ゴルフの練習量はもちろん多いほうがいい。ホント?ウソ?

最終更新日:2016/11/13

ゴルフの練習量は多い方が良いに決まっていますよね。

でもゴルフ練習場で打ち放題だったら、スイングチェックよりも、とにかく沢山打った方が得と考えている人いませんか?

もしかしたら、間違ったスイングをひたすら繰り返して、技術の上達は何一つないかもしれません。

そう考えるとゴルフの練習量は多すぎることもデメリットになりうると思います。

そこで今回は上達とゴルフの練習量の関係についてお話ししていきます。

ゴルフの練習量が多くても上達しないタイプ

ゴルフ練習場でボールをいくつ打ったか、というゴルフの練習量にだけ注目しているタイプの人は上達しません。

人工芝の上でナイスショットを数多く打ってもそれはよく言う「練習場シングル」さんです。

ゴルフ場では起伏があります。

ゴルフ練習場のようにいつも平坦なところで打てるわけではないのです。

ですから、ゴルフ練習場では『量』より『質』を大事にする練習が上達できる練習法です。

500球フルショットで我武者羅に打っても身につきません。

もしその500球全てが間違ったスイングだったとしたら、無駄な500球だったということです。

1球1球きちんと自分のスイングを確認しながら練習してください。

また、全部フルショットするのではなく、フルショットの回数を減らして、ハーフショットやクウォーターショットなどを多めに練習するようにしてください。

その練習こそがラウンドしたときに役立つショットを得意にさせてくれます。

足元が平坦でないところでのフルショットはミスを生むだけです。

ですから、実際ラウンドではフルショットを打つ回数というのはあまりありません。

ゴルフの練習量が少なくて上達しないタイプ

ゴルフの練習量が少ない上に、集中もしてなくて中身がなければ上達のしようがありません。

ただ打ってるだけでは何の意味もありません。

ツアープロは50球だけの練習の日もあります。

しかしその50球に集中していますし、1球1球打つときにしっかりと自分の注意するポイントを押さえています。

練習量が少なくても、練習時間は多いです。

練習のやりすぎはダメだ!というところだけを鵜呑みにして練習量を減らしたからと言って上達するなんて調子のいいことはないのです。

休むこともなく連続で100球打つようなタイプの人が一番上達しません。

ナイスショットしても、ミスショットしてもただ打ち続ける。練習量を減らしたといっても、良かった点、悪かった点を考える時間を作る必要があります。

少なくともショットの合間に必ず空スイングをすることをオススメします。

また少ない練習量で何週間に1回というのもまた上達しません。

次の練習まで身体や頭が忘れてしまいます。

練習量を減らす分練習に行く回数は増やすようにした方が良いです。

ゴルフの練習量が少なくても上達するタイプ

ゴルフの練習量が少ないのに上達する人は無我夢中にボールを打つのではなく、きちんと考えて練習しています。

まずドライバーはあまり練習しません。

ラウンドでも最大使って14回です。

日々の練習ではそこに重きを置かないのです。

それよりもアイアンやウェッジの練習に集中している方が多いです。

フルスイングでの練習はあまりしません。

フルスイングはいかにも練習している感がありますが、意味を成しません。

スイングの基本は力を入れることではなく、適度に力を抜くことです。

自分のフルスングの8割程度の力で振るのが上達する練習の1つです。

また、きちんとリズムを意識して練習しています。

とにかく早くたくさん繰り返し打ち続けてはたくさん打った感はあるでしょうがただ自分を疲れさせているだけです。

ラウンドのときにそんな打ち方をしますか?

練習量が少なくても上達する人はラウンドと同じ様にということを意識して練習する人です。

そうすることでいざ本番!という時に緊張することなく「練習通り打てば大丈夫」とメンタル面での練習にもなっているのです。

ゴルフの練習量が多いから上達するタイプ

上達する人は練習のメリハリがあります。

練習量が多いことで上達する人は、自分の改善ポイントを決めている人です。

得意なクラブでも改善が必要な部分というのは出てきます。

そこだけに集中して、尚且つ身体に染み込ませるためにボールをたくさん打ちます。

プロの練習法がそうです。

ツアー前などはラウンドを意識して少な目の練習で本番さながらの集中した練習をします。

しかしプロだってスイングが崩れてきたり、スイングの形を変えたりします。

そんな時は1,000球くらい練習したりします。

スイングの形を身につける場合は反復練習をするしかないので、徹底的に練習します。

染み込ませるというのは、何も考えず無意識で打っても理想通りに打てるようになるまでということです。

ここまでの練習を必要とするのはシングルプレーヤーのレベルが必要です。

故に更なる上達を望む場合ということになります。

初心者や中級くらいの方が反復練習をどんなにしてもスイングが崩れる結果になってしまう可能性が高いので気をつけてください。

ゴルフの練習量が少ないタイプにオススメアイテム

練習量が少ない方は集中した練習もそうですが、ショートゲームの練習をよりすることが大事です。

そのためには自宅で空き時間でも簡単に練習できるパターマットが大事です。

パターマットはパットの練習だけでなく、アプローチの練習にも使えます。

また少ない練習だからこそ大切にして欲しいのがリズムです。

スマホのアプリにメトロノーム機能のものがあります。

これを使うと一定したリズムが取れるようになります。

芯を捉える練習に最適なのが、ショットマーカーです。

このアイテムはフェース面に貼り付けることでボールを打ったときにどこに当たったのかをマーキングしてくれます。

上手な方は真ん中だけが真っ青になります。

フェースのあちらこちらに当たる方は無残にも前面真っ青になってしまいます。

芯に当たると打感が違うのでわかりますが、どこに当たっているのかがはっきりと目に見えるのはまた自分の改善点を知るためには大切なことです。

10枚入りで数百円と安いのでばんばん使ってみてください。

また練習量が少なくても毎日クラブを握ることはとても大切です。

しかしスイングするスペースがないという方もいると思います。

家でも心配せずにスイングできる短い練習用クラブがあります。

またいらなくなった子供用クラブでも代用できます。

練習に行けない日もそれでスイングだけでもすることをオススメします。

ゴルフの練習量が多いタイプにオススメアイテム

スイング矯正等に使える「POWER振るマスターマシン」です。

これは矯正グリップなので正しいグリップを再確認できます。

たくさん練習していくと無意識にグリップも変わってしまうので再確認することは大切です。

またクラブ全体が重いので筋力アップにも繋がります。

練習量が多い分、筋力もつけておかないと身体を痛める原因になってしまいます。

またたくさんの練習の中、やはりグリーン周りの練習に比重を置いて欲しいのでパターマットは必須です。

長い距離を練習できるものであれば、できるアプローチの練習のバリエーションも増えます。

しかしさすがにロブショットの練習はできないのでそれをしたい場合、練習場所を作れる方であれば、アプローチ名人というアプローチ専用の練習器具を使うことをオススメします。

またラウンドではいつもフェアウェイにボールが行くとは限りません。

ラフの練習もしたい!という方にはツーウェイマットというものがあります。

1つのマットが短い芝と長いラフ芝になっています。

上記のアプローチ名人とセットで使えはアプローチへの不安はなくなるでしょう。

何事も無理をしないことが大事!

練習が多くても、少なくても練習の内容で上達は左右します。

大事なことは集中することと自分のペースですることです。

無理して練習量を増やしても集中力は続きません。

「できる範囲内」ということを大事にしてください。

何となく500球よりしっかり50球の方があなたのスキルは伸びます!

もちろん、しっかり500球打てる人なら練習量を増やしても何の問題もありません。

しかし実際のラウンドで考えてください。

スコア100の人で、パットを含めて約5時間で100球打つだけです。

もちろんラウンド中はかなり集中していると思います。

そのくらいの集中力で身の詰まった練習をするように心がけることをオススメします。