以上に左のミスが出るようになりました。

その反動が、今までとは全く違うアイアンを選択することになったのかもしれません。

そしてドライバーもまた同じ理由から大幅な変更になったのかもしれません。

 

プロはクラブやシャフトをあまり変えない

森田理香子選手が2016年にクラブ使用契約を変えたことで結果を出せないと指摘する内容を目にしました。

アマチュアは新しいクラブを手にして飛距離が伸びたら大喜びします。
しかし1打1打に生活が掛かっているプロとなると話は変わるようです。

森田理香子選手自身も「新しいクラブは飛距離が確実に伸びている。ただ細かい距離感など試合で慣れていかないといけない面もある。そこはクラブを信じて打つだけでしょう」と語っています。

プロが飛距離アップをすると「飛びすぎたらどうしよう」という不安から、インパクトが緩んでしまう可能性が出てくるのです。

メーカーとスポンサー契約を結ぶと、売り出される新製品を使わなくてはいけなくなります。

クラブは自分になじんだモデルを使い続ける方が成績は安定するはず。
クラブに限らず、シャフト一つでも大きく変わってきます。

いつも同じリズムでスイングできるクラブが信頼できるし、ミスの原因が分かりやすくなります。

協会相談役の樋口久子さんも、数えるほどしかクラブを変えておらず、10年以上同じモデルを使い続けたこともあると話しているほどです。

森田理香子選手の復活はプロギアが自身に馴染んだ時になるかもしれませんね。

 

2016年にクラブ契約変更したのは森田理香子選手だけじゃない

森田理香子選手に限らず2016年にクラブ契約を変更した選手がいます。

ツアー通算7勝の飯島茜選手はミズノとの契約を解消し、グローブライド(オノフ)とクラブ5本の使用契約を結びました。

師とする片山晋吾選手のアドバイスから愛用するメーカーにしたのですが、やはり馴染むのには時間がかかるのか、2015年は1勝し賞金ランキング15位だったのが、2016年は32位と下がってしまいました。

しかし飯島茜選手はシャフトに変更はなくそのままです。

比嘉真美子選手は、2012年のルーキーイヤーから使い続けたブリヂストンからフリーになりました。
開幕戦では1Wからアイアンまでピンで揃えていたのですが、途中からキャロウェイ一式に変わっていました。

これぞフリーの特権です。

バッグとキャップはピンですが、中身はキャロウェイと不思議な感じでした。
彼女は、クラブからシャフトまで総入れ替えしました。

しかしフリーになった結果は、2015年は賞金ランキング95位でしたが、2016年は賞金ランキング34位と、どうやらキャロウェイが彼女に合うようです。

契約変更で明暗がはっきりと分かれたようですね。

 

アマチュアであってもクラブやシャフトを変えるのは慎重に

森田理香子選手には申し訳ないですが、クラブやシャフトを大きく変えたことで悪くなった例として挙げました。

プロ選手はクラブをあまり変えない方が良いという話をしましたが、アマチュアであってもクラブやシャフトを変えるときは慎重にならなければいけません。

アマチュアは、プロのように合わないからと言ってフィッティングしてこまめに調整することはできません。

クラブだってけっして安いものでもありません。

もちろん中には、合わないからとすぐに買い替えをするようなリッチな方もいるでしょう。

しかし一般的に考えるとそうもいきませんよね。

自分の現在のヘッドスピードや技術的なこと、癖などをしっかり自己分析してピタリとくるクラブに出会うまで買い替えは控えましょう。

まずは、何度もいろいろなクラブを試打すること。
またネット等で口コミを見て興味のあるものを絞っていくのも良いでしょう。

とにかく、実際に打ってみて感触を確かめてみることが大切です。

現在使っているクラブに限界を感じたとしても、すぐに買い替えすることはオススメしません。

アイアンとなると長い付き合いになるでしょう。
ですから、ショップや工房の人とじっくり相談しながら試打を重ねて、これだ!と思うまで購入は控えましょう!

 

2017シーズンの森田理香子選手の活躍を願う

森田理香子選手は、シード権を失ってしまい、2017年はステップアップツアーからのスタートとなるでしょう。

クラブ契約変更やイップス問題など越えなければならない障害はたくさんありますが、2013年のときの輝きを早く取り戻して欲しいです。

2017シーズンでレギュラーツアーで見られることを楽しみにしています!

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